秋色を楽しんだ森作業!
本日(27日)、足尾・森びと広場は10℃(8時30分)で風も無く心地よい空気と秋の空でした。昨日、高橋さん宅の森から柳澤さんが運んでくれたコシアブラを「みちくさ庭」に植えました。石が多くあって植え終わる頃には心地よい汗をかき、本日の森の手入れの準備運動になりました。
その後、紅葉が始まった「民衆の杜(東)」に草刈りに入ると、ヤマナラシが黄金色に染まって私たちを歓迎しているようでした。ヤマナラシはパイオニアの木としての役割を発揮しているようで、モミジやブナ、ヤマザクラ等の木々が太く、大きく生長しています。
この木々の恵みを多くの人に見て欲しいと思い、森の路を歩きやすいように手入れしました。
草刈りをしていると草の下では苔が木々を支えていました。その深さは中指が埋まってしまうほどでした。ここは松木川から蒸発する水分や多くの生きものたちがつくりだしている”苔の森”のようでした。これからの森の手入れはこの苔の働きを衰弱させないようにしていかなければと思いました。この地のモミジの賑わいはこれからの寒さが強まればさらに賑い、モミジの存在を強く発揮してくれると思います。月末から来月上旬はこの”苔の森”が大賑いしそうです。帰り際に自然の循環で生えていたコウゾの幼木を掘り、森びと広場の中に植えました。元気に育っ欲しいと願います。
昼食後、今年は全国的にクマの出没による被害が多く報道されていますので、ツキノワグマの息域でもある足尾・松木沢でもその備えをしようと、「民衆の杜」入口3カ所と「臼沢の森」入り口に缶をかけました。福原さんが準備してくれた缶を叩き、熊の生息域に私たちが入ることを知らせたいと思います。缶を用意してくれました福原さん、ありがとうございました。
息抜きの時、果樹園に行くとお茶の木の花の蜜をハチが忙しそうに集めていました。お茶の木を植えたことがハチの役にたてて良かったと思いました。
2時過ぎ、雨が降り始めましたので二人は帰路に着きました。秋色を楽しむことができた充実した一日になりました。
(報告者:済賀正文)
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