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2017年7月の17件の記事

2017年7月29日 (土)

雨の中での森とも交流・生態観察

 本日は、生態観察会で、大木さんの指導で松木川の渓流登りの予定でしたが、朝からの雨で、残念ながら本日の実施は中止となりました。その代わり午前中は、大木さんグループの皆さんとみちくさにて交流をすることができました。 

P7290022_3  大木さんは15歳の時から40年以上、この松木の山を登られている方で、いろいろとお話しをおうかがいすることができました。当時は、まだ精錬をしていて、南風がくるとにおういがしたとか、当時は、まわりが茶色一色であったことなど、貴重な写真とともに話しいただきました。

 お昼では、大木さんから漬物の差し入れをいただき、とてもおいしかったです。おみやげになるほどの量をいただきありがとうございました。

 

P7290024_3  沢登りができなく、本日は残念でしたが、みなさんとの交流がとれてとても有意義でした。次回、また9月に登ることを約束して大木さんグループとは別れました。

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生態観察チームのメンバーは、雨の中、どんな生物がみられるのか臼沢の森を散策しました。今日は、蝶々がよくとんでました。

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また、森の中は、雨のおかげで、苔の緑がとても映えてみえました。また多数のきのこもみられました。

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P1040059_3 先週ぐらいまで、雨不足でありましたので、樹々の緑がより濃く生き生きしているようにみえました。雨の中の森、別の面がみられました。 

(報告 事務局員 宮原 哲也)

2017年7月25日 (火)

梅雨に逆戻りしたような天気の中での育苗作業

今日の作業小屋前の天気、曇り、気温は、25℃と低いのですが湿度が高くムシムシです。熱中症は、湿度が高いと汗をかくいても気化せず、体温調整ができなくなります。こんなときは、ミネラル補給と水分補給大切です。沖縄の塩黒糖、最高!!

Photo_13 Photo_14 Photo_15 夏の感謝デーでの臼沢の森草刈りありがとうございました。苗木も元気そうに見えます。

Photo_16 早々に今日の作業打ち合わせ。シルバー大学の皆さんが取り組んでくれたポット苗の草取りで、出た廃棄ポット苗整理。草取りを終えたポット苗を上の苗床へ移動して、新たにカシワのポット苗を中苗床に移して草取り。上苗床の斜面の草刈りをすることを決めて、作業開始。

Photo_17 Photo_18 廃棄ポット苗整理後の写真です。

Photo_19 新たにカシワのポット苗約20ポット入りのトレー、55トレーを運び込みました。

Photo_20 午後に、草取り班と草刈り班に分かれて仕事をしました。

Photo_21 カシワのポット苗15トレーを終える頃に雨が降ってきました。

Photo_22 Photo_23 草刈り後の上苗床です。

Photo_24 お疲れ様でした。今日の作業スタッフは、鎌田、松村健、小川、報告者小川 

松尾鉱山跡地で大和ハウス社員が植樹祭!

 八幡平の20日、天気は猛暑が予想されていましたので植樹は午前中に行いました。植樹をしてくれたのは恒例となった大和ハウスの皆さん62名。

Img_2009  10時頃から開会式、鎌田事務次長の進行係あいさつで始まり、泉山 忍所長からは、松尾鉱山跡地に森づくりをする意味、地球自然環境問題と森の役割、森と向き合うことの大切さ等の話しをさせていただき、植樹をして頂きました。 

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Img_1992  恒例となったので参加者の中には“ベテラン”もいましたので、私たちのアドバイスがなくても順序良く丁寧に植えて頂きました。

Img_2007_2  最後に全員で記念撮影を行い、植樹祭は事故無く怪我無く無事に終了いたしました。終了後、恒例の昼食交流会に私たちも参加し親交を深めました。(報告 泉山 忍)

2017年7月23日 (日)

「生存が不安定な時代」を迎えない為に、高校生が体験植樹

  雨が心配だった本日の体験植樹サポート。サポートに集まったスタッフたちの気持ちは「雨よ!止んでくれ」と願って、小雨の中で最終チェック。

Photo_10  9時半過ぎ、生徒教諭総勢28名が「森びと広場」に到着。学び舎の「うんしゅう亭」に座って、早速、講義開始。

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Photo_13 進行役の加賀春吾事務局員から本日の日程とサポートするスタッフが紹介されました。続いて、当委員会を代表して大野昭彦理事から歓迎のあいさつ、続いて講義に入りました。

