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2021年9月の21件の記事

2021年9月26日 (日)

森ともの心が宿る「城山の森」の草刈り

 「暑さ寒さも彼岸まで」とよく言われますが、今日の日光市の城山は涼しく、小雨降る生憎の天気でした。 

Dscn7685「城山の草が伸びてるよ!」との連絡を小川サポーターから受け、足尾での森作業を変更しての「城山の森」作業を本日、行いました。いつもより早い現地に8時30分集合。予想通りに全員が早着、待ち合せ時間には作業現場に到着しました。Dscn7692Dscn7688 最初に目に入ったのはサポーター・松村宗さんが植えてくれた彼岸花でした。すでに盛りは過ぎていましたが、登山道沿いに点々と、しかも自然に植えられていて、センスの良さに感心をしました。さらに感心したことは、かなりの広さの草が刈られていたことでした。昨日、福原サポーターから「明日城山の森に行けないので、自分の分の草を刈っておいたから!」との連絡があり、その広さに驚きました。彼の森づくりへの強い思いを感じました。Dscn7682

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Dscn7684 現場は、滑る足元でしたがケガもなく昼頃には作業が終了しました。Dscn7691 気がかりだったことは、あまりにも苗の生長が遅いのではないか感じた事でした。杉やヒノキ林だった場所でしたので、土の栄養分が偏っていたのかもしれません?時間をかけて見守っていきたいと思いました。今日の森作業は、鎌田、山本、小川、加賀、報告・橋倉でした。Dscn7689(報告・橋倉喜一)

色づき始めた森の木の葉たち。秋の気配を感じながら森作業

 本日は9月25日(土)、昨日までの暑さから一転し、涼しい1日となりました。

 森びと広場の8時30分の気温は16℃。中倉山の尾根は雲に覆われています。本日の森作業は福原さんと筆者の2名です。コーヒーを飲みながら本日の作業打ち合わせをしました。23日の森作業で刈り残した臼沢の森内のJR貨物労組植樹地の草刈りを行い、草刈り後は、臼沢西の森に「里親植樹」用の黒土を運ぶことにしました。

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 軽トラックに背負子と鎌を載せ、臼沢の森へ出発。曇り空のためか、森の中は薄暗く肌寒く感じます。階段を登っていくと黄色くなった落ち葉やドングリの実が落ちています。

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 植樹地に着き、斜面を見上げると上部に草が伸びています。刈り取られた草で足を滑らせないように気をつけながら斜面を登り、幼木に気をつけながら草を刈りました。篠竹が立っていても枯れてしまっている幼木もあり、人間の都合に合わせた育樹作業に反省です。いつの間にか霧雨が降り出していましたが、汗ばむ体には気持ちがいいミストシャワーになりました。

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刈り進むと草に負けずに葉を広げるコブシやミズナラが顔を出しました。臼沢の斜面に根を張り、森の主役になろうと頑張る幼木たちから元気をもらいました。

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  一面の草刈りが終わる頃には雨も上がりました。草の生長を見ると土壌が良くなっている表れかと感じますので、10月12日のJR貨物労組の育樹活動では丁寧な補植をお願いします。 

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 下山し、臼沢の入口に着いたのが10時30分。昼まで臼沢西の森に黒土を運びました。一番下に置かれた黒土の袋は水分を含み重さが増しています。お互いに背負子に黒土2袋を積み運びました。一歩一歩足元を確認しながら階段下まで運び、7往復、28袋を運ぶことができました。

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  昼食後は、新松木の杜の道路側と林内の通路の草刈りを行いました。草が生えるのはあっという間です。林内は松木川までの歩行路の草を刈りました。

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 広場に戻りながら、松木の杜の道路わきの草や、看板前の草を刈りました。草刈り後は刈り払機の後点検を行い本日の森作業を終了しました。午後、青空が少し顔を出しましたが、3時半過ぎには小雨となり、臼沢西の森の幼木たちには恵みの雨となりました。

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 小さいながらも木々の葉が色づいてきました。秋が深まっていくと森全体が赤や黄に色づき松木を訪れる皆さんの目を楽しませてくれることでしょう。

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みちくさ庭園内のリンドウとヒガンバナP9251536

本日の森作業は、福原、清水でした。(報告・清水卓)

 

2021年9月25日 (土)

