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2015年4月の24件の記事

2015年4月 8日 (水)

森に寄り添って生きる人間の義務を果たす年へ

P1017326 入学式の様子や新入社員らしき若者たちが目立つ新年度がスタートしました。

P1017334 東京事務所周辺の桜は花を落し、木々には黄緑色の若葉が増え、私たちの心を和ましてくれています。

Dsc01023 足尾・松木沢渓谷入口の「遊働楽舎」(愛称:みちくさ)も4日にオープンしました。11月までの土日祝祭日を担当する舎人の皆さんは8ケ月間の打ち合わせを行い、松木沢渓谷と旧松木村を訪れる皆さんとの楽しい出会いをお待ちしています。

20150408100525381_0003 南相馬市からは『つながっぺ南相馬』(発行:NPO法人つながっぺ南相馬)の創刊号の会報が送られてきました。

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20150408100525381_0002 これからは仮設住宅に住む皆さんとの交流を深め、心の復興にお役に立ちたいと願っています。

P1017329 来月は第34回足尾・ふるさとの森づくり(植樹祭23日)を開催します。既に、南相馬市民、沖縄県、北海道民など各地からボランティア参加が東京事務所に届いています。

P1017333 今年からは「地球温暖化を防ぐ森づくりとして、南相馬市民の復興事業を応援する苗づくり」を全国の森ともの皆さんと進めていきたいと願っています。森に寄り添って生きる人間の義務として楽しい森づくりをはじめましょう。(理事 高橋佳夫)

2015年4月 5日 (日)

静かな初春の松木沢渓谷

夜半から降り出した雨が「どくだみ荘」のトタン屋根を叩く音で目が早く覚めました。

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遊働楽舎「みちくさ」をオープンして2日目、雨が降ったり止んだりしているので、「森とも」が訪れてくれるのではと期待しておりましたが「みちくさ」を訪れてくれる人はおりませんでした。

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Cimg6721 足尾の草木の芽吹きは少しずつ近づいている様です。ソメイヨシノの蕾はまだ膨らまず、ヤシャブシの実は写真の様に膨らみ始めました。

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Cimg6729 雨の合間に食害柵の巡回・見廻りをすると金柵が「鹿?」によって数か所壊されており、取り換えを行いました。「鹿も生きるため」により良い餌を求めて柵内に入ってきます。これも自然であり共生を認めなければならないと思いつつも、若木が枯れては森づくりが進みませんので柵をしっかり補強しました。

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Cimg6724 周り四方の山々の霧が静かに上昇していくのを見ながら、雨があがってくれるのを願い、ビニールハウスで育てている南相馬市「森の防潮堤」植樹祭用の苗木に撒水をしました。撒水を偶にしか出来ない筆者は、足尾で育てることの大変さと、いつも育苗作業をして下さっているスタッフの皆さんに感謝をするばかりです。

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Cimg6727  線量を測定するたびに福島第一原発事故で東電は放射漏れの隠ぺい、発表を遅らせたり誤魔化す体質に怒りを覚えます。原発に頼らない「森と生きるライフスタイル」を進めて行きましょう。 

                   本日の線量:0,169μsv/h     舎人:仁平・松井

 

2015年4月 4日 (土)

本日、遊働楽舎「みちくさ」がオープンしました。

 今日、4月4日(土)、遊働楽舎「みちくさ」がオープンしました。4月から11月の土、日、祝日に私たち“舎人”が旧松木村を訪れる森ともの皆さんをお待ちしております。

9時30分の気温は17℃、天候は曇りです。11時頃から霧雨となり、気温が下がってきたのでストーブに火を入れました。

2015年の「みちくさ」スタートにあたり、舎人・森びとスタッフ16名が集まり「みちくさ」の整備を行いました。 

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森びと広場の苗床のポット苗が猿に荒らされていました。冬の食料確保のため、ポット内のどんぐりを食べていたようです。芽が出る前のポット苗ばかりでなく、芽が出たあとでもポット苗にどんぐりが残っていることを「学習」している様子で、トレイ内のポット全部食べられているものもありました。午前中はポット苗の整理も行いました。

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足尾の春はもう少し時間がかかるようです。対岸の中倉山の山頂付近には雪渓が残り、「みちくさ」前のシダレザクラはまだ硬いつぼみです。松木の杜をのぞくと、水仙が一輪開花し、馬酔木の花が満開です。ぜひ、足元に咲く可憐な花たちを見に訪れてください。

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午後は、2015年の「みちくさ」の運営について話し合いを行いました。昨年を振り返り、多くの森ともの皆さんと出会い学んだことや、各舎人の抱負を出し合いました。

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3月24日に南極大陸の気温が17.5度を観測されたとのニュースが流れる一方で、日本政府は3月31日、2020年以降の温室効果ガスの削減目標について、将来の原発や再生可能エネルギーなどの比率が決まらず目標の策定ができない状況から、年度内に国連に提出することを断念する方針を表明しました。すべての生物の「ゆりかご」である森づくりと、原発に頼らない暮らしの創造に舵を切ることが今問われているように感じます。

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5月23日に開催する「第34回足尾ふるさとの森づくり」は当委員会が足尾に植樹を開始して10年目となることから、地球温暖化をなんとか防ぎたいと思っている方や、南相馬市の復興を応援したい方は、ぜひ足尾で森づくりや苗づくりを経験して欲しいと思います。多くの森ともに参加していただき、今年も“山と心に木を植える”活動を進めていきます。舎人一同、多くの森とものみなさんの訪問をお待ちしております。

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(舎人:武田、清水  本日の放射線量 0.193μsv/h)

2015年4月 1日 (水)

人間の力と森の力を発揮する新年度の始まりです

P1017300 2015年度の“山と心に木を植える”事業がスタートしました。各地の桜は例年よりも早く開花していますが、六義園のシダレザクラは枝に黄緑色の若葉をひらいていました。

P1017298 今年度の事業は、森に寄り添って生きていかなければならない人間の力を発揮して、地球をこれ以上温めない私たちの義務を明確にしていきたいと考えています。

Dscf3816 温室効果ガス排出国二番目のアメリカは昨日、対05年比で温室効果ガスを26%~28%削減することを国連に提出したそうです。わが日本はその目標は未だ定まっていません。

20150331130822095_0002 各国の森は悲鳴をあげていますが、その森の力を発揮できるように森づくりと森を元気にする事業を今年度も地道に継続していきます。

Dsc02067 この事業を推進していく過程では、“自然環境と人間のいのちを大切にする心を育む”ことも忘れないようにします。

20150331130822095_0001 南相馬市の市民植樹祭に参加したHさんからメールが届きました。「我々の命は自然によって平等に生かされている。その自然は一部の国や地域や人間の為に壊されていいものではなく、皆に平等に与えられた恵みである。自然もやはり平等に分かち合わなくてはいけない、ということが頂いた“よつわり”のパンに込められていたことが分かりました」、と。

P1017302 全国の森ともの皆さん、未来のいのちの源泉たる森づくりへ、今年度も一緒に歩んでいきましょう。(理事 高橋佳夫)

 

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