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2018年8月の13件の記事

2018年8月 4日 (土)

未来を生きる若者たちと共に考える“森と生きるという暮らし”

Photo  足尾「どくだみ荘」の朝4時頃は、タオルケットから足がはみ出していると涼しく感じる気温でした。今市に住む鎌田さんも、今日の朝方は毛布をかけたと言っていました。そんな日光市ですが、昼は、今日も猛暑日でした。

Photo_2  朝からアブラゼミ、ミンミンゼミ、ニイニイゼミが大合唱でした。今日の作業は明日の高校生の環境ゼミサポートの準備でした。

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Photo_4  明日はまず、昨年のゼミで植えた苗木たちと草の生存競争の現状を観ていただき、除草作業をします。多分、草木の競争を見ると除草作業に集中しがちですので、蜂の巣のチェックをしました。

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Photo_7  同時に、その周囲の草刈りをしました。昨年植えた幼木が草との競争に負けていますので、我々も集中しすぎて熱中症にかからないように声をかけ合って草刈りをしました。

2017  2年前に植えた幼木たちは草との競争に目もくれず、すくすく成長しています。ヤマザクラ、シラカンバ、ウリハダカエデ、クリ等は樹高3㍍程に生長していました。クリは小さな毬栗をいっぱいつけていました。

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Photo_9  松木川から吹く風に当たると、汗が止まるほどに爽やかでした。「みちくさ」では松村宗雄さんが、今月25日に森ともが集って行う「岸井理事長を偲ぶ集い」用のリース作りに汗を流していました。岸井さんと共に育ててきた足尾の樹木に囲まれてほしいと願い、樹木の葉で作ったリースに岸井さん想い出を取り付けたいと準備しています。本日は、鎌田、仁平、そして筆者でした。(報告 高橋佳夫)

2018年8月 3日 (金)

“環境問題は政治問題”だ!未来を生きる若者たちの地球を守る政治を

 想定外の豪雨による土砂流出、崖崩れ、表層崩壊対策(堤防強化、土砂の除去、水位計設置等)で何千億円の税金が投入されている。ところが想定外豪雨の原因でもある“地球温暖化対策”は見えてこない。

Photo  足尾で育樹・育苗活動をしながらそんな報道を見聞きしていると、未来を生きる若者たちの暮らしはどうなってしまうのか、と政治家にその矢印が向いてしまう。

Photo_2  毎日新聞(先月)を読んでいると、「昨今 ことば事情」(非常時/国防)というコラム欄で毎日新聞客員編集員・近藤勝重さんは、1934年の雑誌に書かれていた寺田寅彦氏の『天災と国防』を紹介し、持論を書いていた。

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                  足尾・中倉山北斜面

 そこでは、「災害も国を脅かす天然の敵とみて、国防の必要性を訴えた。かつ戦争は避けられるが、天災は“その襲来を中止させるわけにはいかない”と書いている。次のコラム(天譴(てんけん)論)では、「西日本豪雨の被害も天災か人災か被災状況を調べ、戒め(いまし)を受けなければならない対象に政治を加えるべきか見極める時期であろう。」と書いている。

Photo_5   ハンカチノキの実

 そして、「あのオスプレイ1機の予算でどの程度の防災が可能になるのかと」、また、「増大する一方の防衛費のどのくらいを割けば、堤防の決壊といった事態を防ぎ得るか。異常気象にも対応した議論がもっとなされなければならない」と書いていた。

Photo_6  まさしく“環境問題は政治問題”だ。未来を生きる若者たちに持続可能な地球を残すために、大量生産大量消費社会の暮らし方見直し政策が政治に求められている。明後日は高校生と先生たちとの環境学習。未来を生きる若者達とスタッフたちの討論に気持ちが引き締まる。(理事 髙橋佳夫)

2018年8月 1日 (水)

自然界は、人間の都合を考えてはくれない!

 猛暑はスペイン、アメリカ、スウェーデン、そして日本でもその猛威は、山火事、農作物などに被害を強いているようですね。昨日の足尾・松木沢は午前9時で気温26度、快晴。台風12号で待望の雨が降り、足尾ダムでは三河(久蔵、松木、仁田元)水量が増し、ドドドーと轟音を響かせていました。予想通りに森びと広場に向かう松木川沿いの道は通行止めなっていました。

Photo  集まったスタッフは4人、臼沢の森の草刈りをやることが即座に決まり、早速、道具を担いで出発。“草に覆われている苗木達が可愛そう!”という思いが私たちの気持ちを動かしました。

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Photo_4  深緑に輝いている美しい森の上には、青い空と白い雲、そして照りつける太陽で真夏の主役が揃っていました。話をする余裕がないほどに伸びている草を刈る音は、静かな山肌に響いていました。熱中症に気を付けて

2018_0731_123420dscn5588  作業は午前中まで、火照った体を冷やしてくれたのは沢水でした。自然の恵みで頭を冷やすと、まさに天国という気分でした。

2018_0731_131634dscn5590  身体の疲労を和らげてくれたのが、松村(宗)さんが用意してくれた「梅酢」でした。先人の知恵に感謝でした。

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Photo_5  午後は軽めの作業に徹して、民集の杜のチェックと、みちくさ前の「松木の庭」のチェックとしました。8月5日には、桐生市の樹徳高校の先生・生徒の皆さんが訪ねて来ます。この3年間に育てた苗木たちの草取りが予定されています。現場に行ってみると、鬱蒼とした草の中で、幼木達はひっそりと生きているようでした。この植物社会を見て、生徒達は“どんなことを思うのか!。それも学習のひとつだと思い、そのままの状態にして私たちは森びと広場に戻ってきました。酷暑と向き合って奮闘したスタッフは、鎌田、松村(宗)、加賀、橋倉でした。(報告 橋倉喜一)

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