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2014年6月の29件の記事

2014年6月 8日 (日)

梅雨の季節は舎人のレベルアップです?

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 梅雨に入って三日目。朝の気温は19.5度でした。8時半頃には雨雲から小さい青空が顔をだすと、写真のような風景でした。

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 こんな時にキジが岩の上で20分以上も朝シャンをしていました。気分が良いと背伸びしてケーンケーンと囀っていました。

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 昼過ぎると雨が降ったり止んだりの天気で、訪問者は誰もいませんでした。こんな時は舎人の知識レベルアップで、植物図鑑や昆虫図鑑をペラペラとめくります。

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 そんなことをしていると舎内にダイミョウセセリが舞い込んできましたので、ちょっと摘まんで外に逃がしてやりくした。

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 晴れ間が出たときは松木の杜を散策です。セイヨウノコギリソウの花には蜂が蜜を舐めていましたし、ハルジオンにはシジミが止まって蜜を舐めていました。

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 雨の中でも昆虫たちはいのちを繋いでいるようです。

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 また、小雨が降り出すと写真(上)のような雰囲気に変わる遊働楽舎です。

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 これからの梅雨の期間は舎人のレベルアップに努めます。本日は訪問者いのせんので、15過ぎには来週の森作業を話し合って閉舎しました。

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 みちくさ畑の野イチゴがとても美味しそうでした。自然って本当に有難いですね。(舎人:小井土、高橋。本日の放射能線量は0.21μSv/hでした。)

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2014年6月 7日 (土)

臼沢の森を見学しながら森の防潮堤を想像?

P1013211 関東の南側地区では大雨が降ったそうですが、足尾松木沢は小雨程度でした。今日は大雨の中での森作業になると覚悟していましたが、小雨の中で苗分けをしました。

P1013223 午前中はJREU東京の若者たちが臼沢の森を見学したいと足尾を訪れましたので、私が臼沢の森を案内しました。

P1013226 見学者の中には毛虫が嫌いな若者がおり、とくに今年は毛虫が多いので黄色い声も出ていました。

P1013224 見学者は森の防潮堤づくり応援プロジェクトのメンバーでしたので、仲間たちと育てているその苗木がこのような森に育っていくのか、と、感じ取っていたのではないでしょうか。(スタッフ・仁平範義)

 

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森の中から暮らしと仕事を振り返ってみると?

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 梅雨に入って二日目です。足尾松木沢渓谷入口は天気予報ほどの大雨ではありませんでした。今日は訪問者がいないと思い、120年前に廃村となった松木村をイメージした絵をみちくさに掛けました。

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 この絵の作者は加藤善昭さん。加藤さんは1952年新潟県生まれ、元JREU絵画クラブ部長、一水会所属で現在も絵画を創作しています。彼は、足尾松木村の歴史を調査していた方々から聞き取りを行い、当時の村を想いうかべてこの絵を描いてくれました。加藤さん、ありがとうございました。

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 昼過ぎにはJREU東京のヤングが訪れ、高橋副理事長から森に生かされている人間の話を聞いてくれました。

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 話の中では、森に生かされているという現実から暮らしや仕事を考えていくことの大切さが述べられていました。(舎人:鎌田、小川、今日の放射線量は2.0μSv/hでした)

 

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2014年6月 6日 (金)

故郷の環境悪化を改善したい!と、中国学生の願い

P1013210 足尾松木沢も梅雨らしい日でした。今日は仁平スタッフと苗床のポット苗の草取りをしました。

P1013203 先月24日の森づくにはアジアの学生たちも参加してくれました。毎年植樹に参加してくれている「認定NPO法人アジアの新しい風」は、植樹に参加しながらアジアの学生たちを支援しています。その一人である中国人学生から感想文が届きましたので紹介します。