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P7237161  講義は、筆者から約一時間にわたって行い、各地を脅かしている大雨と洪水被害、その原因と人間の暮らしとの関連、未来を生きる若者たちの森と向き合う暮らし方を考えるきっかけ等を提起しました。

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Photo_14  続いて場所を「民集の杜」へ移動し、ひとり最低3本の幼木を植える体験に移りました。現場では、橋倉インストラクターから植樹方法が説明され、本日の植樹目標11種・105本の幼木を植えました。

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Photo_17  スコップを扱うことが不慣れな若者達でしたが、スタッフと教諭のアドバイスで10分もすれば無駄な力を使わないで穴を掘れるようになっていました。マルチング用枯れ草をバトンリレー方法で運び、土の乾燥防止と草木の生長を抑えるための枯れ草を敷きました。1時間程で105本の幼木を大地に植えることが出来ました。

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Photo_19  「うんしゅう亭」に戻って昼食。午後は本日植えた幼木は13年目を迎えるとどのくらい大きく育つのかを実感していただくために、「臼沢の森」を観察しました。

Photo_20  午後2時半頃には「森びと広場」に戻り、体験植樹修了の記念写真を撮って帰路に着きました。樹徳高校の生徒と教諭の皆さん、本日は105本の幼木を植えて頂きありがとうございました。また、地球温暖化にブレーキをかけていただけたことに嬉しく思います。

Photo_21  サポートしたスタッフ一同は、未来を生きる若者たちの森と寄り添う暮らしを考えるきっかけになってくれることを願っています。本日のボランティアは、鎌田、松村宗雄、橋倉、仁平、加賀、清水、岡部、高橋でした。(報告 高橋佳夫)

 

2017年7月22日 (土)

森に寄り添って生きる日本人の暮らしのひとコマが見えた夏の感謝デー

Photo_2  森ともの願いと努力に応えてくれたような足尾・松木沢の「夏の感謝デー」でした。

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2  草刈り協力者は10時集合でしたが、先発の方々は時間がもったいないと、苗床でポット苗の草取りをしてくれました。

Photo_3  協力者全員が揃ったところでミーティング。福澤事務局員の進行で打ち合わせは進められ、まずは稲葉理事から歓迎の挨拶、その後は松村宗雄スタッフから草刈りの説明がありました。

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Photo_6  午後には雷雨が心配でしたので、早速、臼沢の森へ出発。今日の感謝デーには30名が集い、真夏日が連日続いて乾燥した臼沢の森斜面に腰を据えて草刈りをしました。

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Photo_9  今年の5月に植えた苗木たちは連日の暑さの中で草と競争していましたが、感謝デー参加者が草の斜面に一列に並び、上に張ってあるネットを目指して草刈り開始。予定していた作業時間ピタリに草を刈り終えました。事前の準備作業をスタッフが完璧に行っていた結果の草刈りとなりました。

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Photo_11  下山途中には測った様に雷が鳴り、「うんしゅう亭」に到着した時にはシャワーのような雨が降ってきました。気温の下がり、旬のジャガイモ、ミョウガ、キュウリ等の野菜が入った「冷汁」で群馬県産小麦を使った冷麦をご馳走になりました。

Photo_12  交流会では臼沢の森草刈の感想を語り合い、自然の有難さと自然の猛威に向き合い人の心構えなどの話も出ました。

Photo_13  また、マヨネーズを使い終わったチューブに穴を開けて、それを糠床に刺し込んで糠床の水分を吸収している、という暮らしのリサイクルの話しから、少なくなりつつある“家庭の味”の大切さなどの話もでました。

P7207056  今日の「夏の感謝デー」は1902年に廃村に追い込まれた松木村村人の森と生きてきた暮らしを想い描けたひと時でした。感謝デーに集ってくれました森ともの皆さん、暑い中で“山と心に木を植えて”いただきありがとうございました。(報告 高橋佳夫)

2017年7月21日 (金)

何事も手抜き作業には支障が生じる?