秋の風を感じて、森の防潮堤補植と苗分け作業

 朝方の雨が上がり気温は20℃でしたが、肌寒く感じた一日でした。本日(25日)、私たち9名は昨年植樹した鎮魂復興市民植樹祭第8回会場の補植作業に5名が、育苗作業でのシラカシの苗分けを4名が行いました。補植はシロダモ、シラカシ、アカガシを100本を植え、苗分けは120本を行いました。P1020193

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P1020180 今日は松林副代表が血中酸素濃度計を持参し、参加者全員の計測を行ないました。全員が96%から98%で正常値でした。今後も新型コロナウイルスに向き合い、ウィズコロナ社会での新しい生活観を育んでいきたいと思います。P1020187 今日の作業は17日ぶりでした。育苗場農園もカボチャ1個が最後になりました。ナンバンは赤く色づき、食べごろなので収穫しました。黄色いキクイモの花は咲き誇り、それを見た松林副代表は、「11月頃には収穫できるぞ!」と言っていました。P1020192

P1020155 作業の終わりには、東城さんから頂いた美味しいお菓子をいただき、森作業の疲れを和らげました。

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 10月の作業予定日も決まり、10月24日に行われる市民限定・縮小開催の「第9回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭」を成功にさせることをみんなで誓い合って散会しました。本日の作業は、渡部代表、松林副代表、菅野副代表、山田事務局、道中内スタッフ、原田スタッフ、菊地スタッフ、東城スタッフそして筆者でした。(報告 岩橋孝)

2021年9月23日 (木)

足尾・「臼沢の森」で爽やかな汗を流した森作業

 今朝、山本さんを出迎えのためJR鹿沼駅前に着くと、いつもと違う風景がありました。今まで無かったモニュメントが建立されていました。これはシウマイのモニュメントで、崎陽軒の創業者が鹿沼市の出身ということで、鹿沼市をシウマイの街にしようというものだそうです。私にはシウマイには見えませんでした。皆さんはいかがですか?Img_2302足尾・森広場に着くと雲一つない青空で8時30分の気温は18℃、森作業日和の天気でした。Img_2307 今日の作業の打ち合わせを行い、「臼沢の森」内にあるJR貨物労組が植樹した場所の草刈りを行うことにしました。その場所は獣害対策の柵は作ったのですが、その後の草刈りをしていませんでしたので、苗木の衰弱を心配していました。一年ぶりに貨物労組OBの仁平さんが来てくれました。10月12日には組合員の皆さんが補植をする予定ですので、その前の受け入れ準備作業にしました。階段を登り始めると、森内はひんやりとした空気が流れ、気分の良い作業なりそうでした。思わず、仁平さんは笑みがこぼれていました。Img_2310 Img_2311

Img_2312どんぐりが落ちていました

現場に着くと思っていた通り、草が元気に生えていました。いざ草刈り開始、篠竹のある所の草を刈ると苗木の枝が顔を出してくれました。その様子を見ると感動をしました。しかし、苗木が衰弱しているものもあり、反省するばかりです。

Img_2313 Img_2317 Img_2318 Img_2330 草刈りは4分の1程を残しましたが、12時で草刈りは終了しました。帰りに仁平さんがM&mベンチに腰掛けていましたが、久しぶりの森作業でかなり疲れた様子でした。Img_2332 午後は、10月の「みちくさ」のオープンに備え、周りの草刈りをしてくれました。仁平さん、濟賀さんと私は森びと広場に溜まっていたゴミを集め、処分場へ運ぶためのフレコン袋にゴミを詰め込みました。今日の作業はこれまで終了です。Img_2337 Img_2333 Img_2339 朝は作業日和と思っていたのですが、日中の日差しは強く、暑い一日になりました。私はバテましたが、仁平さんは、「爽やかでいい一日でした」と言っていました。来月に再会できるように、森作業の協力を仁平さんに呼びかけました。今日の森作業は、仁平さん、山本さん、濟賀さん、加賀(筆者)でした。お疲れさまでした。(報告:加賀春吾)

 

