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2016年4月の32件の記事

2016年4月30日 (土)

黄緑色の若葉が光り輝く足尾松木沢

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 清々しい青空に黄緑色の若葉が輝いている足尾松木渓谷入口。朝、8時の気温は12度でした。オープン準備をしていると、朝5時半頃から写真を撮っていた男性が帰ってきました。「今が一番気持ちの良い時季だ、足尾グランドキャニオンが素晴らしかった」と、みちくさ前で立ち話をしました。

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 人も気持ちが良いのであるから、鳥たちも同じであるようにホオジロが梢で囀り、草地ではキジの雌が日向ぼっこをしているようでした。

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 オタマジャクシ(ヤマアカガエル)も石の上で日向ぼっこしているようでした。

 今日は「春の感謝デー」が開かれていたため、その準備をしていたので「みちくさ」は手薄になっていました。昼過ぎには、茨城県から「みちくさ」を訪れてくれたれたお二人に会えませんでした。本当に、申し訳ありませんでした。

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 帰り際に、「松木の杜」で黄色い花を咲かせていたウコンザクラが見事でした。森びと広場や松木の杜では、これからもサクラが開花し、新緑が輝きます。そして、風に乗って鳥たちの独唱が聴こえてきます。(舎人:高橋、仁平、本日の放射線量は0.155μSv/hでした)

足尾松木沢の荒廃地に、未来の命を育む木を植えた森びと栃木県FC

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2 透きとおっている青空に中倉山が聳え、その北斜面の松木川から吹く風は少し寒いくらいの本日、森びと広場には男女22名が集いました。今日は、「春の感謝デー」。

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4 感謝デーは、森びと栃木県ファンクラブ主催の植樹祭として行われました。集ってくれた皆さんに、ファンクラブ会長・鎌田さんは植樹祭の意味を伝え、橋倉スタッフからは植樹の方法などが話されました。

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6 その後、植樹会場の臼沢の森西斜面に向かい、現場では植え方が説明されました。この地は、2年前から植樹の準備が行われ、昨年は試植をしてきました。その活着度合いを見ながら、本日の植樹祭を迎えることができました。

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8 石だらけの地を耕し、土を入れ、土留めを施してきました。その地に、参加者の皆さんは一本一本の苗木を丁寧に植えました。

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10 マルチングは草を刈っておいた枯れ草を使用し、土の保湿を確保しました。

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12 当初予定の本数を50本以上オーバーして、215本の苗木を植えることができました。参加者の皆さんは、未来の命を育む森に育ってほしい、と願っていました。

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14 昼食は、仁平総料理長が揚げた新玉ねぎと桜エビの天ぷら、森びとインストラクター・斉藤仁さんから届けられた焼き牡蠣が用意され、地産地消の野菜と海の栄養源を頂きました。

15 植樹後は、感想などを出し合いながら、自然恵みの有難さなどを噛みしめました。木を植えてくれた皆さん、ありがとうございました。牡蠣を届けくれた斉藤さん、美味しい牡蠣をありがとうございました。(報告 高橋佳夫)

2016年4月29日 (金)

素敵な出会いを誘ってくれた足尾松木渓谷の自然

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 朝8時、北西の谷風に運ばれてきたのはオオルリとキビタキの声でした。天気は晴れでしたが、とても風が強い日でした。午前中に松木渓谷方面に向って行った方々は素敵な男女たちでした。

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 オオルリとキビタキに遭いに行く途中にあった方は、多分、皇海山を登ってきたと思われる男性二人でした。

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 さて、風が強いので鳥たちは梢でなく、木々の中で囀っているだろうと、じっとしているとキビタキが姿をみせてくれました。オオルリはピントが合う前に飛び立ってしまいました。

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 午後、松木渓谷方面に向って行った素敵な男女一行が寄ってくれました。皆さんは丹平治沢付近まで歩き、「本滝を見てきた」と言っていました。コーヒーを飲みながら松木沢の自然の素晴しさを話し合っていました。

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 一人の男性は探鳥に興味があるらしく、本日、オオルリとキビタキに遭った話をすると、「オオルリとは4年以上も遭っていない」と言い、また、松木渓谷を訪れてみたいと言っていました。皆さんは、お茶代として「緑の募金」に協力してくれました。「趣味人クラブ」ご一行の皆さん、心和むひと時をつくっていただきありがとうございました。

