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2023年6月の15件の記事

2023年6月 5日 (月)

新緑の足尾に散策に来ませんか!!

本日(6/4)足尾に向かう途中の、サービスエリアで休憩して、ふと空を見上げると朝焼けに染まっていて、幻想的な風景が広がって、感動した。Photo_17

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足尾のダムから流れる水量は、山に降った雨の影響でいつもより水量が多いようで、ゴーというものすごい音が響いていた。空は、雲がなくて真っ青な青空でしたが、お昼頃には雲が広がっていたが、風も吹いていたが、ほてった体を冷やすのには、丁度良い風量だった。

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打合せで、暑くなりそうなので作業中は、こまめな水分補給・休憩をとり安全に注意しなが作業をするようにしようとお互い言いながら、作業に向かった。

作業に出かけようと外に出ると、キジが暑いから気をつけてねと言っているかのように、甲高い声で鳴いていた。異常がないか、みちくさ庭園の周りを点検していた。森の中からも、セミを励ますように鳴いているようにきこえた。

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臼沢西の金網フェンスに石が落ちてきてフェンスの補修に行った斉賀さんが、石が大きくて動かせないので、応急処置をし後日改めて補修作業をする。筆者の私は、みちくさ前の駐車場の草刈りをおこなった。みちくさ横の階段の補修作業に使う木を軽トラで、広場のところに運び午後の作業の準備をした。Photo_21

お昼頃に、千葉から松木沢のジャンダルムにロッククライミングをしてきた、男女2名の方が、寄ってくれた。初めて登ったがすばらしいところなので、また登りに来ますと言っていました。

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午後からは、みちくさ横の広場の草刈り、広場からみちくさに上がってくる階段の補修作業を行いました。

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本日 斉賀・武田  天候 晴れ

2023年6月 3日 (土)

青空に誘われて松木散策!

 本日(6月3日)の足尾・松木の気温は14℃(8時30分)でした。雨も風もなく晴天です。昨日からの台風の影響による大雨の日本列島とは別世界です。 

Dsc09028 JREU大船支部の10名の皆さんが足尾・松木に散策に来てくれました。いつもは最年少の福原さんと筆者は、今日に限り最年長者でした。作業小屋に到着し、歓迎の言葉と本日のスケジュールを確認して早速、「松木の杜」と「新松木の杜」を見学しました。新緑の木々を見ながら「混植密植」と「土地本来の木を植えてきた」ことや「木は根、根は土」と植樹後の3年間は下草刈りをする宮脇先生の教えと人間の都合で苗木は育たないお話をさせて頂きました。

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Dsc09004 熱心にメモをとる人もいました。何もしない土地と人間が手を加えた場所の違いを見て頂きました。Dsc09003_2 昼食後は、「臼沢の杜」に入り強い日差しが遮られ、森に生かされていることを実感して頂きました。Dsc09009 次に「臼沢西の杜」に入り里親植樹会場で、松木川からの心地よい風に吹かれながら苗木の成長を見学しました。

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Dsc09020 一通りの散策が終わり作業小屋に着くと20℃でした(14時)が高原の爽やかな風が森びと広場に吹いていました。

Dsc08985 感想をお伺いすると「壊した自然は人の手を入れないと戻らないことを感じた」「臼沢の杜が広がっていてイメージが変わった」「杜の中に入って涼しくなり温度差を感じた」「何か協力できることがあれば協力したい」等ありがたい感想が出されました。

 短い時間ですが、森を見て森の中に入り人間が生かされてることの実感をして頂いた充実した時間をありがとうございました。また、足尾・松木にいらして下さい。お持ちしています。Dsc08992  尚、本日の森作業はみちくさ庭横のバラの苗木に幹ガードを設置と旧上の苗床の培養土が獣害に荒らされていましたのでネットを補修しました。

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Dsc08997 本日の案内と作業者は、福原サポーターと筆者でした。福原さんありがとうございました。(報告者:済賀正文)     

 

地球環境危機下で「いかに生きるか」を考えるシンポジウム④

 5月27日に開催されたシンポジウムでパネラー報告された樹徳高校OB・神田涼さんの後輩の皆さんから、シンポジウムの感想が届きました。

 神田さんは高校生時代に環境教育に熱心な先生に誘われ、足尾の荒廃地の森づくりに参加。現在、大学の研究で地球温暖化の原因となる温室効果ガス・CO²の削減に向けた研究に取り組んでいます。技術開発にも取り組んでいますが、これ以上地球を暖めないためには木の有効活用と森林や海が吸収できる量の排出に制限すべきと、私たちの暮らしや経済システムの見直しを提言されています。

