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2017年11月の25件の記事

2017年11月 4日 (土)

秋の松木の静けさを味わう

今日の足尾は一日中雲の多い天気でした。気温も上がらず、動かないでいると寒さを感じるほどでしたので、少し火を起こしました。

Img_1291煙は見えないかな?

朝方、外国のソロクライマーの方が、これから皇海に向かうと言って通り過ぎて行きました。テント泊だそうです。落石とか危ないので気を付けてくださいネというと、笑顔で「ダイジョウブ!」といって立ち去って行きました。良い山歩きになるといいなぁ。

Img_1258結構コンパクトですよね。

そのあと、いつも来て下さる大木さんが立ち寄って、今日もお新香のおすそ分けを頂きました。お昼に美味しく頂いて残りはお持ち帰り。

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昨日の舎人当番、宗さんの置き土産の柿も頂くと(こちらもうまかった!)、お腹いっぱいになりました(来ていただいた人にもおすすめしました!)。

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大木さんからは、「みなさんの頑張りのお蔭で臼沢の紅葉がきれいですね。」とのお褒めの言葉ばかりか「みどりの募金」にもご寄附を頂きました。いつもいつもありがとうございます。

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午後、風が少し吹き出したと思ったら雨が降り始めました。ご夫婦らしきハイカーに声をおかけしましたが、「雨が降ってきたので早く帰ります。」と通り過ぎていかれました。残念。

Img_1257 その後、もう一組のカップルが雨宿りで立ち寄って下さいました。神奈川から車で見えられたとのこと。こういう時の足尾もまた味がありますが、季節を変えとまた素敵な一面がありますよ。(あと、神奈川のフォーラムもぜひご参加ください!)Img_1293_2

さすがにこんな日は、生きものもあまり動き出さないようです。コオロギが思いだしたように鳴いたとき、ケラの群れが渡るとき以外は、山を落ちる水音と、寒そうな風の音ばかりが響いていました。

Img_1259 秋の名残をもう少し留めておいてほしいなぁと思うと同時に、地球温暖化によって「秋」と言う季節がなくなるかもしれない昨今、一人ひとりの行動がより一層大切になってきているのだなぁと感じた一日でした(舎人:加賀、小黒 本日の線量:0.130μSv)。

2017年11月 3日 (金)

抜けるような青空の松木沢

3連休初日は、朝から夕方まで雲ひとつ湧かない一日でした。天候不順のせいか、紅葉の色が今一つの印象ですが、青空との相性は抜群でした。

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今日みちくさに立ち寄ったのは、お馴染み千葉県の写真愛好家・Tさんだけでした。「1か月半ぶりの松木沢ですが、こんな晴天に恵まれて最高です!」と目が輝いていました。お目当ての鳥の写真や動画も撮れたと、解説つきで見せていただきました。

P1020749 これはトンビ。一日中あちこち旋回していました。松村スタッフと「私たちがそのうち狙われるんじゃ?」と笑いあったほどです。

「東北自動車道で事故渋滞があって到着が遅くなってねぇ」と、13時半頃みちくさ前を通過した屈強な男性4名は、皇海山を目指しておられました。その前にも、新潟大の学生3名と、男女4名のチームが、本格装備で足取り軽く通過していきました。皆さん2泊で連休を楽しむそうです。お気をつけて!と見送りました。

また、太田市の男性が松木沢の奥から来て立ち話。中倉山から見える景色の話に花が咲きました。

夕方に鹿の鳴声が響くまで、松村スタッフの指導の下、干柿を吊るし、

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ヤツガシラの茎とトウガラシの収穫と、畑の草をむしり、

P1020752 イモガラづくりで皮をむく、

P1020753 の作業をしました。アクで指が真っ黒に!(ずいぶん洗いましたがまだ爪が黒い筆者。)

P1020755 秋の感謝デーまで2週間。良い寒風が吹いて、美味しくなってくれることを願いました。

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松木沢の動物たちに、横取りされませんように。

(本日の舎人:松村、唐澤  本日の放射線量0.129μ?/h)

ポカポカ陽気の松木沢渓谷で、植樹の準備完了!

 3日9時、森びと作業小屋玄関の寒暖計は9℃を示しています。自宅を出発した時は、どんよりとした雲がたちこめていましたが、足尾に近づくと、雲一つ無い晴天でした。天気予報は大当たり!無線機のスイッチをいれると遠くは筑波山山頂からのCQを聞くことが出来ました。なるほど、山頂ではこの晴天を独り占め出来るのです。ダムゲートから森びと広場までの間に、二つの山岳パーティー・合わせて10名くらいの方々に会いました。どうぞ絶好コンデイションの山業を堪能して下さい。本日は埼玉県在住の佐藤さんが助っ人として駆けつけてくれました。彼女は何回も足尾に通っている方で、薪ストーブの点火も興味深くウキウキしながらのぞき込んでいました。

