松木渓谷の山々の薄化粧を眺めながらの森作業
10月31日9時、森びと作業小屋玄関の寒暖計は7℃を示しています。カーラジオで、今朝の奥日光では氷点下を記録したことを伝えていました。なるほど、中倉山の北側斜面はその影響を受けて、僅かですがうっすらと雪化粧していました。
福原スタッフが楽しそうに薪ストーブを点火し、本日の作業ミーティングの開始。11月18日に開催する「秋の感謝デー」では「臼沢の森西」の植樹を予定、今日はその準備作業を行います。2年前に植樹した「臼沢の森西」の東側に隣接する36㎡の斜面に120本の植樹を予定していますが、動物たちの食害から苗木を守るために金網を張ります。
目の粗い金網ではシカなどの大型の動物から、そして目細かい網ではウサギなどの小型の動物からの食害を防ぐために、大切な苗木を守ります。
スコップや唐鍬で荒れ地を掘り起こして石などを取り除き、培養土32袋と黒土32袋を攪拌します。幼木の生長を促す為の欠かすことのできない土壌を作る事から始めました。鍬やスコップが沢山の石に当たる大きな音と衝撃を感じます。拳位の大きさから両手でやっと持ち上げられる位の大きさの石をなんとか取り除きました。
筆者は、単管・網・金網を固定するための針金を切る時、針金の長さを単管に固定する長さで切りそろえてしまいました。「どこに固定するのか、自分でやってみれば分かる」と先輩にアドバイスというか指摘を受け、勝手に思い込んで切りそろえてしまったことに気づきました。
「臼沢の森西」の植樹準備が終わり、下山する際、登山道の土留めの一部が壊れて、土砂が流れ落ちている箇所の補修を行いました。探し出した丸太にを鉄筋で固定し、安全な道としました。
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