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2018年4月の24件の記事

2018年4月 5日 (木)

サクラの花で戯れることができるのはあと何年?

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Photo_2  都内のキャンパスの木々は黄緑色の若葉が眩しくなった。春休み頃は桜の下で戯れていた児童は間もなく一月期に入る。そのキャンパスの桜の木は花を落し、若葉が美味しい酸素を吐き出してくれている。

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Photo_4   先月、枝が伐られたケヤキやボダイジュを見ていた女性二人は、「素敵だね!」と言ってその写真を撮っていた。筆者は「可哀そうだ」と思っていたのだが、その会話を耳にして人は色々に感じるものだ、と驚いた。

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2_2  そのケヤキとボダイジュが若葉を輝かしていた。その下を通ると何となく爽やかな気分になる。

Photo_6  「日本の気候変動とその影響」と題したレポートが環境省、農水省等から公表されている。それによると地球温暖化による気候変動で私たちの暮らしは不安定になってしまうことが分かる。 

Yjimage クビアカツヤカミキリ   (ヤフーより)

 先月25日の通常総会で拝聴した林野庁長官・沖修司さんの話でも、クビアカツヤカミキリ(特定外来生物)が飛来して、バラ科の樹木に寄生してサクラを衰弱させ、やがては枯れてしまうという温暖化の影響が紹介された。何十年後には、サクラの花の下で花見ができなくなるのではないかと心配だ。(理事 髙橋佳夫)

2018年4月 4日 (水)

初夏のような暑さを吹き飛ばし、森作業! 

2018_0403_112615dscn5160  ここ数日間、初夏のような天気が続く足尾・松木沢。ダムゲート脇の「わたらせ川源流の碑」から見える山々は、春霞でぼやけて見えます。その奥にはいにしえの村が心に浮かびます。

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2018_0403_155414dscn5181  気温もウナギ登りで、昼頃には25℃に届きそうでした。この暑さで森びと広場の桜も咲き始め、可憐な姿を見せていました。

2018_0403_101404dscn5148  昨日の森作業は、二つの班に分かれての作業でした。ひとつは、5月19日に行われる植樹祭で使用する杉皮を運んでくる班、そして上の苗床の防草シートを片づける班でした。

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2018_0403_120146dscn5165  昨年もお世話になった日光市の大和木材店に、柳沢スタッフ運転の大型トラックが到着。すると、社員の一人が材木の積み下ろし作業を一時中断、フォークリフトで8袋のフレコンを積み込んでくれました。お陰さまで積み込み作業は短時間に終了でした。フレコンへの詰め込みも含め、大和木材社員の皆さまのご協力に感謝!感激です。

2018_0403_112641dscn5161  この杉皮は、「民集の杜」植樹予定地の近くに運び込みました。植え終わった苗木の周りに敷き詰めるマルチングとし、この樹皮は土の乾燥を防ぎ、草の生育を抑え、やがては土になって苗木を守ります。

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2018_0403_144601dscn5176  防草シートの片づけは思いのほか大変でした。草がシートを突き破っていたり、びっしりとシートに根を張っていたからです。それを取り除くのが大変でした。天気がよいので、もうもうと埃が立ちました。しかし、“猛者”と言われたスタッフ達は、顔を真っ黒にし、耳の穴もほこりだらけになりながら、黙々と作業を続けました。その姿は、困難に立ち向かい、それを楽しんでいるようでした。

2018_0403_151339dscn5178  今日の森作業は、鎌田、松村(宗)、岡安、加賀、柳沢そして筆者でした。(報告 橋倉喜一)

2018年4月 2日 (月)

地球で安心して暮らすことの出来る2018年度にするべくスタートしました

 昨日(4月1日)、足尾の9時過ぎの気温はすでに20℃を超え、澄み渡った空気の晴れた天気でした。

20180401_091248  新年度を迎え、昨年に続いて第1回事務局会議を足尾で開催しました。会議では、5月19日開催の第37回「足尾・ふるさとの森づくり」をめぐって現場の事務局スタッフの皆さんのアドバイスや指摘をいただき、議論をしてきました。詳細については、今後詰めていきますが、「受付の開始時間を早めてはどうか」、「地域や社会のルールがある。苦しい時に支えあうことの大切さや人は森に生かされていることを感じてもらいたい」、「やっても無駄だという空気になっていないか。あきらめてはいけないということを感じてもらいたい」、「栃木の旬の食材でもてなしをしたい」など非常に有意義な意見が出されました。

20180402070721  お昼は、高橋副理事長と仁平スタッフによる準備、そして松村宗雄スタッフからの食材提供による旬の品盛りだくさんの料理でした。カレーには玉ねぎの皮でだしを取り、ブロッコリーやパプリカの入るヘルシーなものです。味噌汁も具だくさんでキャベツ、ナツネギ、なめこの入ったものです。他に土筆、野蒜もありましたので、春だなと食でも実感する昼食でした。用意をしていただきありがとうございました。

20180402070532_2  3月25日開催の第13回通常総会では、気候変動と紛争・戦争などのよる生存不安定な時代を迎えないために“山と心に木を植えよう”などとする2018年度の事業計画を決定しました。初めて経験する少子高齢化や異常気象に対して、シニアの皆さんが培った自然と向き合う経験と知恵を若者に引き継ぐ使命を持っておられます。現在、5月19日の第37回「足尾・ふるさとの森づくり」には北は北海道、南は沖縄県から参加希望の連絡をいただいくとともに、これまでお付き合いのある高校生などへ積極的に参加呼びかけをして、当日は楽しいイベントを計画していきます。全国の皆さま、お待ちしています。

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20180402070600_2 (報告:事務局・小林敬)

2018年4月 1日 (日)

足尾松木渓谷入口の「みちくさ」はオープンできました

 2018年4/1、本日はみちくさオープンです。昨日、鎌田、松村宗、仁平、そして筆者の四人でみちくさ内外の掃除をして、松木渓谷入口での出会いを待っていました。朝、松木渓谷を目指してハイキングらしい男性二人に遭いましたが、遠くでしたので挨拶はできませんでした。

P3300436  8時の気温は13度でした。今日はどんな出会いができるのか楽しみにして、お湯とお茶をテーブルにセットしました。一気に春本番を過ぎて初夏の天気を感じる日ですので、みちくさの池ではヤマガエルおたまじゃくしが温かそうに、尾びれを左右に動かして、成虫になるための筋肉をつくっているようでした。

Photo  木々は春の色を輝かさせていました。茶色の草木に生える黄色の花を輝かさせていたのがレンギョウとマンサクでした。花は小さいですがとても存在感のある花を見せてくれました。

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Photo_3  みちくさを訪れてくれたのは「足尾の山猿」といわれている荒川さん。愛車の自転車に乗って、松木渓谷を走ってきたそうです。松木川の爽やかな風を身体でうけてきた 、と言っていました。

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Photo_4  爽やかな風にのったホオジロの囀りが松木川の河原にここちよく響いていました。未来のふるさとの大地(足尾isハートランド)となる足尾松木沢の自然に会いに来ませんか。野生のサルや鹿そしてキツネなどの自然のありのままの姿が皆さんをお待ちしています。本日の放射線量は0.139μSv/hでした。(舎人 髙橋佳夫)

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