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2021年9月の21件の記事

2021年9月14日 (火)

明日は宮脇昭先生追悼里親植樹です

 今日の足尾・松木の里は曇り空、8:30、気温は18℃。作業するにはちょうど良い気候です。森びと広場の桜の木が色づいてきました。Img_2192Img_2193 今日の森作業は、明日に行う「宮脇先生追悼植樹」と8月大雨で延期になった第4回里親植樹、9月分の申し込みがあった第5回里親植樹の最終準備です。まず、苗木の選別です。樹種ごとにあみ袋に入っている苗を全部出して、エリア毎に分けていきました。分けた苗木を、最後あみ袋に詰め直しました。

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Img_2190 Img_2202 Img_2203 1時間弱で苗の選別が終了し、今度は会場作りです。しばらく椅子や机を使っていなかったため、埃だらけでした。雑巾で拭き綺麗にしました。その後、宮脇先生の写真を飾る、机とリースの設置をしましたが、リースを飾る台にペンキの塗り残しがあり、橋倉さんが塗ってくれました。白いクロスを掛けると立派な祭壇が出来ました。Img_2205 Img_2211 午後には、リースに飾る森の小枝を取りに民集の杜へ行き、クリ、モミジ、カシワ、ミズナラ、コナラ、そして、宮脇先生の記念樹のイヌブナの枝を取りつけてリースを完成させました。Img_2214 Img_2215 高橋さんと林子さんも合流し、机と椅子の配置を並べ替え、会場作りの過程を記録(ビデオ)に残してくれました。その後、苗木に水をたっぷりと吸わせ軽トラックに積み、鹿に食べられないように下の苗床に車ごと入れて保管しました。しかし、この苗を袋ごと背負い籠に入れて運ぶことにしていたのですが、駕籠に入らないことが判明した為、背負子に載せるとことにしたら橋倉さん曰く、「これは良い!背負いやすいし、土よりも軽いよ」ということで、これで運ぶことにしました。Img_2217 Img_2221 Img_2219_2 最後に、一昨日刈り残した上の土置き場の前を濟賀さんが草刈りをして、本日の作業は終了しました。本日森作業に汗を流したのは、橋倉さん、濟賀さん、高橋さん、林子さん、加賀でした。お疲れさまでした。(報告:加賀春吾)



2021年9月12日 (日)

てきぱきとした森作業で里親植樹の準備が整いました

 本日(12日)の足尾・松木の森びと広場の天気は曇り、気温は18度でした。8時50分、ホットコーヒーを飲みながらの早めの打ち合わせ。9時5分には、小柴さんが草刈り機に燃料を入れて準備を整えました。

Dsc05842  作業は、みちくさ前の「畑」と「みちくさの庭」の草刈りを小柴さんと加賀さんが行いました。庭の一部は秋色の草木で、二人は植えた草木と他の草に注意しながら進めてくれました。

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Dsc05843  畑の草を刈ると中倉山のブナの実から育てている幼木が黄色い葉を出していました。早く大きくなってと願うばかりです。

Dsc05850  筆者は、舎務室の整理整頓を行ないました。室内は湿気で汗ばみましたが、大汗をかくほどではなく、事務所から運び入れた本や資料を本棚に並べました。

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Dsc05852  みちくさ前の「畑」と「みちくさの庭」は草を刈ると秋本番を迎えることができると、気分がホッとしました。どちらの作業も午前中に完了しました。

Dsc05847  昼食時に、「みちくさの庭」の草刈りの時に食べごろのブラックベリーを加賀さんが摘み、持って来てくれました。黒ずんだ実をいただくと、軽いスッパさと甘みのある味がしました。

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Dsc05849  昼食後の作業は、森びと広場の下の「新植樹地」の草刈りを終えて、15日の追悼植樹と里親植樹で使用する用具を点検・準備し、軽トラックに積んで「臼沢西の植樹地」の入口まで運び込みました。本日はてきぱきとした作業ができました。小柴さん、加賀さん森作業ご苦労様でした。(報告者・済賀)

2021年9月11日 (土)

幼木の生長を感じる臼沢西の森の育樹作業

 本日は9月11日(日)、作業小屋の9時の気温は21℃です。橋倉さんが入れてくれたコーヒーを飲みながら本日の作業打ち合わせです。

 本日の森作業は、15日に行う里親植樹・宮脇昭最高顧問慰霊の植樹地の黒土をならし整地することと、プレ・第1回~第3回の里親植樹地の草刈り、苗床に保管している苗木の準備です。