Photo 「今回の森づくりを参加させていただき、本当にありがとうございました。私の故郷は銅山です。環境は年々悪化し続いて、周りの山ではたくさん木が枯れてしまいました。今の状況は以前の足尾銅山に似ていると思います。それで、今回の森づくりに参加して、銅山の環境悪化を改善したいと思っています。手で木を植えていた時に新しい生命を作るような気がしました。自分で植えた苗が森になるときの場面を想像したら、とても嬉しいです。“森びと”の森づくりに対する熱情にも感心しました。私も森びとの方々のように故郷の環境を改善したいです。それに、バスの中での交流会も日光東照宮の見学も楽しかったです。誠にありがとうございました。」

2 足尾から応援しています。頑張ってください。(理事 高橋佳夫)

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2014年6月 5日 (木)

八幡平・ふるさとの森づくりにお出でください

12 今月22日は八幡平・ふるさとの森づくりです。偏西風の蛇行でみちのく地方でも真夏日がやってきました。そんな天気の中でみちのく事務所は先月31日~今月1日、松尾鉱山跡地の植樹場所の土壌改良を行いました。

14 森作業は事務所スタッフとJR東労組の組合員の協力で行いました。植樹する畝の大きさは横2m×縦10mを1畝とし、計20畝を作成しました。畝にはダンプで運搬した土、バークチップ、堆肥、腐葉土、炭を混ぜ、植樹ができる環境を整えることができました。

13 今年の植樹では3,000本を植える予定です。“森とも”の皆さん、岩手山の麓に拡がる植樹会場でいのちを守る森を育てませんか。(事務局 佐藤)

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2014年6月 4日 (水)

自然のパワーに感謝!その森を元気にさせたい

 先月24日に実施された第33回足尾・ふるさとの森づくりへ参加してくれた西山さんから感想が届きましたので紹介します。彼は遥々滋賀県から来てくれました。

Cimg0946 「日本で最初の公害問題と言われた足尾銅山。その植樹活動に参加させて頂きました。わたしは、不慮の事故で両足が不自由となり、普段は二本の杖と車いすを併用する身体障害者です。わたしのリハビリは、もっぱら木や草花に囲まれた自然の中をゆっくり自分のペースで歩行訓練することが日課でした。

 不思議なことに、ひとりで山の中にいると木や草花からどんどんとエネルギーを与えてくれていることが感じ取れ、日毎に体調も整えられ、できることも多くなって行きました。

Dscf1288 そんなある日、一日で森が消滅し宅地に変えられていったことに衝撃を受けてしまい、自分のできる範囲でいいから豊かな森を復活させるお手伝いがしたい、と思うようになりました。そういうわけで、仕事の合間にできる範囲で環境保護イベントなどに参加させて頂くようになった次第です。

Dscf1346 足尾銅山の植樹イベントに参加させて頂いたのは初めてでした。険しい山肌を登らなければならない、と伺っておりましたので皆さんに迷惑をかけることがないように、かなり覚悟を決めて足尾銅山に来たつもりでしたが、当日は幸運なことに山の麓での植樹(しかも、一番下のDゾーン)となりました。見知らぬ人とチームを組んで、手分けしながら自分のできる範囲で作業を進めて行きました。その辺には、旧松木村があったらしいのですがにわかには信じ難い場所で、隣は山肌が崩落して立ち入り禁止でした。

Dscf1348 見渡す限り、周りの山々の木々は貧弱でしたが、それでも森びとプロジェクトの皆さん他、有志ある皆さんの弛まない努力の結果、少しずつですが復活の狼煙が上がっているように見受けられ、とても嬉しく思いました。大変、しんどかったですが有意義な時を過ごせたと思います。また当日、身体の不自由なわたしを気遣って下さった皆さまには、心からお礼を申し上げたいと思います。皆さん、本当にありがとうございました。(西山克哉)

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2014年6月 3日 (火)

大切な友人・“森とも”と仲良しになってください

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 今頃の足尾銅山精錬所跡周辺は写真の通り、ニセアカシヤの白い花が山や街一面に咲きます。日が経つと白い色は茶色になってしまいますが、今が真っ盛りです。

