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2023年12月の6件の記事

2023年12月21日 (木)

初雪の中で今年最後の森作業

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Dsc09775 本日(12月21日)の足尾・松木は2℃(9時05分)で風がありませんが雪が降りそうな空です。年内最後の森作業日です。早くに到着した加賀さんが、薪ストーブに火を入れてくれましたので作業小屋に入ると身体が温まります。ホットコーヒーを飲みながら10時からの打合せで作業責任者の加賀さんから臼沢の杜の獣害ネット点検・修理とみちくさテラスに大谷石でテーブルと椅子の設置、果樹のみかんと柚子の木にもみ殻敷きですと説明がされました。

早速、2班に分かれて作業を開始しました。

臼沢の杜の獣害ネット点検・修理は、山田さん田村さんと筆者が臼沢の杜の右下から、左下からは、清水さんと加賀さんがそれぞれ修理資材を担いで登り始めです。シカが通れる大きな穴が沢山あり修理が大変でした。

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Dsc0972612時近くになり粉雪が降ってきましたので全員が下山しました。Dsc09720_2 作業が頂上までの半分の場所で終了になりました。

臼沢の杜の階段を下りてくるとアカガシとシラカシが緑色の大きな葉を広げて太陽の陽を浴びていました。

Dsc09738 昼食後に果樹のみかんと柚子の木にもみ殻敷きは、軽トラックに柳澤さんが準備してくれたもみ殻を積込みました。もみ殻を敷きながら初めての越冬を耐え抜き春を迎えて欲しいと願いました。

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Dsc09788 Dsc09793 みちくさテラスに大谷石でテーブルと椅子の設置場所では、設置穴に大谷石を水平器を使用しながら慎重に埋めて行きます。

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Dsc09757 鎌田さんは、重い大谷石を一人で移動していました。Dsc09760

Dsc09764 粉雪が降り始め手がかじかみましたが、本日の作業者全員で完成させることが出来ました。この地面は、苔が深い緑色の絨毯になります。松木を訪れた皆さんがこの場所で松木川の風に当たりながらお弁当を食べている後景が目に浮かびます。

Dsc09769 今年最後の森作業も、怪我も無く無事に終了となりました。今年一年大変お世話になりました。多くの森びとの皆さまと足尾での森作業を無事に終えることができました。ご協力ありがとうございました。

来年も「山と心に木を植える」を合言葉に地球温暖化に少しでもブレーキをかける取り組み等を進めて行きますので、多くの皆さまのご協力をお願いします。Dsc09766 本日の作業者(敬称略)は、清水、大野、加賀、鎌田、山本、本間、田村、矢口、キンバリー、山田、林子、筆者(済賀)でした。(報告者:済賀 正文)

2023年12月12日 (火)

アクシデントを乗り越えての森作業

足尾は、今朝まで雨が降っていました。ダム・ゲート9時頃にはすっかり雨はやんで西の方からかすかに青空が見えてきました。

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 森びと広場では、全員が揃う前に、単管パイプの整理や廃材の入ったフレコンバッグをトラック積み始めていました。矢口さんが乗ってきた小型ダンプにもフレコンバッグを積むために移動しようとしたらエンジンが始動しないアクシデントが発生。急遽、松村健さんの軽トラックに2個のフレコンバックを積むことになりました。

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 トラックに積んでから、本日の森作業の打ち合わせを行いました。済賀スタッフから、午前中は、ごみ処理で日光市のストックヤードに行く人、残った人は広場の記念樹コーナーの幹ガード外しと獣害柵の設置をすることになりました。

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 打ち合わせ後すぐに各作業に移りました。広場の記念樹コーナーでは、北側のゴロゴロしていた大きな石をどかし、苗木をシカやサルから守っていた幹ガードを外し、獣害柵を設置しました。幹ガードを外していると、つなぎ目の所に茶色くミイラ化したトノサマバッタが突き刺さっていました。これはモズの「はやにえ」・・・と。調べてみると、モズは餌の少ない冬に備えて、捕えた獲物を木の枝などに突き刺し、置いておく風変わりな修正を持っている。「冬の保存食」だそうです。日光も12月とは思えない暖かさでしたが、生物社会の一員として、野鳥や昆虫から教えられることがあると思いました。

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 午後は、午前で終わらなかった獣害柵を設置し、入口も取り付けて完了しました。果樹園の越冬対策は、先日の森作業に参加者で話し合い、防寒、霜よけとして寒冷紗を使ってみてはどうかとなりました。ハウスのミカンとユズの苗に2mの篠だけを4本を刺して支えにし、下側に藁で編んだ「コモ」を覆い、上側は寒冷紗ですっぽりかぶせ、麻ひもで縛り完了しました。

