« 2020年3月 | メイン | 2020年5月 »

2020年4月の16件の記事

2020年4月 8日 (水)

ウイルスの心配事が消えた足尾の森作業

 今日は鎌田スタッフと二人の森作業だからのんびりいこうと思って、足尾ダムゲート前で鎌田スタッフを待っていました。鎌田車が到着すると窓から挨拶してくれたのは奥様でした。2人だと寂しいでしょう、と言って森作業の手伝いに来てくれました。

Photo  天気は曇り、風もなかったので寒くもなく作業には有難い一日でした。驚いたことは順子さんのパワーでした。順子さんの休息時間は昼食タイムの45分間だけでした。朝9時半から午後3時半まで枝切を手伝ってくれました。

Photo_2

Photo_3  昼食では、トマトケチャップ味付けの野菜と肉の炒め物を食べさせてくれました。男料理の弁当を食べている筆者にとってはとても有難い炒め物でした。ご馳走様でした。

Photo_4  枝切は2015年植樹会場の10分の1を残して終わりました。明日以降、生長の遅いブナが開けた森の中で太陽エネルギーを得ることができるでしょう。

Photo_5     葉をつけているのがブナ

 鎌田ご夫妻、今日は森作業にパワーをいただきありがとうございました。おかげさまで頭の中から新型コロナウイルス感染の心配事が消えた一日でした。

Photo_6        足尾駅の桜は満開でした

 (報告 髙橋佳夫)

2020年4月 7日 (火)

森の木々たちの息遣いが聴こえる森作業

 朝から気分が良い一日でした。青空の下で暖かい陽ざしを受けて、松木川の水量が少ない水が流れる音だけの静かな森の中の作業は、枝を伐ることに集中できました。

Photo

Photo_2  朝の打合では、本日から体温を測って健康チェック。コーヒーを飲みながらコロナウイルス感染対策の情報交換を行い、作業は昨日に引き続き「民集の杜」の枝切にしました。

Photo_8 Photo_3

Photo_4

2  今日は橋倉スタッフが仲間達から古希の記念にプレゼントされた鉈の筆おろし。天国までには持っていけないと、鉈に気持ちを入れて枝を伐っていました。

Photo_5  生長の遅いトチノキには太陽のエネルギカー届いているらしく、トチノキは嬉しそうな顔をしていました。森の木々たちは本物の森をつくる心をひとつにして、主役の木と脇役の木の演技を始めたようです。

Photo_6  昼食では、昨日、松村宗雄スタッフからいただいた三つ葉のお浸しに鰹節を振りかけて旬の香りと味を楽しみました。

Photo_7  その後、三つ葉の根は「みちくさ畑」に植え、仲間たちと味わうことにしました。午後の作業前には雄のキジの案内で杜に入り、15時半頃に現場を引き上げました。

 本日の作業は、松村健、橋倉、加賀そして筆者でした。(報告 髙橋佳夫)

2020年4月 6日 (月)

足尾・松木沢は本日、開花宣言です

 足尾・松木沢は本日、開花宣言します。強い西風に耐えて桜は寒そうでした。

Photo  コロナウイルス感染拡大が止まらない中、自家用車で足尾に入れるスタッフは本日、森作業を行いました。天気予報では午後から晴れということでしたが、今日の天気は一日中南西の強風が吹き荒れ、風花も舞っていました。

Photo_2

Photo_3  作業は「民集の杜」の枝切。コナラやシラカンバ、クヌギ、クリの生長が早く、10年前に一緒に植えたトチノキ、カエデ類の生長を促すために太陽のエネルギーを与えようと周りの枝を伐りました。

2

Photo_4  枝切りを始めたころは森の中ということもあって何ともなかった強風でしたが、枝切りが進んだ午後の作業はゴォーゴォーという強風音と風が運んできた冷えが堪えました。作業は2015年植えた「民集の杜」の半分の森の枝切が終わりました。

Photo_5

Photo_6  今日の作業は、鎌田、松村宗、山本、福原そして筆者でした。(報告 髙橋佳夫)

2020年4月 4日 (土)

房総の“森とも”から命を守る警告

 千葉の森びと・相川さんから写真が届いた。

Photo  地域の人々が楽しみにしていた花見のために間伐材でベンチを作った相川さん。ところが千倉で新型コロナウイルス感染が確認された。地域では、感染拡大防止のために不要不急の外出ができなくなった。

Photo_2  「近くの草地ではニリンソウも可憐な花を見せてくれているのに、残念だ」という相川さん。昨年は台風19号でビニールハウスが壊されて、がっくりきていた彼。そんな気持ちを花見で吹っ飛ばそう!と思ってベンチを作ったという。

Photo_3  「異常気象の猛威とコロナウイルスの猛威を甘く見るなよ!」と房総市からの警告でした。(報告 髙橋佳夫)

2020年4月 3日 (金)

コロナ感染に目配り、気配りをしつつ、「みちくさ」オープン準備

Photo          下野大沢駅~今市駅間

 今日から足尾の森づくりの始まり。いつものJR日光線は宇都宮駅から日光駅間のドアは乗客がボタンを押して開け閉めする。今日は車掌がドアの開閉をしていた。コロナ感染対策として各駅で外気を車両に入れていた。外気が入ってくる毎に気持ちが楽になって有り難かった。

Photo_2 下野大沢駅~今市駅間

 足尾・松木沢ではしだれ桜が蕾を膨らませ、マンサクが西陽に輝いていた。

Photo_3

Photo_4  柳の枝にはヤマガラが止まり、蕾を舐めていた。

Photo_5  松木沢の夕方は頬が冷たくなります。そんな春です。明日はミ―ティングに集う舎人に目配りと気配りをしながら、「みちくさ」オープンを迎える。(報告 髙橋佳夫)

2020年4月 1日 (水)

素晴らしい宝物・財産を継承しよう!

Dsc_0256516

 本日、手洗い、換気、机など消毒を行った後、15年間の森づくりの宝物探し編集会議を行いました。高橋副理事長からは現代人の暮らしのひとコマとして紹介されました。「通学通勤の必需品がテレビで毎日紹介され、コンビニの食材で不足した栄養はサプリメントで補給し、衰えた筋肉はお金を出してジムで鍛えるという暮らしのデータは人口知能が基になっている。暮らしが企業の大量生産大量消費戦略上にある現代人。人間が持っている素晴らしい知恵が暮らしに活かされていない。現代人は五感を磨き、人工知能の素晴らしい部分のふるいと知恵というふるいにかけて流されてくる情報を見極め、人間らしい暮らしを描いていくことが求められている。そのヒントは15年間の森づくりの中で教えられている。それらを発見して、次世代を生きる若者に伝えるべきではないか?」と提起がありました。

Dsc_0797517  
 私たちの合言葉は”山と心に木を植える”です。森は15年間に育てられましたが、その森を育てた森びとスタッフの心にはどんな木を植えられたのか、その木を探しあてるのが本日の会議でした。

 木々が自立できるまでの草刈りをめぐったスタッフの話が森を育て、鹿や猿から幼木を護る様々な失敗や議論が森を育てました。会議では、このような15年間の森びとスタッフの心に木を植えてきた現実を、活字にしていくことになりました。インターネットや著書ではつかみきれない「宝物」を探していくことになりました。(報告・松井富夫)

森びと検索

最近のトラックバック