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  小雨が降っているので、カッパを羽織り、刈り払機、鎌、鉄筋を打ち込む大ハンマー等を軽トラに積み込み出発です。

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 臼沢西の森に到着し、加賀さん、橋倉さんは植樹地の整地、済賀さんは刈り払機で草刈り、筆者は、鎌で苗木周りの草刈りを行いました。苗木より草の生長の方が早く、1カ月もたたないうちに草で覆われてしまいます。

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 作業を行っている間に小雨も上がり、カッパを脱いで作業継続です。草の種が飛んできて生え広がると思いますが、いろいろな種類の草が生えています。つる草も伸び、幼木に絡んでいます。幼木を傷つけないように幹を確認しながら草を刈り、根元に置いてマルチングします。

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 刈り進んでいくと、土留め板にカマキリがとまっていました。今日はセミの鳴き声が聞こえません。空を見渡すとトンボもあまり飛んでいません。里に降りて行ったのでしょうか。季節が秋へと変化していることを感じます。 

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 草刈り後の幼木たちを見ると、葉を広げ、枝を伸ばし、植樹から数カ月ですが生長を感じます。「里親」としてうれしくなります。臼沢西の急斜面にしっかりと根を張り、豪雨に耐える森に生長することを願い、鎌を握る手に力が入ります。秋から冬になるとエサを求めるシカやサルが入り込んできますので獣害対策にも気を抜けません。

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予定した整地と草刈りを終え下山しました。遅い昼食をとり、午後は15日の植樹用の苗木の準備をしました。夏の暑さで葉を落としたトチノキは、青々とした葉を広げています。トレイに詰めて、水をたっぷりと根に吸わせました。 

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苗木の準備を終え、明日作業を行う「みちくさの庭」と「みちくさの畑」を確認しました。土壌の良さから草の生長も早いです。あざみの花には蝶がとまり蜜を吸っています。リンドウが背を伸ばし紫の花を咲かせていました。

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Img_4137明日の作業打ち合わせを行い、本日の作業を終了しました。本日の森作業は、加賀、橋倉、済賀、筆者でした。(報告・清水)

 

天高い青空から吹く爽やかな風を浴びて足尾の森作業

Dscn7661  昨日(10日)の足尾・松木沢は、久々の青空が見えました。街中では、あちこちでコスモスの花が揺れていました。朝9時の気温は20℃、爽やかな空気の中で森作業をスタートすることができました。

Dscn7641  朝の打ち合わせでは、7日に提出した栃木県議会への「陳情書」とその後の記者会見の報告が話され、そのブログを見た佐野市在住の男性からの「森びとの取り組みをお手伝いしたい!」というメールを快く歓迎する話合いをしました。

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Dscn7651  森作業は、15日に行う「宮脇昭最高顧問慰霊植樹・9月里親植樹」会場に培養土を敷き詰めました。その上に、苗木を支える篠竹を刺しました。他のサポーターは、「民集の杜」の草刈りを行いました。

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Dscn7657  午後は、宮脇先生を偲ぶ広場に供えるリースを作り、鎌田さんが用意した焼香代わりにするドングリとヤマグリを器に入れ、「喪章」も整えました。最後は、森びと広場や作業小屋周辺の整理整頓を行い、爽やかな汗を拭い、散会しました。

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Dscn7659 昨日の作業は、鎌田、大野、福原、筆者でした。(報告・橋倉)

2021年9月 8日 (水)

秋の森の防潮堤づくり活動を話合いました

 本日(8日)、応援隊は第2回役員会を開催しました。雫育苗場にいく途中、水田の稲はたわわに実をつけて頭を垂らし、収穫を待っていました。

Photo_3  会議では、第1回役員会以降の取り組みと今後の活動について議論しました。これまでの取り組みでは①福島県林業会館フォレスト助成金認定報告、②福島県議会への請願書提出打ち合わせ(高野県議議員)、③南相馬市議会一般質問議会傍聴報告、今後の取り組みでは、①福島県議会請願書提出日程について、②南相馬市議会請願書提出内容検討について、③第9回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭について議論しました。

Photo_4  南相馬市議会報告では、南相馬市議・小川事務局員は9月議会一般質問を行い、植樹祭の苗の管理等の3項目の質問をしました。そのひとつは、植樹祭用の苗の活用について、二つ目は植樹祭会場の管理について、三つ目は植樹祭会場の周知についてでした。