 後輩の皆さんから届いた感想をお届けします。

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《高校生Aさん》

 今日の環境シンポジウムを経て、発表された4名の方々の話は全てが実体験だったので、ニュースで知るものや本やネットで見るものとは異なっていて興味深かったです。

特に、発表者それぞれが地球環境危機の影響を具体的に述べていて環境危機の実感が湧きました。

 私は始めて「シンポジウム」というものに参加したのでそれぞれの専門分野を持った参加者の話を聞けて良かったです。時には各自の持ち時間を大幅に超えてまで話に夢中になる方もおられて興味深かったです。

 《高校生Bさん》

 教科書で学んだこと以外のことを知る事ができた。太陽光発電の電力を使って飲食店経営と自家用車の発電をこなせることに驚いた。また参加していた多くの人が、若者が環境問題や社会問題に関心を持つことが必要だと言っていたので勉強だけでなく世界にも目を向けたい。

2017(2017年 民集の杜での植樹体験)

2017_2(2017年 民集の杜 ”いのちの木を植えたぞー!”)


《高校生Cさん》

 貴重な体験になりました。CO²を減らすために経済抑制をするという考えは革新的だと思いました。しかし短期的に見るとデメリットがやはり大きいのではないかと思います。地球のために経済発展を止めろというのは南北問題の原因にもなっているので、抑制が最善とは思えません。私には良案が浮かびませんが、今日の経験を参考に精一杯模索しようと思います。

 《高校生Dさん》

 地球環境という共通のテーマに対して、いろいろな立場の人からの意見を聞くことができました。神田先輩の発表は、経済の抑制という視点が新しく、日々の生活をダラダラと過ごすのではなく何事にも疑問を持つことが重要なのだと感じました。私も少し研究職に興味があるので、とてもいい機会になりました。今日はありがとうございました。

2018(2018年 民集の杜の育樹・下草刈り)

2018_2(2018年 民集の杜 生長の早い幼木は背丈ほどに)

《高校生Eさん》

 今日の地球環境に関するシンポジウム、とても面白かったです!普段、環境について深く聞く機会がないので、環境について知る良いきっかけになりました。

 神田先輩の、カーボンニュートラルのお話を聞いて、もっと詳しく知りたいと思いました。二酸化炭素を減らすために、木を伐採するという方法や、経済活動を抑制するという方法を聞いて、そんなやり方もあるのかと驚きました。自ら足尾銅山に行って実際に感じたことから研究に繋げていくことが、より説明に説得力が増すこともわかりました。疑問に思ったことも答えていただけて良かったです。森林を伐採する上でかかるコストのことや、どうやって経済を抑制していくのかについてはまだ解決策がないことを知って、自分なりにも考えてみようと思いました。

 発表の内容はもちろん素晴らしかったのですが、資料や原稿のまとめ方という点も素晴らしくて、私も神田先輩のように発表が上手くなりたいと思いました。またこのような機会があったら積極的に参加しようと思います。

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(2023年5月 多様な生物の暮らす杜に生長)

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 群馬県桐生市内を流れる渡良瀬川の源流に位置する日光市足尾町・旧松木村。樹徳高校の皆さんが松木村跡の植樹地「民集の杜」に植えた木々は大きく生長しています。40cmほどだった苗木は4mほどに生長し、一生懸命CO²を吸収していることでしょう。

 理科部の皆さんも、是非足尾の杜の観察と植樹にいらしてください。お会いできる日を楽しみにしています。

(報告:清水 卓)

2023年6月 1日 (木)

地球環境危機下で「いかに生きるか」を考えるシンポジウム③

 5月27日のシンポジウムでは4名のパネラーからの報告を受けて、18名の参加者から質問や意見をいただきました。限られた時間の中ですので、発言をいただくことが出来なかった方もおりました。栃木県で足尾の森づくりに汗を流すYさんから意見が届きましたので紹介させていただきます。

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 「パネラーの皆様ありがとうございました。皆様が地球の環境危機に対して大きな危機感を持って毎日を過ごされていらっしゃることがヒシヒシと伝わってきました。私も少しは危機感を持って新聞を読んでいますが皆様の危機感と比べるとまだまだと感じてしまいました。

 本日のシンポジュウムのテーマ地球環境危機下で「いかに生きるか」についてですが私もこの機会に少し考えてみました。

 「人と自然との距離」が昔(私の子供の頃)と今とでは大きく離れてしまっている事です。特に都会では距離の離れは大きく、無いと言っていいほど離れてしまい身近の自然環境危機に鈍感になってしまいました。

 

Photo(東京都 品川区)

 私の体験している昔といっても私は昭和20年生まれですのでそんな遠くない昔です。

 小学校から中学校の頃は未だ家の周りには空き地や池、土も沢山ありました。そこで遊びといえば外でが当たり前で、家にいれば外で遊びなさいと叱られました。外では自然に触れ合える体験が出来る環境が身近にありました。

