冬日和に汗をかく越冬作業
今日は12月に入って初めての森作業。集合時間が冬時間になりダムゲート10時集合でしたが、参加者の皆さんは早めに集りました。
責任者は加賀スタッフ。11名全員が作業小屋に集合した所で、前回に続き「果樹園」の除草シートを剥し、籾殻を敷くこと。それからハウス、コンテナ、「うんしゅう亭」の整理・整頓を行うことが報告され、直ちに作業を開始しました。
「果樹園」の除草シートはがしが大変な作業になりました。ブドウやミカンを植えた所は2重にシートが敷いてあり、萱などの草も生え、鉄の留めピンも錆びていて抜くのが大変でした。それぞれがグループになり協力して万能鍬やバールを使ってやっとのことで除草シートを剥し終えました。
果樹園の奥にリンゴ、ナツハゼの所は、来年「みちくさ庭」にあるイチゴの苗が植えられるように土を均しました。その後、樹木の根の周りに追肥し、霜や雪から根を守るために柳澤さんが持ってきてくれた籾殻をフカフカの毛布のようにかけてやりました。
12時を回っていましたが、後片付けをして「果樹園」の冬支度が終わって昼食を取りました。
食後の少しの時間でしたが、柳澤さんが、「森びとカルタ第2弾」を作って持ってきてくれたのでお披露目していただきました。
「ふ」・・腐葉土を おしどり夫婦が 2000袋。
「た」・・暖流が 三陸沖で さようなら。
「ま」・・まだまだ 序の口 20年。
などなどを聞いて、参加者らは「その心」を改めて柳澤さんから聞いて「なるほど」と納得でした。これを一夜で書き上げた意気込み、情熱には敬意を表するところです。楽しく、あれやこれやと話は盛り上がりました。これまで「ふるさとの森づくり」に参加された森ともの皆様も足尾の思いの句を読んで盛り上がってみてはいかがですか。
午後は、午前中に使った道具類をみんなで片付け、うんしゅう亭に置いてあったヘルメットを棚から降ろして整理しました。
今日は、身も心も綺麗になるような清々しく穏やかな一日でした。そして一年が間もなく終わると共に越冬作業で汗を流し、森づくり20年を区切りに新しい一年に想いを馳せる「冬日和」になりました。お疲れ様でした。
本日の森作業は、鎌田、松村宗、橋倉、加賀、柳澤、坂口、田城、清水、林子、そして筆者の大野でした。
<報告:大野昭彦>
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