植物遷移が体感できる足尾の森づくりへ

昨日(22日)の足尾・松木沢の9時の気温は22℃、少し暑い秋晴れでした。Photo 私と加賀スタッフが作業小屋に到着すると重機のエンジン音が聴こえてきました。「あっ、もう開墾作業が始まっている」と驚きました。Photo_2 足早に森びと広場から南側下の現場に向かい、重機のオペレーター(藍場さん)に挨拶しました。藍場さんは、爽やかな笑顔で会釈してくれました。草地にはすでに石積みがあり、大きな岩や石は崖裾に積まれていました。朝の8時過ぎから作業を始めたとの事でした。Photo_3 今日は、来年から始める「植物遷移体験森づくり」(仮称)の草地を開墾する日でした。Photo_4Photo_5 Photo_6 Photo_7Photo_9 岩や石ころだらけの地に地衣類や苔が生え、土壌分解動物たちが枯れた地衣類や苔力を分解して土が作られ、そこに植物が生きてきた植物たちの生長を体感できないかと思い、昨日はその場所を開墾しました。

Photo_10 今月から松木沢川の砂防ダム工事を始める岩澤建設株の現場責任者・小林さんのご厚意で、昨日は、その地を開墾してくれました。小林さんは「これから工事で皆さんにお世話になりますから」と言って、重機で草地を開墾してくれました。岩澤建設株の小林さん、黒田さん、重機オペレーターの藍場さんありがとうございました。

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 プロの皆さんの作業は無駄がなく、草を重機で剥ぎ取り、岩や石を片付けてくれました。午後からは、地面を60㌢程掘り起こし、出てきた大きな岩や石を土砂防止用に草地の周囲に積んでくれました。Photo_12 この地では植生調査をしてありますので、来年からはパイオニア種をはじめ、土の状態に合わせてふるさとの木を植えていくことにします。私たちの命の源である大地の森がどのよう地で、どのように生長してくるのか、この地を訪れる方々と森に生かされていることを学べる”山と心に木を植える“活動をすすめたいと準備しています。改めて、その基盤を作ってくれた岩澤建設株様に感謝申し上げます。 (運営委員 大野昭彦)

2021年9月20日 (月)

日光「城山・ふるさとの森」に秋分を知らせる彼岸花が咲きました。

 昨年10月17日、森びとプロジェクト栃木県ファンクラブは、日光市板橋地区の城山の斜面(大和木材様の所有地)に落葉広葉樹17種1000本の木を植えました。「城山・ふるさとの森」の観察に定期的に足を運んでいますが、18日に台風14号が関東地方を通過する天気予報を聞き、17日に城山の森の観察に行きました。

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 檜林の山道を登り、城山の植樹地を眺めると赤い花が目に飛び込んできました。近づいて見ると、「打ち上げ花火」のように彼岸花(曼珠沙華)が真っ赤な花を広げていました。8月30日に森びとの松村宗雄さんが植えてくれた彼岸花でした。

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 登山道の脇には、春に登山者や地元の皆さんが散歩に来た際にサクラの花が楽しめるようにと早咲きのカワズザクラやオオシマザクラ、ソメイヨシノ、シキザクラなどが植えてあります。梅雨時期はアジサイの花、夏にはユリの花が咲きます。しかし、秋に目を楽しませる花がありませんでした。城山を訪れる皆さんに秋の訪れを伝え、まもなくやってくる冬への備えを心がけましょうとの松村さんの思いが伝わってきました。

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 先人の守ってきた恵みの森に感謝し、城山の森を育てていきたいと思います。植樹した幼木を見ると草と生長を競い合っています。3年間の下草刈りは植えた人間の責任ですので、育樹の計画を立て県ファンクラブや森ともの皆さんと草刈りを行いたいと思います。

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 橋倉さんの植えた彼岸花はまだ蕾でしたので、秋分の日の頃は花を広げ、登山道を行きかう皆さんの目を楽しませてくれることでしょう。 

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(報告:小川 薫)

2021年9月19日 (日)

天高い秋晴れを満喫しながら足尾・松木沢の森作業

Photo  今日の足尾松木沢の朝は快晴。森びと広場で作業の準備をしていると足尾グランドキャニオンから声が聴こえてきた。双眼鏡で見ると、ロッククライマーが気持ちよさそうにアタックしていました。Photo_2 全員が揃ったところで作業打合せ、久しぶりの秋晴れだから爽やかな風と太陽の陽を満喫しながら作業することにしました。Photo_3

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Photo_7           変わりゆく松木川に驚きながら
 午前中は、秋の彼岸の入り前の草刈りと墓石や祠に花を供えることにしました。その後は、大切な水確保のために、取水口周辺の草刈りをすることにしました。午後は、「臼沢西の森」の3年目を迎えた苗木の周りの草刈り、土留め用の甲羅板の緩みを直すことにしました。Photo_8       取水口周辺も草を刈って歩きやすく

