足尾・松木沢の自然、生態系に触れるとエネルギーが伝わる
6月3日(土)は、民集の杜の2014年に植えた森の調査をしました。ここは2014年5月に約450名の参加者が集い、約3.000㎡の場所に13種3,574本の苗木を植樹した場所です。今年で丸3年が経ちました。植えた樹々たちの生長の様子を調査しました。(写真:2014年植樹直後の杜と6/3の杜)
快晴の下、小黒事務局員と10mx10mの区画を決め、そこの中にあるすべての木の樹種、樹高、胸高直径を調べました。詳細結果は調査報告にて後日報告しますが、樹高が高いものでコナラ2.5mでした。植えた樹種はほぼ順調に生長していることを確認しました。また、植えていなかったヤシャブシの実生の苗が多くみられました。それらを含め、100㎡の場所では計268本の樹木を確認できました。木々の半分以上は、胸高以上の樹高に育っており、もう下草刈等の必要はなさそうです。今年、これらの樹々が競争と共生をして、さらに生長していくものと思われます。
民集の杜の調査の後は、新松木、松木、臼沢の森を観察しました。小さな森に入ると、これから更なる生長をしていくエネルギーのようなものを感じました。10年以上前に植えた樹々はすっかり人間でいえば成人になっているようでした。南からの強い日差しに対しても、りっぱな木陰をつくっていました。
その森の作り出す木陰で、時折、樹々の隙間からはさわやかな風を感じると、何か、子離れした子どもたちが親以上に成長し、大人たちを守ってくれているようで、少しばかりのさびしさを感じましたが、頼もしくも感じました。立派な森を形成して、これらは、生態系を作り出しています。この自然の循環、生態系をより詳しく調べていければと考えています。(事務局 宮原哲也)
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