フィリピン・ルボ村村民に届けたい「森は友だち」という紙芝居
新年早々台風1号が発生したというニュースを聴いて、フィリピンルボ村村民の暮らしが心配になった。何故なら、昨年の台風で農作物の種が流されてしまったという情報を得たからである。当会と共にルボ村村民の暮らしを支援しているNPO法人WE21は今月下旬、現地を訪れる。そこで当会は種を購入してもらうために当会に寄せてくれた寄付金を使ってくれるようにWE21にお願いした。
昨日、「足尾スペース」というふるさとの木による命の森のモデルづくりに挑戦しているルボ村村民に届ける「森は友だち」という簡単な紙芝居の編集作業を行った。
その紙芝居は、収穫間近なハヤトウリなどが被害に遭い、村民の生活道路も寸断させた自然の猛威の原因を考えてもらうきっかけとして、編集していきたいと議論を深めた。
人間の多くは、災害に遭った現象面だけを考えがちなので、流された土砂の中に生きている生きものたちに目を向けてみた。私たちの命は人間だけに支えられているのではなく、生物社会の色々な友だちに支えられているということを感じてもらいたいと、その紙芝居編集に挑戦している。
紙芝居案の1回目お披露目は3月下旬に召集される通常総会で行う。ストーリーは英文に訳し、ルボ村の子供たちへ届ける。(報告 髙橋佳夫)
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