人間社会は「世直し」が必要だ!?
凩(こがらし)に晒されながら小さな白い花を咲かせている足尾のカンザクラ。
間もなく「小雪」(22日)を迎えますが、足尾ではすでに氷が張り、花吹雪が舞っています。越冬する木々は眠りに入っていますが、ヤシャブシの樹皮の下には身を寄せて越冬するカメムシ、テントウムシの宿を提供している。人間社会では?
カマキリも今年は低い所に巣を作り、じっと孵化ができる季節を待っています。
鍋を囲んで温まる季節ですが、「どくだみ荘」の定番鍋は、白菜、キャベツ、水菜をたっぷり入れたコンソメ味の鍋。加えるのはサバの水煮缶と豆腐、予算に余裕ある時にはまぐろの赤味ぶつ切り、一人200円以内で食べられる。翌朝は、この鍋の汁に冷やご飯を入れて温めて雑炊風にして食べると無駄がなく身体にも良い。
この鍋にニンニクやニラ、カブ等を入れて食べると身体が温まり、これらの野菜に含まれているアリシンという成分は殺菌・解毒作用をしてくれるので風邪対策にも良さそうだ。作業所で食べるとこの臭いに誘われてキツネが顔をだす。
しかし、人間社会ではこんなのんびりしていられないようだ。明日、衆議院が解散させられ、有権者の正義感と勇気が試されます。原発への回帰、貧富の格差拡大、軍靴音の響きが大きくする中で、私たちは他人の悪口ばかり言っているのではなく、先人たちの正義感と勇気を我がものにして現代の「世直し」に挑戦だ。23日の森びと設立10年記念行事はそのステップにできたらいい。(理事 高橋佳夫)
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