森づくりと異常気象と原発事故に向き合う心を磨いて森作業
昨日(10/30)の朝、起きてみると家の周りは濃霧、幻想的な世界に筆者を引き込むようでした。そんな気分で車に乗り、南相馬市の雫育苗場に向けて家を出ました。
ところが台風19号とその後の大雨の影響で道路の通行規制や通行止めがあり、いつもの道を迂回しなくてはなりませんでした。異常気象の恐ろしさに、うかつで他人事にいた己を実感しました。
現場には1時間以上の遅れで到着しました。すでにスタッフは育苗場周辺の後片づけも終わり、いっぷくタイムをしていました。
作業打ち合わせ後、トロ箱で育てたアラカシの苗分けをし、強風によって横倒しになっている苗木を整理しました。
帰り道は、原発事故による放射能汚染で8年過ぎた今も帰還困難地区になっている浪江町津島方面から自宅に帰りました。誰も人のいない荒れ果てた地域の様子を見て、ハンドルを握る手に力が入ってしまいました。いつになったら本当の秋の青空の下で穏やかな空気が吸えるのかと思いながら、運転をして帰りました。昨日の森作業は、応援隊スタッフの岩橋、松林、水井そして筆者でした。(報告 東城敏男)
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