地球を暖めない暮らしにシフトすることはできないか!
台風24号の猛威は足尾でも体験した。15年以上も強風に耐え抜いてきた松木沢の草地に生きるアキグミの幹が折れ、キツネや虫たちへの恵みを遮断した。苗を育てている当会にとってはその栄養である沢水が、ホース内に詰まった泥で苗床まで水が流れてこなくなった。「地球温暖化にブレーキを」と叫んでいる私たちの巨大台風と向き合う姿勢が問われていた。
巨大台風で運ばれた海水の塩分は電線等に付着し電車を止めてしまった。近くの住民は停電を強いられた。この火災は技術的に改善されただろうし、煙害対策の手を抜かなければ電車は止まらず、停電で不便な暮らしに遭わなくてもよかったかもしれない。
北海道札幌市内の地震による液状化は住めそうもない街にした。住民はこのようなことを想定していなかったと思う。住宅販売会社も想定外の事であり、その街づくりをすすめてきた地方行政も想定外のことであったと思う。想定外の異常気象は世界中の政治の問題となり、それは地球人の問題でもある。“これ以上、地球を暖めない暮らしにシフトしていこう!”という気持ちになって、地球人がスクラムを組む展望は切り拓けないのか。(理事 髙橋佳夫)
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