【開催報告】原発再稼働と気候危機に向き合う生活を考える意見交換
4月12日、目黒さつきビルおよびオンライン(Zoom)にて、「原発再稼働と気候危機に向き合う生活を考える意見交換」が開催しました。今意見交換は、一般財団法人日本鉄道福祉事業協会と森びとプロジェクトの共催により行い、会場と全国の参加者をオンラインで結ぶハイブリッド形式での実施となりました。司会は足尾の森づくりスタッフのキンバリーさんが担ってくれました。
■ 主催者挨拶:未来へつなぐ森づくりとエネルギー
開会にあたり、代表して森びとプロジェクト代表の桜井勝延より挨拶を申しました。原発問題と気候危機という、私たちの生活に直結する課題に対し、どのように向き合うべきかという意見交換の主旨が共有されました。
■ 問題提起:科学的視点と現場のリアル
続いて、科学ジャーナリストであり森びとプロジェクトの科学アドバイザーを務める倉澤治雄さんより、「原発立地地域に住む住民は原発をどう受け止めているのか」というテーマで問題提起がなされました。科学的・客観的な視点から、原発を抱える地域の「リアル」が問いかけられました。
また、ジャーナリストで広島平和記念資料館・被爆体験伝承者でもある村田くみさんからは、広島平和記念資料館の被爆体験伝承者としてのアイデンティティを持ち、核のリスクと向き合う立場であるとともに、ジャーナリストとして自ら足を運んで得た情報を基に、現在進行形の課題を参加者と共有しました。
■ 意見交換:福島からの訴えと復興への歩み
後半の意見交換では、3.11原発事故を受けて2名の方から、それぞれの現状と想いが語られました 。
1人目の鴨下美和さん(ひなん生活をまもる会)からは、福島県いわき市から家族5人で東京都内に避難されていますが、避難元が「避難指定区域外」であったために生じている格差について自主避難の苦悩が語られ、制度の不条理と生活の厳しさを訴えられました。3・11原発事故から15年が経過しようとする中での「終わっていない被害」が浮き彫りになりました。
2019年、息子さんが原発事故後の被害が続く現状を訴えたカードをローマ法皇にしたため、謁見
3.11後の当時8歳の息子さんの叫びが動画で流され、胸が熱くなりました
2人目の小川尚一さん(南相馬市鎮魂復興市民植樹祭応援隊) からは、当時の桜井市長のもと始まった「いのちを守る森の防潮堤づくり」の取り組みが紹介され、単なるインフラ整備ではなく、被災した街や暮らしの復興、そして犠牲者への鎮魂の思いを込めて木を植え続ける、心の再生について触れられました。
問題提起、報告等を聞いた後に3名の方より感想・意見・アドバイスをもらいました。
■ 政治アドバイザーによる感想
その後、森びとプロジェクト政治アドバイザーの山崎誠氏より原発に頼るエネルギー政策の現状と今後の向き合い方について感想を述べました。
■ まとめ
最後に、森びとプロジェクト副代表の清水卓が、今日話を聞いた私たちはこれから何をするべきかという問いを参加者全員で共有し、本意見交換を締めくくりました。
■ おわりに
閉会時には、会場とZoomの参加者が一体となり、記念撮影を行いました。今回の意見交換を通じて得られた知見や想いを胸に、私たちはこれからも気候危機とエネルギー問題に向き合い、持続可能な未来に向けた活動を続けてまいります。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
詳細につきましては、『森の木魂』第17号に掲載します。(報告:運営委員・小林敬)


















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