野イチゴを食べると新たな世界観が発見できる?
15時過ぎ、薄暗くなっている「みちくさ庭」に野イチゴを植えた。標高約1.300㍍に生きていたイチゴだから足尾の寒さにも耐えてくれるだろうと植えてみた。
この頃では冬でも大きくて甘いイチゴが食べられるが、野イチゴは小さくて甘酸っぱい。ほとんどの方が味わったことのない野イチゴを食べてほしいと願って植えてみた。
イチゴは冬の果物だと勘違いするほど市場に出回っているが、来年の7月、白い花を咲かせた後に白い実を付け、暫くすると熟して赤くなる小さな野生のイチゴ。是非、野生の味を身体にすりこんでほしいと願っている。
来年春には、ナツハゼをこの庭に移植する。熟した実を果実酒すると、その色と味はなかなかのもの。それからコシアブラも移植する。この若葉は天ぷらにすると美味しい。今後「みちくさ庭」では、実や葉がたべられるようになる。
野生のものは危険なものではなく、食べられるということを体験できる。こんなことを体験すると、もしかして鳥や虫たちの美味しさを共有できるかもしれない。そこから世界を見つめてみると、新たな世界観が見つかるかもしれない。楽しみな庭に育てたい。(理事 高橋佳夫)
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