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 柳澤さんに、黒土を置いたパレット20個をアラウに回送していただきました。

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15時近くになり、使った道具を片付けてミーテングを行い、柳澤さんから田中正造の「真の文明は、山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし」などの話を聞いて、本日の森作業を終了しました。参加者の皆さん、お疲れ様でした。

本日の森作業は、鎌田、松村健、加賀、柳澤、済賀、矢口、山田、清水、そして大野です

<報告者:大野昭彦>

2023年12月 7日 (木)

冬の晴れ間に感謝し、みんなで苗木の越冬作業を行う。

 今日12月7日の気温は16℃、快晴の一日となりました。久しぶりの暖かい日でした。

 応援隊6名は12月初めての集中作業日。10時に原町区雫育苗場に集合し、ホットコーヒーを飲みながら作業の打ち合わせを行ないました。今日の作業は、苗木の越冬対策として、防風ネットを単管パイプで組んだ囲いの側面と屋根部分に張る作業とポット苗木の草取りでした。みんなで協力をして防風ネット約50メートルを張り、パイプに結束バンドで止めました。

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 作業終了後、植樹会場の苗木の成長を見てまわり、各自が感じたことやこの1年間の育苗活動、気候の変化など出し合いました。今日は渡部顧問から参加スタッフに会津身しらず柿をはじめ、ゆず、かりん、キュウリ・ナスの塩漬けなど、一足早いクリスマスプレゼントがありました。

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 今日の作業に参加していて頂きありがとうございました。次回は12月16日(土)10時から森作業を行い、11時30分から渡部顧問宅でささやかに年末慰労会を開催致します。本日の参加者は、渡部顧問、松林代表、山田事務局、道中内スタッフ、東城スタッフ、岩橋でした。(報告:事務局 岩橋孝)

 

 

 

 

 

 

2023年12月 6日 (水)

温暖化で起こる自然の脅威で人間は生きていけるのか

11月26日に千葉県ファンクラブは和田浦町コミュニティセンターにて、「お茶会」を開催しました。当日は時折風雨があり肌寒い日でしたが、11名の方々が出席してくれました。Photo_2

世界各地で干ばつ・山火事などの私たちが経験したことのない大雨や災害級の猛暑が続き、国連のグテーレス事務総長も、地球は温暖化時代でなく「沸騰化時代」に入っていると発言している。このままでは、すべての人類は「青く美しい地球に住めなくなるのではないかと」感じている。日本近海の海水温が異常に高いので、台風が発生しやすくなっている旨の警告を世界へ発しています。Photo_3

 意見交換では、千葉県の9月では、線状降水帯発生によってま今までに経験したことのない豪雨に見舞われました。参加者からは、「和田浦に50年住んでいるが、このような大雨を経験したことがなく驚いた」、「大雨で、自宅の庭まで水が入り驚いた。」、「雨がひどくならないうちに、高齢者の家に行き避難させようと話している間に雨が強くなり驚いた。近所に高齢者がいるときは早めに避難させる」、「避難所まで行くのも大変」等の意見が出されました。今回の大雨で、水の威力・自然の脅威がとても恐ろしいと実感し、いかに人間は無力なものと感じた。山が荒れていると感じているが、具体的に何をやればいいか見当がつかないし、川の水路はどこでもコンクリートで造られ、道路も舗装されていて、砂利道や土の道はほとんどない。ひとたび豪雨が降ると道路は川のようなる。大人の課題は、若い人たちにどうやっていまの地球温暖化や異常気象の現象を伝えていくことである。Photo_4

 温室効果ガス(CO2)をいかに減らしていくか、政府は一刻も早く削減する方向を示し、化石燃料から再生可能エネルギー(風力・水力・太陽光・地熱)に切り替えていく緊急に実行する姿勢が問われている。子供たちに明るい未来を届けるために、国民一人一人が真剣に何ができるか考え、この地でもできることからやっていくしかないと考えている。政府の姿勢と政策が私たちの生活とどのように関連するかを見極め、私たちの声やヤル気を示していかなければならない。行政にいう事は言い、私たちがやるべきことはやっていかなければならない。と言う旨のことが参加者の心に伝わったように思いました。Photo_5

千葉県ファンクラブ 武田芳明・相川好夫

 

2023年12月 5日 (火)

寒さ増す中でも心地よい汗をかく森作業

 12月5日、今月からの森作業集合時刻が1時間遅くなり10時になりましたが、皆さんは早く集まってきました。9:15、天気は曇り、気温は2℃、周りの木々は葉を落とし冬の装いになりました。Img_0070

