日本の森を元気にさせよう
「さど 島の新聞」(37号・7/28付)が東京事務所に送られてきました。郵送してくれたのは牧れいかさん。彼女は私たちがナラ枯れ調査で佐渡島を訪れた時、精力的に島を案内してくれました。彼女は佐渡の自然と文化をこよなく愛し、守り続けている方です。
「島の新聞」の8面には、「炭でよみがえる枯れ木」という見出しで彼女の投稿(2回目の)が載っています。記事には、「松枯れ、ナラ枯れ対策には、現在行われている薬剤の樹幹注入よりも、枯れ始めた樹木の根元に炭を撒いて土壌を中和させるほうが有効です」と書いてあります。そればかりでなく、米どころ佐渡の資源(廃棄物となっている籾殻等)を活かして炭を生産し、佐渡の森を元気にしようと起ち上がっています。記事の最後には、「松枯れ、ナラ枯れに対する炭の効用を佐渡でも実証し、松枯れ、ナラ枯れに心を痛めている人々とともに、できることから行動していきたい」と文を結んでいます。(ナラ枯れ・炭撒きについての問い合わせは、090-4200-2337 牧さん宛に)
ナラ枯れに心を痛めている方々は日本各地にいます。また、その原因を研究している学者の皆さん、そして日本の森を元気にしようと、酸性化した土壌を何とかしたいと炭を撒いている皆さんが各地で汗を流しています。しかし、多くの皆さんは日本の森が危機的だという認識にないことも悲しい事実です。嘆いていても日本の森は元気になりませんので、当委員会はできることから始めている新潟県佐渡島の皆さんと共に日本の森を元気にさせるアクションを始めています。(写真下:佐渡の衰退しているブナ)牧さん、元気を届けていただきありがとうございました。
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