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2021年9月23日 (木)

植物遷移が体感できる足尾の森づくりへ

昨日(22日)の足尾・松木沢の9時の気温は22℃、少し暑い秋晴れでした。Photo 私と加賀スタッフが作業小屋に到着すると重機のエンジン音が聴こえてきました。「あっ、もう開墾作業が始まっている」と驚きました。Photo_2 足早に森びと広場から南側下の現場に向かい、重機のオペレーター(藍場さん)に挨拶しました。藍場さんは、爽やかな笑顔で会釈してくれました。草地にはすでに石積みがあり、大きな岩や石は崖裾に積まれていました。朝の8時過ぎから作業を始めたとの事でした。Photo_3 今日は、来年から始める「植物遷移体験森づくり」(仮称)の草地を開墾する日でした。Photo_4Photo_5 Photo_6 Photo_7Photo_9 岩や石ころだらけの地に地衣類や苔が生え、土壌分解動物たちが枯れた地衣類や苔力を分解して土が作られ、そこに植物が生きてきた植物たちの生長を体感できないかと思い、昨日はその場所を開墾しました。

Photo_10 今月から松木沢川の砂防ダム工事を始める岩澤建設株の現場責任者・小林さんのご厚意で、昨日は、その地を開墾してくれました。小林さんは「これから工事で皆さんにお世話になりますから」と言って、重機で草地を開墾してくれました。岩澤建設株の小林さん、黒田さん、重機オペレーターの藍場さんありがとうございました。

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 プロの皆さんの作業は無駄がなく、草を重機で剥ぎ取り、岩や石を片付けてくれました。午後からは、地面を60㌢程掘り起こし、出てきた大きな岩や石を土砂防止用に草地の周囲に積んでくれました。Photo_12 この地では植生調査をしてありますので、来年からはパイオニア種をはじめ、土の状態に合わせてふるさとの木を植えていくことにします。私たちの命の源である大地の森がどのよう地で、どのように生長してくるのか、この地を訪れる方々と森に生かされていることを学べる”山と心に木を植える“活動をすすめたいと準備しています。改めて、その基盤を作ってくれた岩澤建設株様に感謝申し上げます。 (運営委員 大野昭彦)

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