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 15時半頃、女性がひとり訪ねてきました。今月17日、舎人の方から仁田元川沿いの登山口まで案内していただいたので、そのお礼をしたいと訪れてくれました。入口に張ってある舎人の写真を見てもらったところ、小黒さんと分かりました。中倉山登山口を間違って松木沢を歩いてしまった、ということでした。「送っていただいたお蔭で感動的な「足尾アルプス」とブナに会えました」、と言っていました。

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 今日はとても素敵な出会いがありました。この出会いは足尾松木沢の自然が誘ってくれたようです。ウワミズザクラは花芽をつけ、来月には可憐な白い房の花を開花されるでしょう。(舎人:高橋、仁平、本日の放射能は0,143μSv/hでした)

2016年4月28日 (木)

スタッフから植樹祭参加者へのおもてなし

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P4283912 今日は一日中雨でしたが、ガスがかかった景色と湿気がとても気持ち良い日でした。森びと広場ではウコンサクラが開花して、ガスでうっすらと見えるグランドキャニオンの厳しさをやさしく映していました。

P4283890 植樹会場の土は雨水が浸みっていたので植樹祭準備は止めて、スタッフから植樹祭参加者へのおもてなしとして記念品をつくりました。

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P4283896 竹細工と木端、ヤシャブシの実に色を付けたもの等を作りました。写真のようにヤマザクラの樹皮をナイフで削り、きれいなサクラの肌に磨き上げました。

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P4283901 竹細工は、仁平作の箸置きと高橋作のマドラー(数本限定)です。参加者から気に入られるか不安ですが、私たちの気持ちが伝わると嬉しいです。

P4283918 午後は、植樹祭本番で案内する順路を歩き、植樹会場の準備状況をチェックしました。

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P4283914 その後、育苗用のテントの骨組みを作りました。素人が組み立てるために、試行錯誤で組み立ててみました。ポット苗分け作業では夏の日照りが堪えます。日陰があると作業ははかどるので有難いです。今日のボランティアは仁平、小川、福田でした。(報告 高橋佳夫)

2016年4月27日 (水)

野菜作りから教えられる自然の有難さ

Dsc02429  母の一周忌のため茨城の実家に帰省した。空き家の鍵を空け1ヶ月ぶりに新鮮な空気をいれた。熊本地震に遭った方々からすれば部屋に入るのも神経をすり減らさなければならず、亡くなった方もいるという時に、地震等の自然災害に遭わなかった実家の家は小さいながら、家族が守り抜いた家の有難さを感じた。

 ところで家の前の猫の額ほどの耕作放棄地を畑にして、野菜を育ててきた。昨年は、きゅうり、ミニトマト、オクラ、ナス等を育てた。書物で学んだ素人野菜作りゆえに、ナスは枯れたしまった。オクラは食べられるほどになり、刻んでカツオブシをかけていただくことができた。

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 今年も自然の力を得て、トマト、キュウリ、春菊、ソラマメ、ジガイモを植えた。しかし、自然界は簡単に人間を支えてくれない。苗が食べられてしまった。思い起こすと、実家に来たときに野ウサギを見た。人間の思い通りになると思っていたが、自然界は甘くなかった。

 野ウサギには申し訳ないが、植物に生かされている人間なので、畑の周りにネットを張った。お蔭様で、春菊をおひたしにして食べられた。なるべく海外から食材で食生活をするのでなく、地球温暖化防止にブレーキをかけようと旬産旬消(地産地消)を心がけている。

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 昨日はチェルノブイリ原発事故から30年。廃炉の展望や住民たちの暮らしの復興は見えてないという。原発事故に遭った福島県民の暮らしの展望も見えないことを、今月の「原発に頼らない暮らしを考える市民フォーラムin南相馬」で改めて実感した。

 森に生かされている私たちは、もっと森(自然)の力に依存しても良いのではと思っている。そのためには、森を元気にさせていかなければならない。土は植物の落ち葉や枯れ草・枯れ枝からつくられる。土を作ってくれる土壌分解動物たちには頭が上がらない。そんなことを考えさせられた母の一周忌であった。

  東京事務所・済賀 正文

マルチング用樹皮を植樹会場に運び込む

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P4273875 薄い雨雲がかかって春の雨が降りそうでしたが、雨は森びと広場を出る5時頃までは降りませんでした。作業者には有難い日でした。

P4253507 昨日までの暖かさで、足元の小さな草たちは大きな草が繁茂する前に花を咲かせていました。

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P4273864 今日の森作業は、1回目の開墾と培養土運搬をしました。開墾は、重機で深さ70㎝~80㎝掘り返し、来月10日頃まで土を馴染ませます。その後、植樹祭から1週間前に黒土と炭を混ぜたて整地します。