Img_0069 朝のミーティングで、責任者・大野さんから本日の作業内容が提案され、3班に分かれて作業することになりました。1班は、ビニールハウスの中にある棚やロッカーを作業小屋内に移動する。要らないものの整理し、来週処分することにしました。

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 2班は、「臼沢西の杜」の獣害防止柵の点検・修理です。担当者は東側から登り、破れている金網を補修しながらすすむと、西側上部の金網と支柱が折れていました。道具類を持ち上げて補強しました。どうやら落石によって壊れたようです。

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犯人はこの石か?
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Img_0084 3班は、来年4月に古稀世代の記念樹として植える「みちくさの庭」にあるカツラの根まわしをしました。植樹するときに取り出しやすいようにロープを回しておきました。

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 作業終了ミーティングでは、今後の予定や作業内容の打ち合わせを行い、今日の作業を終了しました。

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 作業小屋の模様替えの一回目は写真のとおりです。今日の作業者(敬称略)は、鎌田、大野、柳澤、清水、小林、松村宗、坂口、武田、矢口、田村、濟賀、橋本、深津、筆者の加賀でした。(報告:加賀春吾)

2023年12月 3日 (日)

秋の自然教育園を歩きました(第五回エコ散歩)!

今日(12/2)は東京港区にある自然教育園で第五回エコ散歩を開催しました。寒さもそれほど厳しくない穏やかな一日で、絶好の散歩日和となりました。昨年のエコ散歩では11月に開催したものの秋を満喫するには早すぎて、満を持して12月に開催です。それでもまだ色づき始めた感じでしょうか。紅葉が冬の時期でまだ早いなんてさすがは観測史上最も暑い年になっただけはありますね。

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この日参加してくださったのは11名。リピートしてくださる方も多く終始和やかな雰囲気のエコ散歩となりました。案内人は当会の植生アドバイザー中村幸人先生です。

Dsc05911 [サネカヅラ、赤い実は動物への食べていいのサインです。味はまぁまぁ。]

副代表の清水からは森の複層的な構成やこの森のニューヨーク市の実践(何と樹冠被覆率3割)を引き合いに都市にある森の重要な役割について話がありました。進行役(わたし)がふにゃっとしているので、ぴりりと引き締まります。

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みなさんの簡単な自己紹介のあと、お散歩が始まりました。

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「パラシュートで増えるタイアザミ、風が吹くとこんな感じ!人を利用して増えるヌスビトハギ、キンミズヒキ、いろいろな手段で植物は種を散布します。」

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「東京の大部分が300年放置しているとこんな森になります。この木(スダジイ)は土地本来なので安定しています。」

Dsc06023 「森はいくらでもあるから、無駄なもとの開発が進んできた。とても評価しづらいのだけれど森には非常に多岐にわたる価値があるんです」

Pc023775[ムクロジの実を探しています]

Pc023803[シュロが増えてます。ちょっと南国風じゃありません?]

案内人の中村先生から様々な話を聞き、普通に歩いただけでは見過ごしてしまうことをたくさん知ることができました。そして、ただでさえ少ない都内の貴重な緑は、人間のためにも護ることが重要なのだと気づかせられます。

Pc023784「どの植物も役割があります。森の大切さや貴重さ素晴らしさ、そして多様性。気づいた人から世界に発信していくことが必要です。」


この日は過去3回(1回は明治神宮外苑)と少しコースを変えて、「森の小道」まで足を延ばしました。そのおかげで時間切れとなり「水鳥の沼」には行けなかったのですが・・・。

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出発地点に戻り最後に皆さんから一言頂いて解散となりました。簡単ですがご紹介します。皆さん本当にありがとうございました。この後もまたエコ散歩、森びとの活動にぜひご参加頂けたらと思います。

・太森には陽の光が直接はいらないことに気づいた。
・素敵なコースでしかも色々な名前が覚えられてとても良かった。
・初めてだったが歩いていてからだが喜んでいるのがわかった。
・植物の動物へのサインがあることを知った。
・森が循環していることが理解できた。
・いろいろな時期を歩いていろいろな森の雰囲気の違いを味わえた。
・癒されていい気持ちになった。
・四季それぞれの森の姿を堪能できた。

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次は真冬ですが2月に開催を予定しております。詳細はまたご案内しますので奮ってご応募ください。森を歩くのが楽しくなりますよ。(運営委員 小黒)

Pc023810「人々にとってももっとも必要で、もっともなくなっているのが自然本来の森。」

この写真を見るとみどりが本当に貴重だということがわかりますね!

森びと検索

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