“春近し”ぬくもりのある風が吹く足尾・松木の里
3月に入り最初の森作業日となった本日5日は、晴天に恵まれ9時の気温は3℃、昼は12℃になりました。作業小屋に到着し、ストーブに火を入れるほどの寒さではないため、お湯を沸かして橋倉さんと二人でコーヒーを飲みながら作業ミーティングを行いました。足尾に向かう途中の日光連山はうっすらと霞がかかっていました。それは春霞ではないかと話になり、季節の変化が感じられる時代はいつまで続くのだろうかと、3月26日に開催される「脱炭素社会を考えるシンポジウム」の呼びかけなどについて話し合いました。
今日のメイン作業は、新植樹地に土を搬入するため、渡良瀬商事様と一緒に現場を見ながら10tダンプが出入りできるかどうかを確かめながら、今後の搬入スケジュールを打ち合わせすることです。
外は暖かいので渡良瀬商事様が来るまでの間、春探しを兼ねて松木の杜、絆の杜、みちくさの庭と各小屋の点検をしました。森を散策しているとシカやキジがエサを探し、耳を澄ませばシジュウカラの鳴き声が聞こえてきました。
松木川の清流も幾分ぬるんできたように見え、上流から吹く風にもぬくもりを感じ、春の兆しを感じました。雪が多い冬でしたが、地中にしみ込んだ雪解け水が森を豊かにしてくれることを感じることが出来ました。
11時過ぎから渡良瀬商事様と現地調査を行いました。雪はほとんど解けていましたが、大きな岩を除くために開墾したので「ダンプのタイヤがめり込んでしまう危険がある」という話になりました。もう一度来週中に、運転手に現場を見てもらい判断し、連絡を取り合いながら進めることにしました。
本日の森作業は、橋倉喜一、筆者・大野昭彦でした。
(報告 大野昭彦)
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