  今日の朝8時半頃の気温は26度、日中は暑くなると思っていたらその通りでした。よって、二人のスタッフを待って木陰での作業を開始。明日の昼食・交流の場「ひぐらし亭」を整えてみました。足を挫かないように育苗で使うコンパネを本番前に敷き、床の調子をみました。

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3  筆者は先月、体調を崩しました。それを心配していた「どくだみ荘」近所の塚原さんが、今日は快気祝いだ、として赤飯を用意してくれていましたので、「ひぐらし亭」でご馳走になりました。心のこもった赤飯にゴマをかけ、昨夜頂いたピーマンの炒め物と一緒に頂きました。塚原さん、いつも美味しい手料理を有難うございます。

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2_2  午後の作業に入る前は「ひぐらし亭」に横になって、沢風とヒグラシの子守歌でウトウトしました。

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Photo_5  1時間程過ぎて、一昨日の刈払い機のエンジントラブル、軽トラのパンク修理をしました。

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2_3  エンジントラブルの原因は、以前、燃料タンクに入っていた燃料に質の違う燃料を入れたためにエンジンがかかりませんでした。

Photo_7  燃料を見てみると25:1~50:1の混合油でした。刈払い機の燃料は25:1の混合油使用となっていました。手を抜いてしまうと機械も力を発揮してくれないことが分かりました。今日のボランティアは、柳澤、済賀、仁平、高橋でした。(報告 高橋佳夫)

2017年7月20日 (木)

木(葉)の汗が緑の爽やかな風となつて木陰に涼しさ?

 寝苦しい夜で暮らしている人には申し訳ないが、足尾ダム付近での暮らしは朝方に毛布が必要なほどの快適さです。

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P7208204  日中の気温は30度にも上がりますが、木々たちの汗(蒸散)を松木川の風が運んでくれるので、爽やかな風に有難さを感じながらの作業は今日も続きました。

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4  今日も23日に松木沢を訪れる桐生市樹徳高校生の植樹体験準備作業をしました。午前中は植樹をする場所の開墾で、初めて植樹する生徒達を裏切らないように木々が根を張れるようにしっかり耕しました。

Photo_2  今日も蝉の合唱でしたが今日はヒグラシの独唱、ニイニイゼミはバックコーラスでヒグラシを盛り上げていました。休憩時間では、カケスの親が子供に歌を教えているようでした。

Photo_3  昼食後、この爽やかな沢風を体感してもらおうと、22日の「夏の感謝デー」の昼食・交流会場は「ひぐらし亭」にしようと現場を見て、片づけました。木陰に吹き抜ける沢風がとても気持ち良いことが分かりましたので、松木川の風が木々の蒸散した水分を運んでくれる木陰での一休み、天気が良ければ今年初の「ひぐらし亭」オープンです。

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Photo_4  午後は、昨日刈った草を片づけました。後の枯れ草は土壌動物たちの働きに頼って土に戻してもらうことにしました。

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Photo_6  開墾していると、虫たちは早速餌の調達をしていました。どうして開墾の場に餌がいることが分かるのだろうと不思議です。雷雨がこないようでしたので最後は苗床の苗木に散水しました。今日は仁平、高橋で作業しました。(報告 高橋佳夫)

2017年7月19日 (水)

ヒグラシ大合唱団の歌声に合わせて森作業

Photo_2  透きとおって天に突き抜けるような青空の下で、ヒグラシの大合唱団が朝から爽やかな声で歌を唄い、私たちを出迎えてくれている気分がした朝の足尾松木沢。

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P7196979  早速、作業打合せを行い、作業に着手。22日の「夏の感謝デー」は30数名が臼沢の森を登り、今年植えた場所の草刈りです。昨日のスタッフは現場環境を整えてくれたので、今日は怪我や事故が無いようにと道の草刈りと臼沢の森入口の石碑の位置直しを行いました。

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P7196990  石碑にはスタッフの魂が刻まれているので、ボランティアの皆さんからその魂が刻まれた文字を見ていただこうと位置を直しました。

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Photo_5  午後は、民集の杜入口付近の草を刈って、その枯草を23日の体験植樹用のマルチングにしようと草を刈りました。ヒグラシとウグイスの合唱に草刈りも順調にすすみました。

