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2013年10月の25件の記事

2013年10月15日 (火)

松木沢渓谷の秋に酔う?

6_detail  昨日の足尾・松木渓谷は、晴れのち曇り、気温22℃でとても気持ちの良い一日となりました。

 足尾・松木では、8人組の若者がワイワイ・ガヤガヤと楽しそうに散策していました。

19_detail  昨日の“みちくさ”には多くの森ともが情報を持って立ち寄ってくれました。「ペットボトルの小屋で一晩泊まってきた。」T(いわき在住)さんは、誰が作ったのか是非会ってみたい、資材はどのように?運搬は?いつ頃なのか興味がある、とのことでした。私たちも一度泊まってみたいと思っています。

5_detail  次に寄ってくれたのは、大田原と黒磯のクライマー3人でした。以前、このページでも紹介した森ともの皆さんで、ジャンダルムアタックの写真を提供して頂いています。前回のページでは素敵なプレゼントをお楽しみに、と書いておきましたが、その約束を果たしてくれたのが昨日(14日)でした。写真のように鹿の頭付きの角をプレゼントしてくれました。鈴木さん貴重なものプレゼントしていただき有り難うございました。

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14_detail  写真の全てはクライマーの平山さんが送ってくれたものです。平山さんありがとうございました。 (舎人:星野、仁平。本日の放射線量は 0.226μSv/hでした)

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2013年10月14日 (月)

足尾の紅葉もあと少し・・・(10/13日)

 昨日は、日光中禅寺湖の紅葉狩りを楽しむ行楽の人たちで、いろは坂へむかう車は朝早くから

渋滞で足尾に入るまで大変でした。そんな中、松木沢渓谷へハイキング・山登りする森ともたちとの出会いを楽しむために遊動学舎へとむかいました。

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足尾は秋晴れで気温が18℃でしたが、お昼頃になると22℃くらいまで上がりました。放射線の測定をしながら松木の杜を見ると、鹿が杜に入っていたので追い出しました。その後も川沿い側のネットに絡まった鹿を発見、橋倉さんとネットを切って逃がしました。

Dscf1100  みちくさにはハイキングに来た親子連れがに寄ってくれました。小学3年生のお嬢さんは、自然と動物にとても興味があるみたいでした。お父さんもお母さんも自然と山歩きが好きで、とても仲のよい家族でした。

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 その後、足尾に住んでいる町田さんが訪問しました。町田さんは、ヘリで足尾の山にタネや肥料を散布しているDVDを持ってきてくれました。町田さん、ありがしうございました。 

Dscf1108  午後から松木の杜のネットを仮補強しした。陽が落ちてくると冷えてきました。そろそろ防寒具を羽織って舎人を楽しまなくてはならないかと感じました。

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  この冷えが続けば足尾・松木沢の紅葉は下旬から始まるのでないでしょうか。みちくさでホットコーヒーを飲みながら、森と生きる人間の未来の暮らしを語り合いませんか・・・・・・

(舎人:武田、橋倉。本日の放射線量は 0.221μSv/hでした)

 

 

秋の真夏日の下で“原発反対!”を叫ぶ

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 秋晴れが続いている三連休ですが、「秋の真夏日」となって平均気温は平年を3度上昇し、観測史上1位の気温だったそうです。

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 筆者のアパートの庭ではシバザクラが咲き、東京事務所ではミズナラの新芽が開き始めました。さぞかし植物たちは人間様の無神経さに嫌気がさしているのではないでしょうか。

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 明後日には台風26号が日本に上陸する予報です。偏西風の流れ、高温の海水から水蒸気が上昇して、対流活動が活発になっているようです。身近な防災対策を心がけなければなりません。

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 昨日の日比谷公園には鉄道ファンと「脱原発!」を実現させる市民・学生・子どもたちでごった返していました。

