色づき始めた松木郷の杜、深まる秋を探しました。
10月11日(日)、栃木県内の奥日光や那須の山では紅葉シーズンを迎えました。足尾「松木郷」の色づきはどのくらい進んでいるだろうかと楽しみにしながら車を走らせました。
雲一つない青空が広がる「松木郷」では「臼沢の森」東斜面のヤマザクラやシラカバが赤と黄色に色づき始めていました。緩斜面はススキの穂が揺れており、秋の気配漂う「民集の杜」の散策が楽しみになりました。
遊働楽舎 “みちくさ”の9時の気温は20℃です。昼には26℃まで上昇しました。
オープン準備を整えた後、9月25日「こころの園」に記念植樹をしていただいた(一財)日本鉄道福祉事業協会の看板が出来上がったので設置しました。秋に赤い実をつけ紅葉を楽しめる「マユミ(檀)の木」の幼木です。根が活着し杜の仲間の一員に生長することを願いながら取り付けました。
その後、木々の色づき具合を確認するため「民集の杜」を歩きました。杜内に入ると日差しが遮られ涼しくなります。空を見上げると、葉に太陽の光が透けてとても奇麗です。黄や紅、緑に輝き、窓枠のないステンドグラスを見ているようです。
杜の中ではツクツクボウシの鳴き声が響き渡り、松木川の対岸からは雌鹿を呼ぶ牡鹿の鳴き声が聞こえてきます。草地に足を入れるとはバッタが飛び跳ねます。残り少ない秋と、冬に向けた生き物たちの営みを感じます。
林床を見ると桜の葉が敷き詰められ、ヌルデの葉の紅葉と相まって、こちらも一幅の絵画を見ているようで足が止まります。
今年も「フユノハナワラビ(冬の花蕨)」が顔を出しているか目を凝らして探しました。2年前に確認し、昨年は本数も増えていました。苔の緑に目が行き中々見つからず、姿勢を低くして林床を眺めるとフユノハナワラビが茎をのばし黄色い穂を見つけました。シダ植物の仲間で、胞子葉が花穂のように見えるので「冬の花蕨」と言われるそうです。
土壌の水分や林床に降り注ぐ光の量など、胞子が広がる条件が整ってきたのか、今年は杜内の数か所で見ることが出来ました。
午後になると、松木渓谷の岩登りを終えたクライマーが“みちくさ”前を通過していきました。その後、横浜から松木渓谷の散策に来られた男性2人組が立ち寄ってくれました。
足尾ダムゲート手前の「あかがね親水公園」までは来たことがあり、松木渓谷まで行ってみたいと足を延ばしたとのことです。天気が良く汗ばむ陽気になっていましたので、「沢を吹き抜ける風が気持ちよかった!」と渓谷散歩を満喫されたようです。コーヒーのお礼にと「育樹カンパ」をいただきました。ありがとうございました。
14時過ぎに大きなカメラを担いだ写真家のTさんが立ち寄ってくれました。足尾に生息する動物や鳥、昆虫など、幅広く生態観察・記録をされている方で、今日は、撮影されたアナグマとハンミョウ、上空を高く飛ぶ鳥の写真を見せてくれました。
足尾の森でも貴重な昆虫や生き物が見られるようになったと、森に生きる「仲間たち」が増えていることを教えてくれました。うれしい報告、ありがとうございました。
柿や、からたちの実が黄色く熟しています。モミジやカエデ、ミズナラやクヌギなど、落葉の木々はこれから色づきが進みます。紅葉や黄葉を楽しみにお越しください。
“みちくさ”で舎人一同(森びとスタッフ)お待ちしています。本日の舎人は深津さん、筆者・清水卓でした。






















コメント