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Photo_6  鎌田スタッフからの情報では、松木沢にも先月から今月にかけて熊が出没し、大きな石を剥がして蟻舐めをはじめているそうです。蟻も暑いので早めの子育てなのか、注意しなければなりません。蟻の次は、蜂の子育てが盛んになるので、さらに熊に注意です。

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2  草刈をしていると、虫たちや栗の命をつなぐ様子、草の中で顔を見せてくれた可憐なカワラナデシコの花を見ると何故か気持ちが和らぎます。昨日は松村宗雄スタッフ、本日は松村健スッフから家庭菜園の野菜の差し入れがありました。ありがとうございます。今夜も美味しい茄子焼きとモロキュウをご馳走になります。本日のボランティアは鎌田、松村健、福原、小林、仁平、高橋でした。(報告 高橋佳夫)

 

2017年7月18日 (火)

猫の目のように変わる気まぐれ天気のなかで夏の感謝デ゙―の準備!

7月18日、8時52分の森びと広場の気温は23℃。足尾に来る途中のカーラジオでは、群馬県北部と栃木県北部に竜巻注意報が出ている情報を流していました。

 早速、本日の作業の打ち合わせを行いました。7月22日に予定している「夏の感謝デー」では、今年植樹した臼沢の最上段の下草刈りを行いますが、本日はその準備作業を行うことにしました。天候の大荒れが予想できるので予定していた苗分け作業と、新たな配分による用土を作るための講習会は、別途日を改めて行うことにしました。

Photo 三日月カマを持って臼沢を登っていると、松木沢のあちらこちらからヒグラシの鳴き声が響き渡って聞こえてきて、なにかのんびりしてきます。しかし空を見上げると西から東へ流れる雲の早い動きはまるで松木沢の奥から雨雲が湧き出ているようでした。

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Photo_4 ウグイスとヒグラシの鳴き声が聞こえる臼沢最上段。横幅10メートルに5人が並び、下草を刈り、その下草を苗木の根元に集めながら登りました。約40分で登り切ることが出来ました。作業終了間際、遠くから雷鳴が聞こえ、雨が降ってきました。その時松村スタッフが小鳥の巣を見つけました。「蛇の抜け皮が近くにあったけど無事に孵化出来たか心配だね」と心配になりました。

20170718_2  作業小屋での昼食タイムになると、いきなり大雨が降り出しました。作業小屋のトタンの雨音が大きく響き、側のスタッフの声も聞き取れないほどでした。安全のため午後の作業は中止。その時間を利用して普段感じている事や疑問に思う事などを話し合いう事が出来ました。

 現在、日本のあちこちで、大雨の被害が発生しています。気候変動の原因のひとつである地球温暖化を私たちの出来ることを少しづつ実行し続けましょう。本日のボランティアは、松村(宗)・仁平・橋倉・小川・福田でした。(報告 小川 薫)

2017年7月17日 (月)

沢風に揺れる若木の葉に涼しさが感じられる足尾松木沢

 三連休の最後の海の日、森びと広場の朝(8時15分)の温度は25度でした。松木川からの爽やかな風は何とも言えない気分にさせてくれました。

Dsc00345  9時に本日の作業のミーティング、午前中は、臼沢を階段を登り22日の夏の感謝デーで作業する場所の周辺の草刈りを13時頃まで行いました。筆者は苗床の苗木に散水をしました。

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1dsc00341  昼食後は、松木の杜のサクラの周辺と松木の杜で伸びている草を刈りを行いました。作業途中、スズメ?の鳴き声を福原さんがキャッチ、周囲を見渡すと草の上にすずめ?の子がいました。「子育てをしているから邪魔はしない方がよい」と福原さんの優しい一言。静かにその場所を離れました。

Dsc00342_2  壬生北小学校の児童が植えた苗木たちは爽やかな沢風に揺れていました。大粒の汗を流しながらの森作業でしたが、草刈り後のすっきりした草地に伸びる木々と緑の葉が揺れる風景を見ていると気分は爽やかになりました。炎天下の森作業お疲れ様でした。本日のボランティアは、鎌田、福原、加賀、小柴、仁平、済賀でした。(報告者:済賀 正文)

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