過ごしやすい「みちくさ」でした。
11月2日(日)は三連休の中日で好天に恵まれました。東武日光駅前は、紅葉に彩られた日光を楽しむ人々で溢れかえり、足尾へ向かう道もいろは坂方面へ向かう車で渋滞していました。遅れを見越して先に出発してくれた田城さんも30分遅れでの到着となり、「みちくさ」は少し遅れてのオープンとなりました。
気温は11時半時点で16度と少し肌寒く、お昼頃からは雲と風が出てきて、なんとなく人がこなそうな雰囲気になりました。相方の田城さんは、明日のブナ保護活動の準備に入り、私はお掃除をしつつ誰かが通るのを待ちます。
お昼を過ぎてそろそろ誰も来ないかなと諦めかけた頃、近くで観察会に来たという横浜からの方が訪れ、少ししてからその仲間の皆さんも連れてきてくださいました。「ツキノワの会」という、足尾や秩父で長年、自然の保護観察活動をされている団体のメンバー6名の皆さんでした。皆さんすぐに「みちくさ」看板のクマによる傷跡に気づかれ、とても楽しそうに観察されていました。それにしても、「毛が付着している」と気づくあたり、さすがの観察眼ですね。クマを始めとする動物たちのことをいろいろ教えて頂きましたが、もう少しお話をお聞きしたかったです。次回はぜひゆっくりとお立ち寄りください。
動物の絵を描くプロの方もいらして、可愛らしいカモシカ、ツキノワグマ、アナグマの絵を描いてくださいました。ありがとうございます!
ほぼ同じタイミングで、東京からお越しのSさんご夫妻が「松木村跡を見たい」と、みちくさの更に奥にある墓石のあるところまで行かれ、帰りに立ち寄ってくださいました。「足尾に来るのは二度目です。銅山・公害の歴史を学び、多くの方々の力で緑化が進んでいることを知り、感謝と感動の気持ちでいっぱいです。次回は(静かに)中倉山のブナを見に来たいと思います」と記帳してくださいました。中倉山のブナ保護活動は、次回は来年4月に実施予定です。ウェブサイトもぜひチェックしてみてください。初夏の時期もお勧めですので、ぜひ季節を変えてお越しください。
今月を終えると「みちくさ」は冬季閉鎖期間に入ります。残りの営業日は、11月3日(月)、16日(日)、23日(日)、24日(月)です。少し寒くなりつつありますが、植樹地の木々たちがちょうど紅葉の見頃を迎えています。薪ストーブが灯るかもしれない「みちくさ」へ、ぜひ足をお運びください。(舎人 田城・小黒)







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