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Photo_10            台風に備えて雨水路も整備

 モズの囀りとツクツクボウシの鳴き声を聴きながらの作業の気分は、とてもゆるやかで、爽やかな初秋の沢風が心地よい作業にしてくれました。Photo_11          鎌田順子さんが育てた花Photo_12

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Photo_15  祠や墓石に供えた花は鎌田順子さんが庭で育てたものです。田中正造が明治天皇に直訴してから120年が経とうとしている今を生きている私達。今日のメンバーはそんな気持ちを出し合いながら、草刈りをしました。Photo_16

Photo_17 鎌田さん、福原さん、済賀さん、お疲れ様でした。(報告・高橋佳夫)

福島県民版の「2050排出ゼロ」を県議会へ要望

 昨日(9/18)の森作業は台風の影響のため「中止」にしました。そこで私たちは、先日、応援隊役員会で議論した地球温暖化防止に向けた「2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロ」の請願書(案)を県議会へ提出するために、福島県庁に出向き、県会議員の高野さんとの打ち合わせを行いました。2021918_4         県民連合事務所で高野県議と打ち合わせ
 快く紹介議員になってくれた高野議員からは、各議員への働きかけ、全会一致で可決できるように議員の議論を進めてくれることを約束してくれました。引き続いて、椎根政調会長とも話しことができ、私と家内で「請願書」をお願いしてきました。椎根議員からは、「自分もしっかり議会の内外で頑張っていく」という有難い決意が話されました。2021917_2        県民連合・椎根政調会長へ要望書を手渡す

 高野県議とは数回にわたって議論を重ね、応援隊ばかりではなく、森びとの活動にもご理解いただき、請願書作成に関してもアドバイスをいただきました。原発事故以降、福島県は国に先立ち「2050年温室効果ガス排出ゼロ」を打ち出し、「再生可能エネルギー先駆けの地」とアピールしています。県民としては、そのゼロの内実をきちんと見ていかなければとも思っています。課題は、産業・経済活動のなかでの排出量削減が実質ゼロにする鍵ではないかと思っています。2021918_5

 県民の一人として、県議会への要望書提出は初めてのことでありましたが、県民がアクショすることによって希望の光が見えてきたようです。ご指導していただいた県議の高野光二さん、椎根健雄さんありがとうございました。2021918_6

 今月21日から県議会が始まります。本会議等での審議よろしくお願いします。(報告 東城敏男)

2021年9月16日 (木)

本ものの森づくりと人づくりに情熱を燃やした宮脇先生を偲ぶ

L  今日は“山と心に木を植える”いのちの森づくり運動を提唱、指導してくれた宮脇昭先生が天空の森に旅立ってから2カ月目の命日。本来ならば全国の森びと関係者に呼びかけて先生を偲ぶ集いを開きたいところでしたが、昨日、足尾の森づくりに協力してくれた方々だけで宮脇先生を偲びました。

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Photo_3  植樹会場では、宮脇先生の志とその情熱を幼木に宿しつつ、森びとサポーター、スタッフが何日もかけて耕してくれた足尾の荒廃地に穴を掘り、一本一本の幼木を丁寧に植えてくれた森ともの皆さん。

Photo_4  午後1時頃、偲ぶ集いは参加者全員の黙とうから始められました。

Photo_6  準備は、宮脇先生の森づくりで生長している木々の枝を集めてリースを作り、30年ぶりに足尾の荒廃地に立っている写真(2004年)をその若い木々で囲みました。

Photo_5  集いは、大野運営委員のリードですすめられ、黙とうが終わったあとに宮脇先生のプロフィールと活動の一旦が清水副代表から紹介されました。

Photo_7  その後、宮脇先生と22年間お付き合いしてきた私から、先生から指導された「本物になれ!」という意味のひとつを紹介しました。それを簡単に紹介すると、人間は生物社会の一員にすぎないという冷厳な事実を、森づくりを通じて認識し、人間社会で起きている事象と向き合う人間になれということでした。“森と生きる人間性”を追求する信念を最期まで貫き通してきた宮脇先生のひと齣を紹介しました。

