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2012年4月の30件の記事

2012年4月20日 (金)

明日、春雷はこないでおくれ!

P4202684 今日はどんよりとした雲が多い天気でした。そんな中を足尾から車で40分程のあかぎ園芸さんを訪ね、ポット苗づくり用の土に関してアドバイスを受けてきました。帰りの途中、国道122号線から渡良瀬渓谷鉄道沿線に降りて、明日の参加者に旬の味覚を味わっていただくためにノビル、ギシギシ等を採ってきました。

P4202678 採ってきたムラサキダイコン、ギシギシなどは試しに松木沢に植えてみました。今夜ひと晩でウサギや鹿に食べられてしまうか楽しみです。3年前に松木の杜に植えた水仙はやっと黄色い蕾を見せていました。明日には花が開くでしょう。JRFUのOBの皆さん水仙の花が咲きましたよ。

 夕方からは明日の「春の感謝デー」で食べていただく旬の料理を作っています。明日天気になっておくれ。

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2012年4月19日 (木)

 森は指揮者、あちこちの木々で声がする

P4191011  今日も混声合唱で森が騒がしい松木沢でした。合唱団の指揮者は木々(森)でした。指揮者の枝は眩しいほどの元気な芽と蕾を膨らましていました。開花すれば蜜を求めて蜂や鳥が集まってきますし、芽を求めて虫が集まり、鳥は虫を求めてきます。虫がいないと鳥は子育てができませんし、鳥がいないと虫が増え過ぎて木は丸坊主になってしまう。“ほどほど”に調和がとれているのですね。今日は、『どろ亀さん』(高橋延清さん詩集)を読みましたら、このような詩を書いていました。

P4191012 「どくだみ荘」に帰ってみると森びとインストラクター・相川好夫さんから筍と新玉葱が送られてきました。21日に開催する「春の感謝デー」で春の味覚を楽しんでくれ、ということでした。相川さんありがとうございました。早速、米ぬかで筍の灰汁を取り、鰹節で味付けをします。

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2012年4月18日 (水)

原発に頼らない暮らしは実現できる?

P4152631 足尾ダムから日光方面の山並みの頂にはまだ残雪が見えます。今日は朝陽が残雪と青空を照らしてとてもすっきりしていました。いつものヤナギではサルが遅い朝食を食べていました。反対側のヤナギでも小ザルと母ザルがヤナギの新芽を摘んで食べていました。ダムから後ろを振り返ると製錬所跡が朝陽に霞んでいました。

P4170868 今日は鎌田スタッフと2人での作業でした。鎌田さんは樹皮剥きを淡々と行い、後3本を残すまでに剥いてくれました。筆者は馬力のある重機による新松木の開墾を一日やりました。

P4182659 夕方、「どくだみ荘」で夕食の準備をしているとラジオニュースで流れていたことは、来月には原発全てが停止されるが電力には影響ないということでした。仮に電力が不足しても暮らしや企業の電力消費を工夫すれば原発に頼らなくても生活できるようです。生物社会の掟のひとつに我慢があります。人間もいのちを守るためには“ほどほど”の暮らしが必要な気がします。日本の市場経済も“ほどほど経済”に着手しないとアジア各国から相手にされないかもしれない。

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2012年4月17日 (火)

鳥たちの混声合唱が聴こえる松木沢

P4170951  足尾の松木沢も騒がしくなってきました。3~4日前からジョウビタキがさえずりはじめ、ホオジロ、シジュウカラ、メジロ、エナガそしてキジがさえずり松木沢は混声合唱が聴こえます。

 P4172725 今日は今年の臼沢の森植樹会場の枯れ草を整理しました。21日は「春の感謝デー」が開かれ、その作業は背負子で黒土と腐葉土をこの会場へ運び上げます。今日はその場所を確保しました。階段を登っていくと足元には、ヒメオドリコソウ(写真上)、ホトケノザ(写真中)、オオイヌノフグリ(写真下)が可憐な花を見せてくれました。枝にはチャノミガが自作の家で暖かい春を待っているようでした。作業はスタッフの松村さんと2人で午前中に終わりました。

 P4172728 P4170917 P4170915 午後は樹皮剥きをしましたが14時過ぎた頃に春雷が鳴りましたので、金属を使った作業は終了しました。鳥たちの混声合唱を聴きながらの作業は気分最高ですが、地面に降りて餌をついばむジョウビタキを観ていると放射能汚染が心配になりました。子育て後はどこまで飛んでいくのかね、と。

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2012年4月16日 (月)

森と生きる帆を高々と掲げて一歩前へ!

