南相馬市・「森の防潮堤」の育樹活動に120名が集う!
今日(6/29)は、3年前に植林した会場(2016.3・27「鎮魂の森」)の草取り・補植作業を行いました。今にも雨が降り出そうとするどんよりとした曇り空にもかかわらず、会場には多くの育樹ボランティアが参加してくれました。
集まってくれた方々は、南相馬市役所の職員、原町地区連合の組合員、市役所の広報誌を見た南相馬市市民のみなさんで総勢120名でした。参加者で目立ったのは若者達で、その熱気は雨雲を吹き飛ばす勢いでした。年配者も若者達には負けまいとする場面もありました。
作業開始前のセレモニーでは、市役所・武内経済部農林整備課係長が進行、市役所を代表して中目経済部理事から挨拶を受けました。市民応援隊の渡部代表と森びとの岩橋理事からは作業の注意事項と作業方法を説明しました。
初めて作業を体験した入社1年の男性は、立派に生長した苗木をみて「10年後の楽しみが増えました」と感想を言ってくれました。森の中には、タヌキやキツネもいるんだよと応援隊の先輩に教えられると、「すごいね!」と驚く女性もいました。苗木の生長と共に生態の循環が現れている事を感じ、「ますます楽しみがわきました!」とも話してくれました。
遠路4時間かけて現地に参加した群馬県高崎市の長井さんは、疲れも見せず初めての補植する若者に植え方や草刈りを丁寧に教えていました。そんな長井さんは、「木を植えることが生きがいなんです」と、淡々と話してくれました。
今年の森作業は、7/13、9/7、9/28が予定されています。原発事故も風化させず、新しい南相馬の大地を豊かにする森作業に、多くの皆さんのご協力をお待ちしています。今日の市民応援隊は、渡部、松林、菅野、小川、山田、岩橋、道中内、今野、岩橋恵美さん、東城でした。(報告 東城敏男)
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