ナラ枯れで衰弱している森を元気にする調査が始まりました
昨日から足尾にいます。今日はJREUの「足尾研修」が実施され、30数名の組合員の皆さんが「遊働楽舎・みちくさ」を訪問してくれました。今日の松木沢の空は雨雲が見えたり、雨雲の合間から日差しがあったりして落ち着かない天気でした。作業中のラジオでは昨年よりも2週間も早く関東地方が梅雨に入り、巨大台風が北上しています。森が元気にならないと異常気象が来るたびに災害が大きくなるばかりです。
22日は「炭による樹勢回復実証調査検討委員会」が東京で開催されました。この委員会は、ナラ枯れ原因のメカニズムを解明して、衰弱している広葉樹林には炭の効用が良いのではないか、ということを実証してみようと発足しました。市民参加型の調査活動に学者、研究者そして国会議員等による協働としてスタートしました。
翌日の23日には、委員会の副委員長・小川眞(大阪工業大学客員教授)、山崎誠(衆議院議員)と森びとプロジェクトの理事と事務局が林野庁会津森林管理署の案内でナラ枯れ状況を観察しました。観察した福島県大沼群の国有林の一部ではナラ枯れが猛威を振るっているようでした。小川先生によれば「後3年以内でこの地域は全滅する」と言っていました。金山町のナラ林から採取した土の酸性濃度を測ってみたら、3.8pHでした。何かヒントになりそうです。国有林内を案内してくれました会津森林管理署の皆さんありがとうございました。
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