まだまだ続く恩送り事業
昨日29日は、森びと春の感謝デーで、計23名の参加者にて行われました。肌寒さの残る薄曇りの中、登山グループ16名は、各自10Lの土をもって、登りました。昨年に続き、土を中倉山山頂の孤高のブナの根本の土留めに使う土です。今回は昨年の土が雨で流失してしまったとの教訓から、足尾の先人に学び草の種の入った土のう袋に入れ、土留めにしようというものです。
計15袋を運びあげるのに大変な思いでしたが、おわるとまだまだであることを実感します。
一方ベースキャンプでは苗木の手入れ、そして料理の準備をしていただきました。
登山グループは、土のうをおさめたあと、尾根づたい、松木の山々を眺めながら下山しました。久しぶりの登山で足のつる人やひざの痛みがでる人がでましたが、無事下山しました。お疲れ様でした。
お昼は、ベースキャンプにて作っていただいた料理を堪能しました。
大麦うどん(そばのようですが、うどんのようです)
昼食と交流会は、ちょうど満開のさくらの木の周りに設営いただいたテーブルで行いました。
交流会では、今回、中倉山に登る方が初めての6名の方を中心に感想を聞きながら、森びとのこれからの事業について共有化をしました。恩送り事業は今後も必要だ、少なくともあと4回登る必要があるということで、話し合いました。
あと、何をするにも念じること「ブナよ元気になーれ」などと気を入れることが大切であること、参加者の野田さんよりアドバイスいただきました。
15時ごろになり薄暗くなり寒くなりましたが、野田さんの笑いの体操にて、最後は元気に会を終了いたしました。前日から準備いただいたスタッフの皆さまありがとうございました。無事3回目の恩送り事業は終了しました。これからも恩送り事業を続けていきましょう。(報告 事務局員 宮原哲也)
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