1000年の森も一本から
昨日は、第36回「足尾・ふるさとの森づくり」を開催しました。このところの森びとイベントはお天気に恵まれる事が多く、今回も気持ちの良い五月晴れの中で、皆さんを迎えることができました。
北は青森から南は沖縄まで、全国各地から400名近い森ともに参加頂きました。陽射しが強かったため、熱中症も心配されましたが、事故も怪我もなく無事に植樹を終えることができ、また、その後のイベントも多くの方が参加して頂いて、主催者側としてはまずもってなによりの一日となりました。
(391名+1わんちゃん)
今回の植樹地は、「臼沢」と「民集の杜」でした。「臼沢」は標高1,000メートルを超える最上段まで30分近くかけて登り、約1,000本を植えました。「民集の杜」は平地ですが、石が多い足場の悪い場所で、穴を掘りながらの作業で、約3,000本の植樹でした。
植える前は、植えきれるのかと不安に思うくらいでしたが、皆さんが本当に一生懸命作業してくださり、予定通り1本も余すことなく植えきることができました。とても暑い中での作業でしたので、かなり大変だったのではないかと思いますが、大変だった分、やりきった感は味わって頂けたのではないでしょうか?
(臼沢、ちょっとマルチング(藁)がたりないので、追加します!)
お昼は、お弁当と一緒に具だくさんのみそ汁と、こんにゃくを提供しました。事務局の岡部と女性スタッフが、心を込めて作った成果がでたようで、「おいしい!」と好評を頂けたようです。疲れた身体にしみわたる旨さでした。
午後は恒例の森とものつどい「トーク&トーク」を開きました。今回のテーマは「森の恵みに感謝、私たちは森に生かされている」でした。清水東京事務所副所長と新任の平木理事の二人の進行で、クイズをしたり、感想を頂いたりして、皆さんと一緒に楽しく有意義な時間を過ごすことができました。森のめぐみ、というものがどういうものなのかちょっとでも考える機会になって頂けたら幸いです。
参加いただいた方からは、「ただ木を植えるだけではなく、こうして皆さんと交流を持つ機会があるというのは素晴らしい」と言う声もあったので、やって良かったなというのが正直なところです。「たくさんの方々に支えられて、森びとがある」というあたりまえのことにも気づかせてくれた森ともの集いでした。
今回参加くださった皆様、本当にありがとうございました。また、まだ春を迎えるずっと前から準備をつづけてきた、スタッフを始めとするボランティアの皆さんのお蔭で、昨日の植樹祭が無事終了することができましたこと、改めてお礼を申し上げます。
(次の日に出てきたこぎつね、実物は100倍可愛いです。是非会いに来てください~)
今日植えた木々が順調に生育するよう、これからも定期的に育樹活動を続けていきます。是非、育樹作業にも参加くださいますようお願いします(事務局 小黒)。
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