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 南相馬市の植樹祭で出会ったOさんからも、脱原発!集会に参加した様子の写真が送られてきました。この集会には、当会の皆さんも参加してきました。

足尾では、台風に備えた育苗・育樹作業を行っています。

森のお土産、キノコ

Pa262532  森の主役は、もちろん樹木である。中でも高木となる樹木は、その他の亜高木、低木、草本などの脇役を従えて森を統率する。森に住む動物たちも、脇役にすぎない。しかし、私たちが森の中を歩いて楽しみを見出すのは、むしろこの脇役たちのおかげである。

Pa170539  単に山を登ることのみを目的とする人たちよりも、草木の名前がわかり、鳥の声を聞き分けられ、虫の姿に感心する人たちはもっと森を楽しんでいるはずである。更に、もう一つ付け加えるならば、キノコの知識があるとよい。キノコは姿形が可愛らしいばかりでなく、中には素晴らしく美味しいものがあるからである。スーパーで売っているシイタケ、マツタケ、エノキタケ、シメジ(本物ではない)などだけで満足するなんて、もったいない。味、香り、歯触りでこれらに勝るキノコはいくらでもある。

 私のキノコ狩りのホームグラウンドは奥日光、富士山、志賀高原の3か所である。以前は日光の光徳沼の近くにある山小屋を借り切って、4~5家族で泊り込み、昼間はミズナラ林の奥深く分け入って、ナラタケ、クリタケ、ナメコ、ムキタケ、コガネタケ、ヤマブシタケなどを見つけては欣喜雀躍し、夕方からはみんなでキノコに付着した落ち葉を歯ブラシで落とす作業にかかり、料理に着手。煮つけ、おろし和え、天ぷら、茸入りスパゲッテイーなどが出来上がる。それに加えて上等のステーキ、赤白のワイン、厳選したフランスパンが卓上に並ぶ。山小屋の窓からは満天の星空が見え、だれかがギターを奏でる。一年一度の贅沢茸パーテイーである。

Pa302827  もちろん、キノコに当たって中毒死してしまっては、元も子もない。私がこうして生きているのも、図鑑をたくさん買い込んで猛勉強すると同時に、キノコに詳しい先生や山小屋の主人(たとえば東富士山荘の主人など)に教えてもらったものをしっかりと覚えているからである。「原色日本菌類図鑑」の著者である今関六也先生に、「先生の図鑑に書いてある「食」「毒」というのはどうやってわかったのですか」と質問してみると、「昔から言い伝えられたものが主だが、食毒不明なものは傘の四分の一だけ食べてみるんだよ。もし、有毒なキノコなら30分たつと下痢や腹痛が始まる。でも、少量だから死なないよ」という返事だった。くれぐれも真似しないように。私たちは先生の「実験結果」だけを利用させていただこう。(青木 淳一・横浜国立大学名誉教授)

 

2013年10月13日 (日)

松木の秋はまだ少し先

朝、松木に到着すると気温24度あり、昼には汗ばむ陽気でした。
でも、木陰で時折吹く風は、秋を感じるすがすがしい風でもありました。

今日のみちくさには、3組の方が寄っていただきました。

1組目は男女で、ハイキングでここまで歩いてこられ、松木に初めてこられた
ということで、カラミの斜面はじめ、周りの山々を興味深くみてました。

2組目は、桐生からこられて、今日は丹平治沢までいかれたそうです。
登山が趣味で、半月峠までいこうとしたところ熊に遭遇した話など聞かせていただきました。
体力つけるための足に重りをつけておられたのはびっくりしました。

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3組目は、足利からこられて井上さんです。今度、友人をつれて、松木、ジャンダルムにいかれるそうで、その下見にこられたそうです。
今日、まちがえて半月峠の方までいかれてそこからもどって、松木までこられたそうです。
お仕事でアメリカのニューメキシコのアルバカーキによくいかれるそうで、あちらでの食べ物事情などおもしろい話をいっぱい聞かせていただきました。
とても健脚で、いつも、太田市のスバルマラソンに出るのを中心の目標においているということでした。