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P4273879 午後からは、マルチング用の樹皮を17袋植樹会場に運びました。久しぶりの重機(不整地車)運転をしていた小林事務局長は緊張気味でした。この樹皮は鹿沼市の渡辺木材店から無償提供されたものです。

P4273883 それでも16時頃には全ての樹皮を運び終わり、余裕の笑顔を見せてくれました。本日の作業で植樹会場全体が見えてきました。本日のボランティアは小林、仁平でした。(報告 高橋佳夫)

2016年4月26日 (火)

植樹祭本番のすいとん汁つくりに初挑戦

P4263852 足尾松木沢の朝は快晴でした。昼には気温が24度まであがり、植樹祭の準備や春の感謝デーの準備をしていると汗が滲むほどでした。

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P4263529P4263853_2 今日は、事務局の水落さん、福澤さんが来月21日の足尾植樹祭の昼用のすいとん汁を松村宗雄スタッフから教えていただき、そのすいとん汁を私たちにご馳走してくれました。

P4263857 出汁は野菜の旨味だけで、醤油を薄めにした汁に、小麦粉と潰したジャガイモを煉ったすいとんを入れました。

P4263856 それぞれの好みがあるので、鶏肉の味や煮干しの味が良いとか、400名分のすいとん汁はどのようにして作るか、等の意見を聞いた二人は、食後にメモを整理していました。

P4263849P4263859 その後、民集の杜での植樹祭会場の準備を手伝ってくれました。その他のスタッフは、苗の撒水、臼沢西の植樹祭準備をしました。

 今日のボランティアは、高橋、鎌田、松村、橋倉、柳澤、水落、福澤でした。(報告 仁平範義)

2016年4月25日 (月)

春の営みがはじまっている足尾松木沢の森

Photo 昼の気温は22度まで上がりました。遠方の景色は霞がかかっているようでした。臼沢の森は写真のように、春祭りが始まり、木々は様々なパステルカラーで化粧していました。

Photo_2 森びと広場のシダレザクラも最後の花の彩りを若葉に助けられているようでした。

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Photo_4 民集の杜へ向かって歩いていると、ハンミョウのペアーが道案内をしてくれました。その先には、ノビタキの雄が雌を呼んでいました。いつもの鳥たちが足尾松木沢にやって来ました。

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P4250054 今日の森作業は5月21日の第35回植樹祭の会場の開墾と苗分け作業用のテント骨組みをしました。黒土も運び込まれました。

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P4253494 新松木の杜と民集の杜に植えたレンギョウの黄色い花が心を癒してくれました。

Photo_7 今日のボランティアは仁平、小川スタッフでした。(報告 高橋佳夫)

2016年4月24日 (日)

乾いたポット苗に水をやり、草との競争に負けない環境づくり

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Img_0119 16日の市民フォーラムでは大変お世話になりました。昨日は、晴れの天気が続きましたので、潮風と重なり苗床のポット苗の土が乾いていたので撒水しました。そして、草が大きくならないうちにポット内の草取りを行いました。

Img_0118 昨年の二の舞を踏まないように苗の都合に合わせた育苗に努めています。ポットのムラサキシキブの苗木からは新芽が出ており、着実に育ちつつある様子を見ていると何とも言えない気がします。

Photo 28日には応援隊第一回役員会を開催し、今年の育樹・育苗計画と多くの市民の皆さんとの出会いを具体化していきたいと思っています。(南相馬発 東城敏男)

足尾・松木沢渓谷春本番か?

朝方雨の松木沢渓谷も9時過ぎには、霧もあがり青空が見え始め清々しい日になるかと期待しておりましたが、昼からは厚い曇に覆われてしまいました。 

Dsc05485 「芽に青葉、山ほととぎす、初鰹」の季節ですが足尾松木沢も、その時期を迎えようとしています。足尾の町中はソメイヨシノが満開ですが、松木沢渓谷ではブナや柿の芽、ノジスミレ?が春本番を迎えようとしているようです。 

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Dsc05521 遊働楽舎を訪れてくれる「森とも」を待ちましたが、釣り人が早足で下山して行くだけで立ち寄って戴けませんでした。本日、バス1台と乗用車1台が研修?に訪れた方々が、「森びと」掲出の看板前で、足尾の歴史を学び集合写真に納まっていました。

Dsc05533 熊本地震で被害に遭われた人達に思いを馳せながら、自然界の脅威を素直に受け止め自然(森)の恵みを享受し、いつ訪れるか分からない災害に対する準備を常に心掛けましょう。

(本日の放射線量:0,169μsv/h)舎人(田岡・松井)

 

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