P4162719 森びと広場の桜を覆っている柵を外しました。蕾が膨らんできているので枝は存分に広げて元気をつけることでしょう。今月下旬には待ちに待った花を咲かせてくれます。今日は風がなく一日曇りの天気でした。

P4152636 午前中は8時から仕事が始まり、新松木の杜を開墾する重機を大型に交換しました。その後は、新松木の植樹面積を測量したところ1570㎡ありました。今年はこの面積に3千本以上の苗木を植えることになります。午後は樹皮を剥きました。

P4152647 春が歩き始めていますので柳の芽は大きくなり、猿たちの美味しい餌になっています。松木の杜に植えられている水仙はやっと蕾を出し、間もなく黄色い花を見せてくれます。昨年植えた野イチゴも葉を出し、ヨモギも小さな葉を出しくれました。

P4162723 のどかな春を迎えている足尾ですが、東京事務所では電話やファックスが鳴りぱっなしで大忙しの一日でした、と連絡がありました。14日の午後、BS朝日で放映された啄木没後100年記念番組を観た全国の皆さんから『サルと人と森』の注文が殺到しました。北海道から沖縄県までの視聴者の皆さんからは、「福島にこそこの本を広めてほしい。よくこのような本があったと感激している。私は子ども達への読み聞かせをしているので、この本をとりあげます。」(福島県)、東京の方は「番組を観ていて心に沁みいるものがありました」との感想を寄せてくれました。

P4152650  全国の皆さん、ありがとうございました。また、番組を放映してくれましたBS朝日の皆さんありがとうございました。

2012年4月15日 (日)

よくみれば春の息吹がいっぱい

  今日は、朝からとても暖かく、日中、温度計をみる20度C近くありました。
ところで、本日の放射線量は0.317μSv/hでした。

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そんな陽気でも、松木はまだ枯れ草色です。

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でもよくみると春の息吹がいっぱいでした。そんなところを写真にとってみました。

今造成中のビオトープ池の石の上にクモが3匹仲良く日向ぼっこしていました。

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なんというクモでしょうか。朝のクモはいいことがある前兆です!

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昨日の舎人もいっておりました。ヤシャブシの芽吹きです。上の写真の芋虫みたいなのが雄花になるそうです。

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松木の植樹場にいくとアセビが花を咲かせていました。まだ緑が少ない中、異彩を放っていました。

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森びと広場のさくらはまだのようです。

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そんな中、みちくさに訪れてくれたのは、宇都宮在住の大久保さんでした。今日は、午前中、備前楯山へ登ったあと、松木にぶらりとよられました。松木にくるのは初めてだけども、話は、祖父からよく聞いていたとのことです。登山は、1年前より本格的にはじめたそうです。興味深いコメントをみちくさ日誌に書いていただいたので紹介します。

「日本のグランドキャニオンと言われる松木渓谷を見て圧倒されると共に、そうなった経緯を考えると、原発事故にゆれる現代の日本に足尾が語りかけるものの大きさを感じます。環境と人の関係性について、存在そのものを通して大切なことを教えてくれる足尾の山が元の豊かな山へ戻る日が早く来るように願っています。」

正にそれは、今度5月19日の植樹祭で、皆で考え、行動することです。都合つけばぜひきてください。

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朝クモをみて確かにいいことありました。春の息吹をいっぱい感じたこと、そして森ともが増えたことです。

舎人 仁平範義・宮原哲也

桐生アースデー:自然エネルギーが注目される!

