越冬準備に入った足尾の森づくり
肌寒い朝方、小雨が降り作業がやりにくいと思っていました。橋倉スタッフを足尾ダムで待っていると天気が回復してきそうな景色が目に飛び込んできました。しっとりした雨上がりの空気が静かに流れていました。
台風24号の猛威が運んできた痛々しい木の根が残っている松木川。そんなことを思っていると、雄猿が不思議そうにこちらを覗きこんでいるようでした。
今日の作業は、シロダモとヤブツバキが霜の害にあわないための苗のハウス移動がメインでした。10時過ぎには、作業小屋の修理用と土留め用の甲羅板を購入し、足尾に運び入れました。
その後は、シロダモの根が凍らない対策として籾殻をハウス内に敷きつめました。
昼食後は、「足尾のみどりを育てる会」へ落葉広葉樹のポット苗を無償提供したのでその記念に写真を一枚。育てる会の皆さんへ足尾の森づくりを託しました。
亡き竹内アドバイザーの想いが宿っているシロダモ。今年の夏に芽を出したシロダモを元気に育てようと、約2千本をハウス内へ移動しました。
まもなく霜が降りる足尾ですが、苗木たちが元気に越冬できることをスタッフたちは願っています。
午後3時過ぎると太陽が中倉山に隠れる季節となった松木沢でした。本日の森作業は、橋倉、加賀、仁平、福田そして筆者でした。(報告 高橋佳夫)
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