本日9時過ぎの足尾・松木沢の天気は晴れ、気温はすでに32℃ありました。関東地方は高気圧に覆われているらしく、どんどん気温は上がり続け、お昼前には36℃を超えました。
来舎される方が来るまで、あたりを散策。多くの生き物や草花を見つけることができます。また、キジやウグイスのBGMにも癒されます。
11時30分に水戸から来られた鮎沢さんが中倉山を登られて下山後に来舎して下さいました。趣味はマラソンをされているそうで、ここ松木沢でも気持ち良い汗を流されたようです。中倉山では孤高のブナも見られたようでしたので、4月29日の保護柵設置と今後の予定をしている土砂流出防止について話させて頂きました。「ぜひ協力したい」とおっしゃっていただきました。ちなみに今日は10人ほどの方が中倉山を登られていたとのことでした。
お昼は、地元の塚原さんから煮物とジャコをいただきました。いつも気にしていただきまして、ありがとうございます。
14時20分には宇都宮から来られた高橋さんが来舎されました。今年4月2日にも来舎された方で、「カンパをしたい」と申し出がありました。ありがとうございました。今日は、みちくさの奥のゲートの先まで行って、「シカを撮ることが出来ました」と満足そうな顔で、写真を見せていただきました。7月22日の夏の感謝デーにもお誘いをしたのですが、日程が合わずに残念でした。
北九州を中心にした数十年に一度の豪雨、被害にあわれた皆さんに心からお見舞い申し上げます。これも地球温暖化の影響であることは間違いありません。「待ったなし!」の取り組みをして行かなければなりません。そんなことを考えてオープンした昨日の「みちくさ」。
松木渓谷入口の気温はウナギ登り、寒暖計は昼前に30度を超えました。小屋周辺では、ネジバナがピンク色の可憐な花を付け、“みちくさ農園”ではバイカイカリソウが白い花びらを輝かせています。
この暑さでは来舎してくれる人はゼロかと思っていたら、大きなリュックを背負ったお二人が寄ってくれました。前日に松木渓谷に入り、一泊してニゴリ沢まで行ってきたそうです。16年振りに訪れた松木渓谷は、「緑が多くなり、あの頃と比べると激変している」と、驚いていました。
話を伺うと、「足利水土里探偵団」というNPОの役員をされている方でした。後でホームパージを検索すると、微生物を活用して、生ゴミやヘドロなどを有機肥料に変え作物作りに活かすという循環を創り出す活動・啓蒙を行なっているそうです。森びとと共通する個人や団体の話にもなり「繋がっていますねー!」と笑顔のひと時でした。
次の来訪者は宇都宮の大澤さん。大澤さんは海の傍で育たちましたが、山が大好きになり、月に1度は松木沢を訪れていました。鹿やキツネ、熊の写真を撮っているそうです。みちくさ日記にも2~3度登場されたとのことで、本日は後ろ姿でパチリ。
それにしても海水温度の上昇が大雨を降らす気象は近年に世界の人々の暮らしを脅かしていることに、本気になって向き合っていかなければならないことが頭から離れません。一本でも多くの木を植えて、森を元気にしていきたいと話し合った一日でした。本日の線量は、0.131μSv/hでした。(舎人:松村宗雄・橋倉喜一)
梅雨はどこにいってしまったのか、猛暑日の南相馬市。今日は、市民植樹祭実行委員会主催の下草刈りと補植作業の三回目。
集ってくれた総勢60名の除草ボランティアの皆さん。熱中症対策と虫対策の身支度を整えた南相馬市民、市役所・市民生活環境課の山田一栄課長、連合原町地区のみなさんが汗を流してくれました。
初めて参加してくれた若者は、苗木以上に伸びた草を刈ってくれたのですが、草と一緒に苗木を伐らないように慎重に草を取ってくれていました。
怪我もなく森作業が終わった後、市民応援隊代表・渡部より無事に終わったお礼と第5回市民植樹祭(2017年10月14日)の成功にむけて、私たち市民がリードしよう、と呼びかけました。
終了後、応援隊スタッフは雫浄化センター育苗場に戻り、第5回植樹祭に提供する苗木のポット内草取りと追肥を行いました。樹種は7月6日に鎮守の森の箱崎さんからアドバイスをいただきながら、9種840本の苗木を選苗していました。
猛暑の中での育苗作業を行ってくれたのは渡部、松林、岩橋、岩橋恵美、東城、東城睦子でした。皆さん、熱い中お疲れ様でした。(報告 東城敏男)