 田口則芳さんの生活されています秋田とは雲泥の差がありますが、公園も今のように人工的に整備されておらず、昆虫、魚(鯉)、ザリガニなど沢山採ることが出来ました。夏休みの宿題に昆虫採集の標本を作り提出したことを覚えています。そんな環境で遊ぶことが出来ましたが少しづつ家の周りの環境が変わってきました。まず隣にあった空地が無くなり、公園が人工的に整備され、池に近寄れなくなりました。大きな庭のあった家は宅地開発で小さく区画され木が切られ昆虫も採れなくなりました。そしてだんだん外で遊ぶ子供がいなくなり、道が舗装され土が無くなり、高層ビルが建ち空さえもなく無くなりつつあります。

2(秋田市 河辺岩見の清流)

 私たちの子供の頃は自然との距離が近く触れ合うことが出来ましたが、今の子供たちは特に都会の子供の周りには人工物ばかりで身近な所に自然がありません。親に連れられてお金を出して自然体験をする環境に育っているのが現在です。

 子供時代に自然と触れ合う体験の少ない子供に、自然への感受性が少ないと責められません。その子供たちが大人になっても引きずっていて自然への感受性が少ないのもしょうがありません。

 自然環境に関心が薄いのは自然の不思議さ、楽しさなどが想像出来ないからではないでしょうか。

 本やテレビで読んだり見たり聞いたりしても「生きている生物」を体感として肌で感じなければ知識として残るだけで感動は得られません。感動が無ければ自然に目を向けることはしません

 栃木県ファンクラブは幸いにも高齢者が多く子供の頃、遊ぶといえば外でお金を掛けず周りに沢山あった自然で育った人たちで自然から感動を受けた人たちばかりです。今の大変な作業を楽しそうに行っているのは子供の頃に自然と沢山触れ合った体験が忘れられないでいるからと思っています。

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(足尾 臼沢西の森 里親植樹の幼木たち)

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 我々が自然から受けた楽しい場を我々大人が壊したために自然の楽しさを体感出来ずにいる子供たちへ少しでもその場を提供し、パソコン以上に面白いことがあることを知って貰いたいと思っています。

Dsc013922(足尾・中倉山 孤高のブナ保護に協力する親子)

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私の生活も消費生活の拡大に満足を求めるのではなく、無駄な消費を省く生活でも満足できるような毎日を過ごしたいと思っています。」(栃木県・Yさん)

(報告:清水 卓)

私が影響を受けた『マイナス成長の経済学』

 前2回は私が仕事として携わっている「新しい林業」について紹介してきましたが、今回は少し趣向を変えて本の紹介をしたいと思います。私の本棚にあったのを最近再読しました。かなり古い本でして、奥付を見ると昭和62年11月30日発行。35年ほど前の本です。私自身のことをいえば友人と50ccのバイクレースに興じていたころですね(懐かしい)。著者の室田さんはこれも奥付によると一橋大学経済学部教授(数量経済分析)となっており、ウィキでみると2019年にお亡くなりになりました(合掌)。

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 内容は、戦後日本経済の発展をエネルギー革命(薪炭→石炭→石油→原子力)の流れと主に自給で成り立っていた地域経済の崩壊を論じた第1部、原子力発電の経済性(不経済性)を論じた第2部、エコノミクスとエコシステムとエコロジーを論じた第3部からなっています。文章は結構読みやすい。ただし、35年前のものなので、例えば国の景気を判断する指標が現在のGDPではなくGNPであったりしますが、内容が間違っているというほどの影響はないように思います。

 第1部で興味を惹かれるのはやはり燃料革命と山村・林業の変化、いわゆる拡大造林(広葉樹の山をスギ、ヒノキ、カラマツへ転換)が経済的にどのような流れで行われたのか、高度経済成長の中で農産物や林産物の輸入を拡大せざるを得なかった流れなどが、わかりやすく説明されているところ。

 第2部は原子力発電がどういう位置づけで日本に導入されたのかから始まります。一番驚かされたのは、火力発電では1単位の電気エネルギーをつくるのに3単位の石油エネルギーを使うのに対し、原子力発電では核分裂による熱エネルギー3単位に加え3単位の石油エネルギーが必要(ウラン235の精製や放射性廃棄物の保管を考慮すると)という試算がされていること。結局、今の福島でおきていること、フィンランドの放射性廃棄物最終処分場「オンカロ」のことなどを考えると、原子力発電はものすごく不経済だという事実が明らかにされています。

 第3部ではエントロピーの概念を紹介しながら、水を中心とした地球の循環システムについて解説されており、なるほどこのために地球が温暖化すると降雨が激しくなるんだなと納得しました。

 若い頃に読んで、かなり影響を受けた本です。もしよろしければ先着1名の方にプレゼント(送付)します。希望される方は森びと事務所の小林あてに送付先住所氏名を明記してメールもしくは電話して下さい。ただし古い本なので、かなり寄れていますご容赦ください。

(運営委員・井上康)

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