P4152677  久しぶりに「わ鐵」(渡良瀬渓谷鉄道)の間藤駅から桐生駅終点まで乗りました。今日は桜や桃の花が満開という中をトロッコ列車が運行するということで、途中の線路付近や神戸駅ではカメラマンが溢れていました。始発駅の間藤駅では桜はこれからというのにビックリしました。

P4152688  今日は「アースデーin桐生2012」が群馬大工学部キャンパスで開催され、森びと群馬県ファンクラブが出店しました。私たちの今年のメインスローガンは「自然の恵みを暮らしに活かす時代がやってきた」ということなので、展示内容は太陽光発電で動くNゲージ電車運行と炭発電のアピールでした。子どもたちや大人達も寄ってくれて、質問などが相次ぎました。

 P4152706 テントの裏側に生えていたしだれ桜が一本元気ありませんでしたので、粉炭を根の周りに撒いてやりました。来年は美しい大きな花を咲かせてくれることでしょう。Nゲージを動かしてくれた並木さん、準備をした金子さん、そしてテントを貸してくれましたJREU高崎の皆さん有り難うございました。主催者からは6千人を超す入場者数があったと報告されました。

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2012年4月14日 (土)

公園は自然の教科書で溢れている

 4月10日、神奈川県ファンクラブはメンバー5人で鎌倉中央公園にて旧炭焼き小屋の下に田んぼをつくるための約30平米を耕させてもらいました。この場所は子どもたちとサツマイモを作る教育の場となるそうです。この鎌倉中央公園はJR大船駅から20分ほどの場所にも関わらず、NPO山崎谷戸の会と鎌倉市が協働で保全活動を行っており、谷戸が残されている貴重な場所です。Dscf0110Dscf0104_2
 今回は、事務局の田村さんに指導をいただきました。田村さんの小学校2年生の娘さんも母親と一緒にここを訪れるそうです。掘り起こした土の中からミミズが数匹出たので、どういう反応を示すかなぁとミミズを見せると平然とミミズを手に乗せて目を輝かせていました。

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 この日は学校が午前中のためか、鎌倉中央公園を小学生が多く訪れていました。裸で駆け回る男の子や下駄を履いて遊ぶ男の子、急な斜面を登る女の子たちなど生き生きとした逞しい姿がそこにありました。

 残念ながら福島県の子供たちは放射能の影響により、外で遊ぶことはできません。子供たちの笑顔を奪ってしまったのは私たち大人の責任です。3・11で安全に「絶対」はないことが証明されました。子供たちの未来のためにも「原発はNO!」とさらに声を上げていくぞ!!

ヤシャブシも芽吹きはじめました

P4142649  一日中春雨が降りました。今日の朝はウグイスが初鳴きしました。雨が降るたびに木々の蕾が膨らみ、ヤシャブシの芽はまもなく開きそうです。今日はストーブを焚いて暖をとり、森づくり用の原稿を書いていました。訪問者はいませんでしたが釣り人2人が昼過ぎにダム方向へ向かって歩いていきました。

 P4142647 舎から外を見ているとキジが歩き、ホオジロが竹の上でさえずっていました。鹿は雨の中を草の新芽を探している様子で、一日中雨に当たっていました。P4140837 P4140847

今月から放射性物質の線量を測ってお知らせすることにしました。今日から始めます。場所は、松木沢ヘリポート付近にある「森びと看板」前です。本日朝の線量は0.313μSv/hでした。(舎人:高橋)

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2012年4月13日 (金)

土壌動物が放射能汚染されると大変なことになるよ!

P4112634  ミミズやダンゴムシが活発に動き出す季節になってきた。これら土壌分解動物が落ち葉や動物、昆虫の死体等を食べてくれる。ところがこの落ち葉や死体等に放射性物質が付着しているとミミズ等の体内にそれが入ってしまうらしい。このミミズ等を餌とするイノシシ、モグラそして鳥類の体内にも放射性物質が入ってしまう気がする。イノシシやモグラの縄張りは狭いが、鳥類は何千㌔に移動してしまう。ツバメが飛来し、夏鳥も間もなくやってくる。

 1986年に起きたチェルノブイリ原発事故から26年経つが、チェルノブイリからはるか200㎞離れた英国(セラフィールド)ではセシウムが大地に染みこみ、牧草を介して羊の体内にそれが取り込まれているという。(『毎日新聞』4/8)

 韓国では脱原発を掲げる「緑の党」が結党され、総選挙に候補者を擁立した。民主党内でもやっと前首相・菅さんが脱原発で動き出した。私たち大人の選択が未来を生きる若者や子どもたちの幸せを左右する。花見もほどほどにして「千年後の未来」に舵をきって走りだす時期がそこまで来ている気がする。(OWL)

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