原発事故で奪われた自然の恵みを暮らしに活かす復興支援
卒業式、入学式のシーズンとなりました。24日に南相馬市を訪れた時、原発事故で学校を追われた教諭や児童・生徒の仮校舎を建設している現場を通り過ぎました。それはプレハブ校舎ですが、自分達が学び、遊ぶ校舎に集う児童・生徒の歓喜が聞こえてきそうでした。また、案内してくれた岩橋さんの親族は、4.5畳一間の仮設住宅で生活していると言います。彼は、「部屋の狭さの問題でなく、生きていく生業が奪われてこれからどうなる、と言う不安がたまらない」、と言う話しをしてくれました。
間もなく大震災・原発事故から1年が経とうとしていますが、被災者の皆さんが生きていくための復興とは、ということを考えさせられました。あちこちからフキノトウやフクジュソウの開花が報道されていますが、被災地では原発事故以前のようにそれらを自然の恵みとは受け取れない気持ちではないでしょうか。原発事故で奪われた自然の恵みを暮らしに活かせる復興支援が求められているようです。
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