Photo_5  市側の回答は、県と協議をしながら進めていきたいということでした。また、応援隊の活動は市として非常にありがたいと認識している。植樹会場案内の看板やマップについては今後、作成を検討していきたいとの回答でした。

Photo_6  私たちとしては市議会での答弁を受けて、質問への方向性が一定程度見えてきましたので、今後も市役所と詰めた話合いを行っていくことにしました。また、足尾・里親植樹への参加については、応援隊ひとり一口の参加を行い、さらには友人知人に呼びかけていくことにしました。

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Photo_8  農園は、ナンバンとカボチャが間もなく収穫となり、今後たまねぎとカブを植えると松林副代表が話していました。本日の参加者は、渡部代表、松林副代表、菅野副代表、山田事務局、東城スタッフ、道中内スタッフ、松本スタッフ、岩橋恵美スタッフ、そして筆者でした。(報告 岩橋事務局)

栃木県議会に地球温暖化防止の陳情書を提出した森びとファンクラブ

 世界中の多くの人々は気候危機を何とかしてなければならないと思っているのではないでしょうか。その対策は“待ったなし”です。今は、評論している場合ではなく、できることを実行していくことだと思っています。やれることは小さいかもしれませんが、実行することは人類生存の基盤(地球)を健全にすることです。 

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            9/8の下野新聞報道記事

 私たちも気候危機には無関心ではいられませんので、各県の森びとシニア世代は培った知識を絞り出して、地球温暖化にブレーキをかけています。二酸化炭素を吸収してくれる木を植え、森を育てています。昨日、森びと栃木県ファンクラブは、県議会事務局議事課へ「2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロへの取組に関する陳情書」を提出し、自治体や各団体・市民と心をひとつにして、具体的な行動を展開することをお願いしました。 

Photo          事務局へ提出する県FC

Photo_2           提出後の記者会見

 陳情を要約すると、①日本の「2050カーボンニュートラル」栃木県版を県議会として決議すること。②県下の企業はCO2排出量の多い化石燃料を燃焼しないことや原発に頼らない再生可能エネルギーへの転換・導入の現状とそれらに関する今後10年の計画を県民に明らかにすること。③CO2を吸収する森林再生などの緑化活動は益々その重要度を増している。県が管理する土地に県民運動としての植林を実施すること。特に、日光市足尾町愛宕下(旧松木村跡)の松木川対岸の荒廃地と宇都宮市が進めるLRTの線路沿線に植林をすること。④義務教育では森、里、川、海に触れ、人の命は大地と海の恵みで育まれていることを学ぶ体験型の授業を行うこと等です。20074 上:2007年当時の足尾「臼沢の森」・下:2018年の「臼沢の森」

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 私たちの陳情書は完璧な内容ではなく県民からの意見をいただき、多くの県民で豊富化できれば有難いと思っています。勿論、この活動は県民に強制するものではなく、全ての生きものの生存が持続できる地球(基盤)を健全にしていきたい方々との協働の恩送りとして推進できれば幸いです。

2005121 足尾の森づくり会場を判断してくれた福田知事と故・岸井理事長(2005年)

 この活動を共にサポートしてくれる県議の松井正一さん、山田美也子さん、今月22日から始まる県議会本会議、常任委員会、関係委員会での審議をよろしくお願いします。(運営委員 大野昭彦)

2021年9月 6日 (月)

宮脇昭先生の慰霊植樹と9月里親植樹へ向けた準備作業

Dscn7612  今日の足尾・松木沢はいまにも泣きだしそうな空模様でした。9時の気温は17℃、秋真っ盛りと思えるような涼しさでした。作業打合わせでは、大野さんからこの間の事業報告と今後の取組みについて提案されました。その後は、早速、作業現場の「臼沢西の森」へ出発。

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Dscn7616  現場から足尾ダムゲート方面を見ると真っ白でした。と思った瞬間、雨が降ってきました。雨は小降りでしたので鎌田さんは刈払機での草刈り、大野さん、加賀さんの二人は土留柵を造り、私は5月から7月に行った里親植樹地の草刈りを行いました。時折強く降る雨の中、予定した作業を進めながら、15日に行う慰霊植樹と8月と9月分の里親植樹の準備作業もしました。

