今日は十五夜、森に生かされていることに感謝したい
今日は十五夜、全国の森ともの皆さんはどんな気持ちでこの夜を迎えますか。
田んぼでは稲刈りが行われ、森の中では全ての生き物に秋の味覚を届けている草木たち。今夜は満月を観ながら、人間の命と知識は森の恵みに支えられ、育まれていることを改めてかみしめてみたい。
10日後には、第5回鎮魂復興市民植樹祭が南相馬市で行われる。ブログでも紹介しているが、現地にはJR東労組組合員・家族が仕事の合間に育てた苗木が、そして当会が足尾で育てている苗木が運ばれている。
津波で犠牲になった南相馬市民の想いや悲しみ、そしてフクシマ原発に対する怒りと反省などが詰まった盛土には、5年前から植えられた幼木が元気に育っている。やがてこの幼木は森を形成し、市民の命を支え、そして暮らしの基盤を育む森となる。
人間社会では、政治家は自分だけの利益のために「党」に群がり、あるいは自分たちだけの利益を守るために民意を無視し、戦争政策による経済成長という幻想に国民を動員しているようだ。“人類ファースト”という考え方の政治は見えてこない。
政治家だけに文句を言っているだけでは暮らしの格差、原発推進、戦争政策そして異常気象の猛威を止められない。ここまでくると“地球温暖化と政治の問題は待ったなし”。
10月14日の「鎮魂復興市民植樹祭」には、そんな気持ちを持って、全国から集う植林ボランティアの皆さんと出会いたい。
植樹会の場現地では、南相馬市民で作る森の防潮堤づくり「応援隊」の皆さんが植樹祭準備をしている。毎日、お疲れ様です。(理事 高橋佳夫)
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