先月24日(土)、岩手県八幡平市にある松尾鉱山跡地・元山堆積場において「第14回八幡平ふるさとの森づくり」が開催されました。
快晴のもとに集ったのは、来賓の皆さん、JR東労組の皆さん、市民、事務所スタッフスタッフを含めた100名ほどでした。植えたのは、ミズナラ、コナラ、カシワ、ナナカマド、トチ、ブナ、オオヤマザクラの7種類1.500本でした。汗ばむ中で、家族や子どもたちは1本1本を丁寧に植えてくれました。
松尾鉱山跡地で本格的に植樹を始めてから10年目を迎えますが、これまで育ててきた地は小さな森になっています。しかし、植樹の準備をしている筆者にとっては、世界各地で発生している異常気象は毎年増えるばかり、日本国内では甚大な被害を受けている地域も増えています。森を再生させるこの取り組みは、まだまだ必要であると感じています。これからも「本物の森づくり」で森を甦らせることを目指していきたいと願っています。(報告 佐藤)
昨日(7/4)9時、森びと広場の気温は22℃、台風3号の影響なのか今にも雨が降り出しそうな天気でした。そんな中で私たちはテキパキとした作業打ち合わせ。昨日は常連となった「35げんき会」の皆さんが森作業に来てくれました。作業は、ポット苗の草取り班と「民集の杜」草抜き班とに分かれて作業を行いました。
「35げんき会」5名は、作業説明する必要も無いほど慣れた手つきでトレイを運んだり、補充用土をかき混ぜたりしくれました。「この苗は芯が枯れているから、可哀想だけど大きく育たないよね」と話し合いながら選別等を行ってくれました。楽しい話も弾みながらも手と口が見事に動き38トレイ(760ポット)の草抜きを行ってくれました。
正午を少し過ぎた頃からは雨が降ってきました。福原スタッフが家庭菜園で採れたジャガイモとネギで作った味噌汁、「35げんき会」のご婦人たちが持ち込んでくれたインゲンのごま和え、グレープフルーツ、サクランボ、リンゴのデザート等の沢山のご馳走で豪華な昼食を摂りました。
食後はいつもの懇談の場、「蛇が怖いから本当は来たくなかったけど、貴重な体験が出来て良かった。苗木が元気に育ってくれるといい、南相馬の植樹にも行きたい」「以前、半月峠から足尾の山を見ると茶色の山肌だったけど、少しずつ緑が増えてきて良かった。今まで足尾の事を他人事の様に考えていた」など、苗木たちにも聞かせてやりたい気持ちが出されました。
昨日で「35げんき会」の森づくりボランテイアは終わりましたが、21名の方々との出会いは自然に優しい大人たちの森作業となりました。未来を生きる若者たちの大地に木々をやさしい心を植えていただき、ありがとうございました。それにしても日本各地の大雨がとても気になっています。昨日のボランティアは、松村(宗)、松村(健)、橋倉、福原、小川、福田でした。(報告 福田哲男)
昨日の足尾・松木渓谷入り口の天気は、午前中は雨が降ったり止んだり、午後はカンカン照りの暑さでした。気温は午後2時31℃に上がりました。
訪問者は、大間々から釣りに来たカップルでした。二人は以前、台風が去った後に尺イワナを釣ったことが忘れられず、その後も松木川に通っているとのことでした。自作の毛バリで、釣果はイワナ6匹でした。以前にイワナの写真をブログに載せてもらった、と言っていました。
その後は訪問者が来ないようでしたので、周りを散策しました。下の苗床に生きる栗の木が花を沢山つけており、「栗ご飯が楽しみ、いや甘栗かな」等と、食わぬタヌキの何とやら・・・の会話が出たひと時でした。
小さなビオトープを覗くと、羽のない水中トンボ(ヤゴ)を発見。近くに抜け殻が2個あり、この水中トンボも間もなく空中トンボ?に変身するのかとか、濡れた石の上にいた1㌢位の黒っぽい小さなカエルに逃げられてしまってシャッターチャンスを逃すなど、とりとめのないひと時に気分が和らぎました。
そんな中で、あまりにも生きものたちの循環に敏感でない私を発見できた気がしました。珍しそうな蝶だと思っていたらウラギンヒョウモンという、結構どこにでもいる蝶であったり、チガヤが所々で風に揺られていましたが、チガヤの命は短いこと、あるいはウワズミザクラ実が房になって美味しそうでしたが、これはツキノワグマの大好物であるなど、このようなちょっとした循環に人間がかかわっていることを改めて考えさせられました。
