雲一つない青空の下、訪問者とコーヒーを飲みながら談笑!
10月12日(日)、午前8時50分の気温は19.5℃。3連休の中日の足尾・松木郷は雲一つない青空です。夜中まで降っていた雨のせいか空気も澄み切ってとても清々しい朝で、村長の仁平さんも青空を見上げながら気持ちよさそうです。
今日は、「みちくさ」でハイカーの訪問を待つ合間に、松村さんの家から持ってきた「スノードラゴン」を、「みちくさの庭」に移植する作業をします。弱った「スノードラゴン」を、松村さんが掘り返して自宅に持ち帰って再生させたとのこと。細い葉が元気良く、「ピーン」と張っています。
まず、 松村さんと移植する場所を確認します。
下は、弱ったスノードラゴン。再生された「スノードラゴン」に比べると、細い葉が黄緑に変色し、見るからに弱々しく見えます。
筆者が弱ったスノードラゴンを観察していると、松村さんが植物同志を引きはがしています。その訳を聞くと「サル梨」という植物だそうです。あくまでも「梨」という事ですが、梅より一回り小さい実をつけて、とても美味しいそうです。
青空に浮き立つ「サル梨」。「これなら来年実を付けるかもしれないなぁ」と松村さん。楽しみです。
ハイカーの皆さんを待つため「みちくさ」に戻ると、もう一人の舎人担当の深津さんが、「ジャンダルムを目指す方が通り過ぎ際にコーヒーでもと声をかけたが、中倉山回りで下山するので先を急ぐと歩いて行った」と報告が。「天気が良いので、訪問者も多いといいね」と話しました。
10時5分、男女2人のハイカーに「コーヒーでも」と声をかけると快く応じてくれました。山登りではなく、散策を楽しんでいる高根沢町からの方でした。中倉山の「孤高のブナ」や森づくりの話をすると熱心に聞いてくれて、森びとの広報誌『森の木魂』を受け取ってくれて、記念写真も!
10時30分には、宇都宮から来たという一人の男性の方もコーヒーを飲みながら森づくり、中倉山の「孤高のブナ」保護活動の話を熱心に聞いてくれました。この方には帰りにも寄ってもらうことができ、「歩きの疲れを癒し、贅沢な時間を過ごせました」と感謝の感想もいただきました。声をかけて良かったと思える一瞬です。深津さんと、記念写真。
午後も何かと忙しく「スノードラゴン」を植えることが出来なかったので、明日済賀さんに移植してもらうべく、「みちくさの庭」で移植の位置を確認しました。
「みちくさ」に戻ると、深津さんから「松村さんが弱った『イヌサフラン』を持ち帰った」という話を聞きました。昼には鎌田さんが、「サル梨をブランデーで漬けるととても旨い酒になると教えてくれた」と深津さん聞きました。改めてシニアの先輩方の「森づくりや植物への深い思い」、「楽しみ方」などを学び、引き継いでいかなければと思いながら、ピンクに色づく東の空を見上げ帰路に着きました。今日の「みちくさ」の訪問者は3人。舎人担当は、深津さんと筆者・田城でした。
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