岸井理事長の遺志を胸に、亡き竹内さんが残したシロダモの苗分け作業
昨日(28日)の足尾・松木沢の気温は21℃でした。夏の作業を行うには最高の条件ながら、強い雨が降る生憎の天気でした。その為、臼沢の森の草刈りを断念、4月に天空の森へ旅立った竹さんの願いを宿されているシロダモの苗分けを行ないました。
この苗は、生前の竹内アドバイザーが種を採取・保管していたドングリを奥さんが届けてくれた種です。発芽時期が遅くなりましたが酷暑の夏を越すことが出来、苗分けができずにいたものです。
植え替え用の土は、育苗担当の福田スタッフからレクチャー通りに混ぜ合わせ、苗木たちが冬を越せるようにと心を込めて苗分けしました。
25日の「岸井理事長を偲ぶ会」に参加をしたメンバー達の姿は、新たな決意を心に秘めながら感想を語り合い、その遺志が作業に現れている様子でした。結果、32トレイ・640ポットの苗分けを行いました。
森びと広場にはアキアカネが乱舞し、広場の脇では秋にマッチしている明るい紫色の花が輝いていました。気持ちが休まる瞬間をつくってくれています。
昼食後には雨が止みましたので、取水口の整備を行いました。鉄砲水で押し流された塩ビのパイプを安定させ、取水口ネットやタンクの底に溜まった大量の砂を取り除きました。蛇口をひねると水が出る便利さに比べると、大変な作業がですが、朝一番に点検をしていくことが大切になるのがこの作業です。ポット苗達の生命線の設備ですから。
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