南会津金山町の森で1年ぶりのナラ枯れ観察
昨日(6/3)、南会津地方は前日の豪雨の影響でどんよりした空模様でした。そんな中で、一年ぶりの「炭による樹勢回復実証調査」の現場に立って、樹木の観察をしました。
調査員は、福島ファンクラブ・斉藤 章さん、増子公一さん、そして筆者でした。さすがに残雪はありませんが、若葉の香りと葉が排出する瑞々しい美味しい空気をいただきながら観察しました。
観察の結果、カシノナガキクイムシの穿孔跡は見つかりませんでした。特徴的な事は、笹の元気が良く、草床を覆っていたので調査が面倒になりました。標準木にはツルが巻き、Bブロックでは倒木が目立っていました。標本木にかけてあるナンバープレートの番号が消えかけているのが多くなっており、次回は観察用の目印をリニューアルすることにしました。
森の緑が濃くなっていく様子、鳥たちのさえずりを聴きながらの観察はとても身体の栄養になったようです。(報告 仁平範義)
コメント