午後はうだるような暑さとなり、足尾松木沢からも地球の悲鳴が聞こえているようでした。本日の放射線線量は、0.161μSv/hでした。(舎人:金子秀一、加賀春吾)
久しぶりに「自然教育園」の森を散策した。体調を崩したのでそのリハビリを兼ねて、港区白金台にあるうっそうとした森を軽く歩いてみた。
天気は雨模様だったので、森の中は薄暗く、とても静かであった。お蔭で7千歩を歩くことができ、足の筋肉も鍛えられた。さらに、小鳥たちの囀りや瑞々しい草の葉と小さく可憐な花に気持ちもが癒された。
園内のほゞ全ての草木には名前が書かれた杭が埋めてあり、興味を抱くきっかけをつくってくれる。足尾で13年間育てている“ふるさとの木によるいのちの森”も、こんな森に育ってくれるといいなあー!という気持ちにさせられた。森は不思議な力をもっているものである。
この森には別の「力」もある。近年、5月から真夏日、猛暑日が各地で記録されているが、特に、東京ではヒートアイランド現象(膨大な量の人工排熱とコンクリートやアスファルト表面からの放射熱)によって、これから熱帯夜の日数が増えて今年の夏も寝苦しい日が続きそうだ。
しかし、この森の中では気温が3度~5度低く、昼と夜には風下の住宅地に涼しい風が吹き込むという。この冷却する能力は何と家庭用エアコン約4千台分に相当するという。
約100年前に植えられたと思われる木々たちを見るとその有難さが分かる。ところが近年、その巨木が豪雨と強風、ゲリラ豪雨によって幹が折れたり、根上り倒伏している。倒れた巨木や折れた幹は散策道路から見えるが、その木々たちは新たないのちを育む「力」を草木に吹き込んでいるようだ。改めて、生物社会の循環には無駄がないことを実感した。
(理事 髙橋佳夫・参考資料:『自然教育園ガイドブック』より)。
雨の予報であった昨日の天気は、曇天で小雨模様でしたので育樹ボランティア数が少ないのではないかと心配しました。ところが、そんな心配は吹っ飛んでしまいました。
現地には55名の市民が集い、9時には作業説明が始まり、第3回植樹祭会場(平成28年3月27日)の草刈りはスタートしました。
昨年植樹した苗木は土壌と環境に適していたためか草は苗木以上に伸びていました。参加者は道具を使って丁寧な草刈りを行ってくれました。とくに今回は若者たちの協力があり、一生懸命になって草と格闘しながら大粒の汗をふきとっていた姿勢に年配者は元気をいただきました。
市役所からは市民生活部・佐藤幸雄部長をはじめ「鎮守の森プロジェクト」の箱崎ご夫婦、連合原町地区の皆さん、市役所の広報誌に応えてくれた小高、鹿島地区の皆さんも懸命に草刈りをしていました。皆さん、ありがとうございました。
森作業の終わりにあたって、応援隊・山田悦子事務局からのお礼のあいさつを述べ、第3弾の7月8日の下草刈りへの協力を呼びかけ「鎮魂復興市民植樹祭」会場の育樹作業は終わりました。
その後、岩橋、東城は雫浄化センター育苗場に向かい、道具類のメンテナンスと風よけに使用した遮光ネットを取り外し、苗木に爽やかな風を送り届けました。また、7月8日に補植する苗木200本の選別を行い、昨日の森作業終わりました。(報告 東城敏男)
入梅になりましたが「入梅」らしい日が少ない今年ですが、7月に入った今日は雨が降っていました。大雨で被害が心配な九州、中国地方には申し訳ありませんが、今日の雨が本格的な梅雨の幕開けになってほしいと思いました。
雨好きな人は稀有で、当然、みちくさに訪れる人はなく屋根に降り続く雨音を聞くばかりの一日でした。静かに雨音を聴いていると、雨音の強弱なり、風が吹き付ける窓辺の音などは雨の日にしか味わうことができないと感じました。
最年長の鎌田スタッフはこの雨降りの中で、新松木の草刈りをやっていましたが、雨が止む気配がないので早めに止めていただきました。
最近松木沢周辺では熊が出没しています。道の真ん中の大きな石が剥され、新松木の杜で内でも熊が剥した石が目立っていたと鎌田さんが言っていました。足尾・松木渓谷を散策する皆さん、熊に注意して下さい。
朝から帰途につくまで雨は降り続けていましたので、恵みの雨に感謝しながら帰途につきました。本日の線量は、0.126μSv/hでした。(舎人:岡安幸治、岡部浩之)
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