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Dscn7620  昼食後は、明日(7日)行う栃木県議会への陳情書提出とその後の記者会見を想定したリハーサルを行いました。県FⅭ代表・加賀さんは真剣にプレゼンしていました。濡れた体と衣服をストーブで乾かしながら、「ああしよう、こうしよう」と意見を出し合いました。

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Dscn7627  その後は、雲集亭の荷物を片付け、慰霊植樹に向けた喪章やリース作りの準備を行いました。泥だらけで草刈りをした鎌田さんに感謝をしながら、きれいになった森びと広場を後に本日の森作業は終わりました。

Dscn7622        草刈りが終わった「臼沢西の森」

 今日の作業は、鎌田、大野、加賀、そして筆者でした。(報告 橋倉)

【活動報告】国連に要望書を送付しました。

森びとプロジェクトでは、6月に開催した第1回運営委員会で議論した「2050年温室効果ガス排出ゼロに向けた経済政策、吸収源の森を元気にする国民参加の森づくりの要望について」の要望書を英語に翻訳し、国連アントニオ・グデーレス事務総長に郵送しました。
 
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今年11月に英国で「国連気候変動枠組条約第26回締約国会議」(COP26)が開催されます。この会議では、「パリ協定」と「気候変動に関する国際連合枠組条約」の目標達成に向けた行動を加速させるため、締約国が一堂に会し議論されます。

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森びとの要望書が世界の気候変動対策の一助になれば幸いです。要望書の英語への翻訳をしていただいた会員の武川さん、ありがとうございました。 

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2021年9月 5日 (日)

東北の地から気候危機に歯止めをかけたい!

 前線が九州南部から本州沿岸を通り東に延びており、盛岡市の空もどんよりしています。

 本日は、東北地方で活動する森びとプロジェクトの岩手県、秋田県、宮城県ファンクラブ代表者の合同会議をJREU盛岡地本の会議室をお借りして開催しました。

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 地球温暖化によって異常気象が狂暴化し、人間の暮らしといのちを脅かしていることに対して危機感を持ち、東北では八幡平松尾鉱山跡地を拠点に森づくり活動を行ってきました。2011年3月11日に発生した東日本大震災以降は太平洋沿岸での森の防潮堤づくり活動を県ファンクラブの皆さんと行ってきました。しかし、気候変動による異常気象の猛威は世界中を襲い、毎年その被災者は増え続けています。

 気候危機に対して少しでも歯止めをかけられないかと、「2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロ」への取り組みについて各県ファンクラブ代表の皆さんと意見交換を行いました。宮城県ファンクラブからは、名取市、仙台市荒浜の“いのちの森”の草刈りや補植活動について。岩手県ファンクラブからは、八幡平の森の育樹活動について。秋田県ファンクラブからは、大館市での植樹活動について報告をいただきました。

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 コロナ禍で県ファンクラブの活動も制限され苦労している状況も報告され、県ファンクラブの体制を整え、温室効果ガス吸収源である森を元気にする活動をつくりだしていくことの認識を合わせました。

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 東北3県ファンクラブ代表者で10月に八幡平の森の観察会を開催することを確認し、生長した森との再会を楽しみに会議を終了しました。会議室を貸していただきましたJR東労組盛岡地本の皆さま、ありがとうございました。

Img_4029(報告:清水卓)

温暖化にブレーキをかける福島県の松明

 今日(9/5)は、森びとプロジェクトが取り組んでいる地球温暖化にブレーキをかける具体的な取り組みについて、その福島県版としての活動を福島県ファンクラブがすすめていく話合いを行いました。中身は、県議会と南相馬市議会へ提出する「2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロへの要望書」提出と、議員と市民がその活動の輪を拡げていくことです。

202195  今日は、県会議員の高野さんがその要望書の趣旨を快く賛同してくれました。さらには議会への紹介議員にもなってくれました。今後の進め方についてもアドバイスをしてくれました。高野さんからは、全会一致で可決を図るためにも各議員に働きかけていくことを約束してくれました。

202195_2  私の森づくり活動は、鎮魂復興市民植樹祭を通じて温暖化防止につながっています。その意味を分かり易い資料にまとめ、その資料を議員や市民に配布し、要望書の可決にアピールしていくことを話し合いました。

202195_3  私たちは、早速、チラシ作りに入りますが、議員と市民との報連相がとても大事なことであることを学びました。

202195_4  高野さん、ご指導ありがとうございました。(報告・東城敏男)

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