足尾・松木郷の「お盆」を考える一日
今日の足尾・松木郷は、朝8時20分、気温25度でした。天気は晴れたり曇ったり、雨もぱらつく一日でした。
9時前に、森作業の参加者全員が集合しましたので、責任者の加賀スタッフから「作業の段取りを考えてきた」と、一つは、足尾町は7月13日からお盆に入るので毎年2回行っている3か所のお墓や祠の回りの草刈りとお花を供える事、二つ目は、松村宗雄さんが南天の木とヒガンバナの球根を60個持ってきてくれたので「こころの園」に植える事を二手に分かれて行う。それが終わったら、里親植樹で植えた臼沢西の森の草刈りと民集の杜の通路整備を行う、と作業内容が提案されました。
直ちに、道具等を準備し作業に取り掛かかりました。
お盆は、ご先祖様に感謝する習慣が現在まで伝えられています。私たちはこの時期、松木村の村人が廃村に追い込まれた悔しさ、怒りを考えると共に、村人の暮らしを支えてきた自然に畏敬の念を忘れず、いのちと健康の安全を願ってお墓と祠の草刈りを行いお花を供えました。
その後は丸3年になる里親植樹の臼沢西の森の草刈りを行いました。植えたときの苗は樹高60cmほどでしたが、サクラやシラカバ、カツラ等の苗木は私の背丈を超えるほど大きく生長していました。 昼食後のフルーツには、果樹園に植えたブルーベリーの実を収穫して、全員で美味しく食べました。森の恵みを味わって、午後は二手に分かれての作業に入りました。
臼沢西の森に行く途中の階段が動物によって一部壊されていたので甲羅板や道具を運び上げ、10段の階段を修繕しました。また、他のメンバーは民集の杜の通路整備を行いました。
今回は、ナナコ垣根(魚子垣)を通路の両側に設置しました。真竹を割り、細く薄い竹を半円形に曲げて波状に地面に差し込みました。地面が石だらけで、竹がなかなか刺さらなかったので、鉄筋をハンマーで打ち込み穴をあけて竹を差し込みました。1時間半で60mの垣根を設置できました。スタッフのお陰で予定した作業を全うすることが出来ました。お疲れ様でした。
松村宗雄さんから、参加者全員にセロリのお土産をいただきました。
本日の参加者は、鎌田、松村宗、橋倉、加賀、済賀、田村、清水、そして筆者・大野でした。
<報告は大野昭彦>
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