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今日は秋とは思えない陽気ではありましたが、植物たちは、着々と秋の準備をすすめています。
チカラシバの群生

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紅葉を始めた臼沢のヤマモミジ

Img_4770新松木のコスモスとススキ

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でも臼沢の秋の紅葉はまだのようです。

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紅葉すると臼沢は周りとはちがい鮮やかな色合いをだします。

皆さんお待ちしております。

本日の舎人:小林敬 宮原哲也

2013年10月11日 (金)

原発に頼らない暮らしと社会を望む!?

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 昨日紹介した横浜市に住むOさんの報告の一部を紹介します。(上の写真・浜辺から植樹会場を見る)

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 「私は昨日10月6日の南相馬市鹿島区南右田で開催された植樹祭の最初だけに参加して、横浜に帰りました。いつもの通りに八木沢峠を越えれば飯館村です。10時半過ぎの道路際の家にも、遠くの屋敷内にも人影は全くありません。車だけの行き交いです。不思議にも荒れた田畑の上の電線には、トンビと思われる猛禽類がずいぶんいました。トンビだけでない別種もいたかも知れませんが・・。刈り入れもなく田畑は三年間もの荒れ放題、人間様も住まなくなり、荒れた田畑のエサ(バッタ、虫、ヘビ?などを狙っている)を電線から睨んでいました。 また、川俣町との町境は汚染の除去作業が延々と行なわれていました。作業員の方は大きなマスクで顔を覆っていますが、効果のある除染作業なのか、生き甲斐はあるのかと、いつも車で通るごとに考えてしまいます。」

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 Oさんは今年で70歳を迎えるそうですが、何としても原発はストップさせなければと国会前の集会に参加しているそうです。Oさん、現地では素敵な出会いができました。ありがとうございました。

2013年10月10日 (木)

南相馬市から日本各地へ・「いのちを守る森の防潮堤づくり」の連帯?

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 南相馬市の「鎮魂の森」植樹祭をリードしてくれた相馬農業高校の生徒と持地勝博先生。

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 持地先生から森びと生徒達の集合写真と感想が送られてきました。先生は、「森びとの皆さんが縁の下の力持ちの存在になり、植樹を通じて、行政と市民を結びつける事業に貢献されていることを改めて実感いたしました」と、感じたそうです。

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 希望した生徒と持地先生は先月の「市民植樹リーダー養成」講座を受講、未来のいのちを守る森の防潮堤の出発を成功させようと話し合いました。

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 植樹本番では、校長先生を先頭に約80名が植樹に参加し、「鎮魂の森」へ一歩踏み出しました。

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 他方、森びとインストラクターは帰りのバス内で感想を出し合いました。

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 「初めて福島に来た。責任が重いと感じながらも皆さんと一緒にできて助かった」(第2期Tさん)、

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 「植樹しながら市民から、次の植樹は何時なのかと聞かれた。何時かは分からなかったので、その時は一緒に植樹しましょう、と言った。良い思い出になった」(理事会Tさん)。

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 「インストラクターがきびきびと動いていたのを見て感動しました。植樹会場へ向かう途中、被災した状況を見て心が痛んだ」(東京事務所Mさん)等。

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 また、現地で出会った横浜市・Oさんからは、植樹祭報告に対するOさんの仲間たちからの情報が当会に届けられています。(Oさんに確認をとつた後にブログで紹介する予定)

2013年10月 9日 (水)

震災の経験と教訓は「鎮魂の森」づくりに活かす

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 東日本大震災は南相馬市民の636名の生命を奪い、フクシマ原発事故では市民の生きる糧を奪いました。6日に植樹した海岸には津波に耐え抜いた一本のマツが生きています。