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 今日は北海道で気温が37度を観測したラジオニュースを聞きながら、ポットに生えた草を抜いてやりました。時間が経つたびに暑くなりましたが、ホオジロとウグイスの囀りが暑い気分を和らげてくれました。

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 昼になると、日光市立猪倉小学校5年生29名が環境学習にみちくさを訪れてくれました。筆者と鎌田スタッフ、仁平スタッフが児童たちを迎え、私たちは森に生かされていることを紹介し、これからは大切な“森とも”になってほしいことをお願いしました。

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 昼過ぎは暑さが和らぐまで今後の活動の話を行い、草取り作業と撒水を行いました。

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 帰路に着くころには西側から雨雲と生温い風が吹いてきたので、「ひと雨があるといいなあー」、と願いながら松木沢を後にしました。(理事 髙橋佳夫)

2014年6月 2日 (月)

森と共に生きるには場合によっては自然に任せるほかない?

Photo 今日はニセアカシヤの花を風呂に入れて入浴しました。作業の疲れがアカシヤの匂いで消される気がしました。

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Photo_4 作業は、15日の植樹会場の開墾と炭撒きを午前中に行いました。昼食前に鏡を見ると、粉炭で鼻や目の周りに黒くなっていました。毒ではないので手拭いで顔を拭きました。

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 午後はゆっくりしてから作業に入りました。30度を超す気温でしたので暑さを凌いで作業をしました。

Photo_7 まず、昨日に続き、臼沢の森西の生長状況を改めてチェックしました。状況は写真とおり、頭部を殆んど食べられましたが幹の脇から若葉を出していました。全体的には70%が生きていました。安心しました。

Photo_9 観察していると一面ニセアカシヤの森でのなかでは、30数頭の猿たちがアカシヤの花の蜜をなめていました。

Photo_8 その後、苗床の苗木に撒水しました。苗木たちも暑さに参っていたようで水をかけてやると空気が美味しそうになってきました。

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Photo_10 午後5時頃、ダム付近を運転しているとキジが夕涼みをしている様子でした。また、白い箒の穂が一面に揺れていました。(理事 高橋佳夫)

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2014年6月 1日 (日)

人生にとって“みちくさ”は大切だ、ということを感じた一日でした

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 今日は、初めての経験をしました。松木沢渓谷周辺で10年以上も活動していますが、筆者は6月1日に気温が35度を超した経験がありませんでした。松木川から吹き上げる沢風で爽やかさは感じられますが、外に出ると唸るほどの暑さでした。

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 足元ではハンミョウが元気に飛び回っていました。

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 朝から松木沢渓谷を訪れる方が目につきました。そんな中で話が弾んだ皆さんは、都立大同窓会・「八雲会」の皆さんでした。

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 案内をしていたのは『足尾銅山』(新樹社・小野崎敏写真帳)の本人・小野崎さんでした。みちくさの書棚にあった『足尾銅山』を見て、小野崎さんはサインをしてくれました。また、都立大同窓会メンバーには筆者(高橋)の大先輩がいましたので、話が盛り上がりました。

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 昼過ぎには、「ツキノワの会」(4名)の皆さんが寄ってくれました。私たちよりも先に松木沢周辺を生息調査していたそうで、これからは情報交換していこう、となりました。

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 その後、高橋さん親子(3名)が寄ってくれました。娘さんからは、「初めて松木沢に来ました。山を少しずつ植林しているのを見て感動しました。植林の大切さが伝わってきました。」と、息子さんからは「すごく川の水が透きとおっていて、とても綺麗で、楽しかった」と、『森ともの声』に書いてくれました。話の中で約束したことは、夏休みには一緒に星空を見てみよう、ということでした。

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 みちくさの舎人当番として充実した一日でした。訪問してくれた森ともの皆さん、ありがとうございました。(舎人:高橋、仁平、本日の放射線量は0.192μSv/hでした)

 

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