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Photo_10  出席した皆さんからも、宮脇先生との想い出、森づくりが第三の人生だという方、森は人間の都合だけでは育てられないという自然界の心得などが森づくりを通じて私たちの心に沁み込み、私たちの世界観、人生観として豊かになっていることが紹介されました。

Ob  集いの最後は、栃木県ファンクラブ代表の加賀さんより、宮脇先生が指導してくれた未来志向のいのちの森づくり運動を、地域や世界に拡げていく決意が述べられました。

Photo_11  宮脇先生を偲ぶ集いに最後までお付き合いくださったJR東労組大宮OB会の皆さん、ありがとうございました。準備を整えてくれたスタッフ、サポーターの皆さん、大変ありがとうございました。(顧問 髙橋佳夫)

2021年9月15日 (水)

これからも天空の宮脇先生と一緒に、山と心に木を植えます!

 今日9月15日(水)は、「愛する人の命を守るために、まず小さな木を植えることから始めよう!」と世界で4000万本の木を植えてきた、森びとプロジェクト最高顧問・宮脇昭先生の追悼植樹と里親植樹(第4回、第5回)を行いました。今日の追悼・里親植樹には、JR東労組大宮地本OB会の皆さん21名が参加してくれました。 

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 9時の気温は21℃、天候は晴れ。絶好の植樹日和となりました。森びとスタッフ・サポーターは作業小屋に集合しミーティングを行い、1日の流れと任務の確認をしました。コーヒーを飲みながらのミーティングには、柳澤さんからお菓子の差し入れがありました。

 臼沢西の森の植樹会場に苗木を準備するスタッフと、大宮地本OB会の受け入れと植樹会場への誘導担当に別れ、9時30分作業を開始しました。

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 植樹会場では、前日に準備された植樹箇所を示す篠竹のところに手際良く苗木を置いていきました。第4回(8月分)、第5回(9月分)の里親植樹は強者スタッフの手で植えることにしましたので、急斜面で岩の多い植樹地にスコップで穴を掘り、黒土と斜面の砂土をよく混ぜて苗木を植えて行きました。「木は根、根は土だ!しっかりまじぇる、まじぇる!」と天空から宮脇先生の声が聞こえてくるようです。

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  10時過ぎ、森びと広場には大宮地本OB会の皆さんが到着。森びとから歓迎のあいさつと、スケジュールを報告して、参加された皆さんにも左腕に喪章のリボンをつけていただき、さっそく臼沢西の森へ移動しました。

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 臼沢の森の前で各自スコップを持っていただき、植樹地に向かいます。臼沢西の森の急な階段を慎重に上り、狭い植樹地に並び、済賀スタッフから苗木の植え方のレクチャーを行いました。

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 臼沢の森の植樹から参加しているベテランのOBの方もはじめて参加するOBの方も、岩が多く狭い植樹地での穴掘り、土づくりに苦労しています。それでも、時間をかけ丁寧に苗木を植えてくれました。植え終わった後は、松木渓谷から吹く風で苗木が振られないように支柱となる篠竹に麻ひもで八の字縛りします。

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 手作りの階段や植樹地を見たOB会の皆さんから、スタッフの努力にねぎらいの言葉もかけていただき、苦労が報われた思いになりました。

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 12時を過ぎたところで追悼植樹も終了し、「最後の1本まで植え切ったぞー!」と宮脇先生に報告し集合写真を撮りました。

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 下山の途中では、臼沢の森の生長した木々を眺め、今日植えた苗木の生長を願い、来年も育樹作業に来なければと思うOB会の皆さんでした。

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  昼食は風通しの良い広場のテーブルでいただきました。梨園で働くサポーターの弘永さんから梨の差し入れがあり、皆さんでいただきました。弘永さんごちそうさまでした。

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 昼食後は、「宮脇先生を偲ぶ会」を開催し、先生との森づくりの思い出や、先生から学んだことを参加者で共有しました。本日の宮脇昭先生の追悼植樹、第4回・第5回里親植樹に参加していただきましたJR東労組大宮地本OB会の皆様、大変ありがとうございました。

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P9151296 本日の参加者は、高橋さん、鎌田さん、橋倉さん、松村宗雄さん、松村健さん、大塚さん、山本さん、大野さん、加賀さん、済賀さん、柳澤さん、弘永さん、林子さん、大宮地本OB会21名様、そして、筆者でした。(報告:清水卓)

 

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