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2_2  本日は、ポット苗撒水班と「臼沢の森西」の植樹準備班とに分かれて作業しました。ビニールハウス内のスダジイなどのポットの底穴をのぞくと、少し乾燥している様子なので、たっぷりと撒水しました。ハウス内の温度計は10時の時点で30℃を示し、冷たい沢水もここでは心地良く感じます。

 静寂さの松木沢渓谷から聞こえてくるのは増水した松木川を流れる水の音と、カコンカコンと木づちで杭を打ち込む音です。この二つの音が渓谷を反響しあっています。

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4_2  植樹準備班は、作業通路整備とマルチング用の下草を集めです。今回はマルチング用の枯れ草をあらかじめ敷き詰めておきます。植樹の後にマルチングすると、移動する際に苗木を誤って踏んでしまうことがありました。この方法だと植樹とマルチングが同時に出来るので、踏みつけてしまうことが減ると思います。初の試みです。

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6_2  また、「臼沢の森西」の入り口周辺から植樹会場までの周辺の環境整備を行いました。風雨により黒土の入ったフレコンなどが崩れているので、新品フレコンに入れて積み直し、作業通路の普請も行いました。

7  これで安全に作業出来る準備が整いました。気がつくと、中倉山の大きな陰に臼沢の森が隠れ始め、そして急に冷え込んできた松木沢です。帰路につく時、いつもの小キツネが私たちを見送ってくれました。

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9 本日のボランティアは、鎌田・小川・佐藤・福田(哲)でした。(報告 福田哲男)
  

2017年11月 2日 (木)

身を引き締めて、未来を生きる子供たちにこの大地を引き継ぎたい

 一週間後は「立冬」。間もなく足尾にも風花が舞い降りてくる季節となる。今年も大雨と強風が暮らしを脅かした。

Epson007  国連は昨日、「世界各国が掲げる温室効果ガスの削減目標を達成しても、地球温暖化が進んで今世紀末の気温上昇が3度に達し、深刻な被害が生じる恐れがある」と警告している報告書を公表した。

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Pa259367  その中では、「石炭火力依存の日本を名指し」で批判しているという。原因の一つである人間の暮らし方の見直しは“待ったなし!”だ。明日から5日まで、「森のようちえん全国交流フォーラムin東京」が開かれる。当委員会は、明日、そのひとつの分解会を受け持つ。

Pa259503  各分科会では「そとあそびが変える子どもの育ちと社会の未来」というスローガンに添って討論がはじまる。少子高齢化社会の中で未来生きる子供たちへ、当委員会は大人が子供たちと森に入って“何を伝えるのか!”、13年間の森づくりで森から教えられたことを報告していく。

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Pa088942_640x557  明日は、「森は人の才能を豊かにする」「森はいのちを育む」「森は五感を磨いてくれる」等、子供たちが未来を描き、生きていくために大切なことを報告していく。世紀末を「生存が不安定な時代」にさせないために大人の責務を提案したい。霜月は月や星、そして山々が美しく見え、身が引き締まる月でもある(理事 高橋佳夫)

 

2017年11月 1日 (水)

松木渓谷の山々の薄化粧を眺めながらの森作業

10月31日9時、森びと作業小屋玄関の寒暖計は7℃を示しています。カーラジオで、今朝の奥日光では氷点下を記録したことを伝えていました。なるほど、中倉山の北側斜面はその影響を受けて、僅かですがうっすらと雪化粧していました。

 福原スタッフが楽しそうに薪ストーブを点火し、本日の作業ミーティングの開始。11月18日に開催する「秋の感謝デー」では「臼沢の森西」の植樹を予定、今日はその準備作業を行います。2年前に植樹した「臼沢の森西」の東側に隣接する36㎡の斜面に120本の植樹を予定していますが、動物たちの食害から苗木を守るために金網を張ります。

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 目の粗い金網ではシカなどの大型の動物から、そして目細かい網ではウサギなどの小型の動物からの食害を防ぐために、大切な苗木を守ります。

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 スコップや唐鍬で荒れ地を掘り起こして石などを取り除き、培養土32袋と黒土32袋を攪拌します。幼木の生長を促す為の欠かすことのできない土壌を作る事から始めました。鍬やスコップが沢山の石に当たる大きな音と衝撃を感じます。拳位の大きさから両手でやっと持ち上げられる位の大きさの石をなんとか取り除きました。

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 筆者は、単管・網・金網を固定するための針金を切る時、針金の長さを単管に固定する長さで切りそろえてしまいました。「どこに固定するのか、自分でやってみれば分かる」と先輩にアドバイスというか指摘を受け、勝手に思い込んで切りそろえてしまったことに気づきました。

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 「臼沢の森西」の植樹準備が終わり、下山する際、登山道の土留めの一部が壊れて、土砂が流れ落ちている箇所の補修を行いました。探し出した丸太にを鉄筋で固定し、安全な道としました。

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9  予定した作業を終え、下山していると私たちを小キツネがじっと見ていました。

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本日のボランティアは、鎌田・松村・福原・福田(哲)でした。(報告 福田哲男)

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