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 500㍍北西にはタブノキが生きています。

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 植樹前の黙祷ではいのちを支える森の防潮堤を築き上げるぞ!と、決意した市民植樹リーダー

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 桜井市長はふるさと復興の気運を願って、「犠牲となった人々を慰霊し、震災の経験や教訓をいつまでも忘れず、後世に継承する地域の憩いの場として、さらには津波を緩衝するための“いのちを守る森の防災林”として、がれき等を活用した海岸防災林に市民一人一人の思いや祈りを込めて南相馬の木々を植樹して“鎮魂の森”を築きたい」、と挨拶しました。

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 植樹会場から北へ目を向けるとこの事業のやり甲斐を感じます。

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 津波に洗われた田んぼには葦やオギ等の草木が生えて塩水を浄化し、シラサギが餌を狙っています

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 植樹前日、放射性物質を測ってみると0.1μSv/h程でした

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 2万本以上の苗木を植えた後は、この会場を基点に南北へ約14㎞の森の防潮堤づくりが始まります

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 足尾で育ったコナラが成木となって、住民の命、働く人たちの命、そして未来を生きるために学ぶ子どもたちの命を守ってほしい。

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 東日本大震災で犠牲となった御霊に、私たちは翌日(7日)「鎮魂の森」をつくることを約束しました

 

2013年10月 8日 (火)

哀悼の心、希望と笑顔そして平和な暮らしを願う木を植えました

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 植樹祭(10/6)は参加者全員の黙祷で始まりました。東日本大震災で亡くなられた御霊に私たちの追悼の心と未来を生きる希望、平和な笑顔を森に託しました。それは北郷騎馬会の螺役による音色によって、太平洋の遙か彼方へ響いていました。

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 「津波で子ども2人と妻、母の4人を亡くし、仮設住宅で暮らす菅野長八さん(62)は、鎮魂のため大勢の人が集まってくれて有り難い」(毎日新聞)、Pa060324_3
 地元の参加者は、震災の年に生まれた子供を連れて、「2、30年たって彼がまた訪れた時、立派な森ができていたらうれしいだろう。彼の子どもも一緒ならもっとうれしい」(福島民報)、

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 小高区にある同慶寺住職は、「平和な気持ちで木を植えられた」と(福島民報)。

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 初めて被災地を訪れた埼玉県の方は、「想像以上の被害を実感した。見なければ分からない。木を植えるという自然回帰の取組に力を貸したいと思った」と(福島民報)。

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 参加者をサポートした市民植樹リーダーは、様々な思いや願い、そして生きる元気を参加者の皆さんへ届けたようです。

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 そして前日のサポート実習から最後の一本までの苗木チェックをしてくれましたリーダーの皆さん、本当に有り難うございました。

2013年10月 7日 (月)

森びとインストラクターの情熱が参加者の心に木を植えました

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  昨日は南相馬市民と一緒になって鎮魂の森をつくりました。東日本大震災に被災した方々とフクシマ原発事故で避難生活を強いられている県民の想いを胸に、森びとインストラクターと森びと一行約80名は鎮魂の森・復興市民の森づくり応援をやり遂げました。

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 私たちは植樹祭に集ってくれた方々の願いを、

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 子供たちの未来を

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 そして素敵な笑顔を創りだすことができました。

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 天気を心配していましたが開会式前は苗木にとって有り難い曇天でした。

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 参加者が集う前に集まった市民植樹リーダーと私たちは藤原一繪先生と最後のミーティングと今月一日から準備をしてきた植樹会場のチェックをしました。

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 開会セレモニー後の植樹では、相馬農業高校生徒のリーダーたちと参加者への植樹サポート。

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 私たちは、市民植樹リーダーと一緒になって最後の一本までチェックし、いのちを守る森の防潮堤の第一歩を歩き始めました。

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 全国から集まってくれた森びとインストラクターの皆さん、未来のいのちを支える森の防潮堤づくりをリードしていただきありがとうございました。

 

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