新しい“森とも”と久しぶりの“夏”を大歓迎!いい汗をかきました
今日は久しぶりに足尾グランドキャニオンがはっきり見え、“夏だ”という天気でした。朝、森びと広場近くには若いイノシシがウロウロしていました。雨が続いているのでミミズが地表に出でくるのを狙っている様子でした。
イノシシも歓迎していたのではないでしょうが、今日は新しい森ともになりたいと、宇都宮市に住む福田さんが現地見学に来てくれました。橋倉スタッフから事前に連絡があったので私たちスタッフ一同は“大歓迎”でした。
福田さんは、退職した後の人生を色々な体験をしながら探しているらしく、そのひとつに足尾での森づくりを見てみたいということでした。打合せは自己紹介からはじまり、続いて育苗大臣の福田哲男さんから作業提案があり、福田さんは橋倉スタッフの案内で私たちの育てている森を見ていただき、その他のスタッフは、臼沢の森草刈と松木の杜草刈りに分かれて作業しました。
心配していた通り、臼沢の森は草が伸び放題で今年植えた苗木は写真の通りでした。
今年の夏は雨が続いているので太陽からのエネルギーを吸収できない苗木たち。秋を前にして苗木たちが生長するためには伸び放題の草との競争に勝たなければならないので、今日の草刈りはとても大事な作業でした。
急斜面で草刈りをしていると松村宗雄スタッフが「蜂がいた!」と声をだし、調べてみるとキイロスズメバチらしき蜂が地中に巣を作っていました。即、巣から半径5m以内は草刈り禁止にしました。さらに、近くで草を刈っていた福田哲男スタッフも「こちらにもむ蜂の巣がありました!」と。スズメバチでないことを確認して巣を駆除しました。蜂たちも暫くぶりの“夏”がやってきましたので、命をつなぐ働きを一生懸命にやっているのかと思いました。
草刈りは12時に終了させて下山しました。木々のトンネルを下山すると、汗をかいてほてった身体が“自然のクーラー”で冷やされた気分でした。また、昼時に橋倉さんから提供された梨が乾いた身体にしみこんでいきました。ご馳走様でした。
昼食後は、年内の育苗計画が福田哲男さんから提案され、話し合いで提案を豊富化しました。
第二の人生を考えている福田さんは、「松木の杜」での草刈りの様子、「民集の杜」など私たちの活動現場を見学してくれました。福田さんと再会できることを楽しみにしています。本日のボランティアは、鎌田、松村健、松村宗雄、岡安、橋倉、仁平、小川、福田哲男、高橋でした。(報告 仁平範義)
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