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2017年6月の28件の記事

2017年6月 7日 (水)

シルバー大学の皆さんと、笑顔・笑顔の森作業!

 昨日(6/6)の足尾・松木沢はどんよりした曇り空。梅雨入りも間近かと思われる天気でした。しかし、森作業には最高の天気です。

1 シルバー大学中央校「ウォーキングクラブ・35げんき会」の皆さんが、応援ボランティアに来てくれました。そんな皆さんを歓迎するかのように小ギツネ(名前募集中!)が作業小屋の周りをウロウロして、中を覗き込んでいました。

2 「35げんき会」の皆さんには、昨年秋にも40数名で来て頂き、森作業を手伝ってもらいました。その出会いは、松木沢ハイキングの下見に来て、「みちくさ」に寄って貰ったことからでした。森びとの活動に共鳴し「何か手伝えることがあるならば」と大勢でポット苗の草取りをしてもらったのでした。作業小屋でお互いの自己紹介をし、松村スタッフから歓迎の挨拶と作業内容が述べられスタートです。本日は、南相馬市の「森の防潮堤」に植えられるタブなどのポット苗の草取りです。

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 昨秋に経験済みのせいか作業は極めてスムースに進み、尚且つやよもやま話しに花が咲き、笑顔、笑顔の連続で午前中の作業はアッと言う間に終了。57トレー(1,000ポット強)の草取り・土の補充を仕上げました。

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5 地元の塚原さんの差し入れと、スタッフが用意したみそ汁で昼食を済ませ、午後は「民集の杜」の散策に出かけました。2014年から今年まで4回の植樹祭の苗木達を見て廻りました。(皆さん!ご安心ください、今年植えた3、000本の苗木は99,9%元気に枝を広げていました。)年を重ねるごとに苗木が大きくなり、その変化を見ることが出来、“とても良かった”との声を頂きました。

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 作業小屋に戻り「森びと通信」を贈呈し、今日の感想をお聞きしました。その概要を紹介します。
 ①地域の小学校で、「自然を大切にすること」を教えている。今日は大変参考になった。毎年参加したい。
 ②自宅近くの木が沢山伐採されさみしい。ここに来て沢山の木を見られて幸せ。植えて1年と2年の変化を見ることが出来、木の成長はすごいと感じた。
 ③地球温暖化で環境が破壊されてきた。経済を優先させたアメリカの「パリ協定」からの脱退は駄目。森びとが地道な活動をやっていると初めて知った。植樹活動は、草取りなど機械化できず手作業でやらなければならない事が実感できた。

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 「35げんき会」の活動は、6月13日、27日、7月4日と続きます。引き続き楽しく作業と交流を行なっていきましょう。大変ご苦労様でした。
 皆さんが帰った後、福原スタッフはポット苗にたっぷりと水をかけてあげました。また朝には、実家で作ってきた臼沢の森階段用横棒と杭を沢山運んで来てくれました。ありがとうございます。

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 “どくだみ荘”近くにツユクサの花が開いていました。間もなく雨のシーズンとなります。スタッフ達にとっては少しつらい季節になりますが、木々達は喜んでいます。無理なく、怪我なく、元気よく頑張っていきましょう。

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 今日のスタッフは、松村宗雄、福原、報告者・橋倉でした。

2017年6月 5日 (月)

強風に耐え、その威厳を放つ「孤高のブナ」 人間の英知が問われている

本日は6月4日(日)、天候は快晴ですが、“みちくさ”周辺は冷たい風が吹く1日となりました。

足尾ダムに続く道路脇ではニセアカシアの花が満開です。森の恵みを提供してくれる樹木です。蜂が花粉を採取し私たち人間にハチミツを提供してくれます。

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今日は中倉山の「孤高のブナ」調査も行われました。

去る4月29日「孤高のブナ」を保護するために、根の上にあった登山道を迂回していただくためのロープを張りました。まだ芽吹く前でしたので、その後の生長と松木側斜面の土の流出状況を確認するために、清水さん、岡部さん、福原さんが中倉山を目指しました。

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今回は、尾根コースで登りました。8時に登山開始。黄色い花の咲くエニシダが咲き誇っています。見晴らしが良く、足尾の山々を眺めながらの登山です。森に入るとエゾハルゼミと仁田元沢のカエル、小鳥たちの合唱で迎えてくれました。

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“みちくさ”をベースキャンプに舎人当番の仁平さんと連絡を取り合いながら中倉山を目指し、「孤高のブナ」には10時到着。山頂は松木川側から強風が吹き、ブナの木は激しく枝葉を揺らしていました。観察すると、風を受ける側の葉は水分を飛ばされ茶色に変色しています。風が抜ける南側の葉は太陽の光を浴び青々と輝いています。

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根の状態を見ると、南側は迂回のためのロープ沿いに新たな登山道が出来、以前の登山道には笹が生え緑が回復しています。感動です。直接踏まれることがなくなったおかげです。登山者の皆さんご協力ありがとうございます。

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反対の松木側斜面は土砂流出は止まらないようで根が地上に露出しています。土の流出を防ぐ手立てをしなければ、煙害に耐え100年以上生き抜くブナを守ることはできません。枝葉が強風にあおられる様を見たときに、亜硫酸ガスによって周りの木々が枯れていく様子が重なり、大地に必死に根を張り生き抜こうとするブナの気持ちはいかほどのものかと皆、心が痛くなりました。

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尾根に立っていると飛ばされそうな強風と寒さにより調査を切り上げ10時20分に下山を開始し登山口に11時40分に無事到着しました。

 

“みちくさ”では、ちょうど12時頃に中倉山から下りてきたメンバーと今日最初の訪問者の塚原さんが同時に来てくれました。塚原さん手作りの料理をいただきにぎやかな昼食となりました。

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午後になり2組目の森ともは、折りたたみ自転車で松木川散策をしている宇都宮在住の3名の皆さんです。“森ともの声ノート”には「とても美しい景色!感動しました。」と書いてくれました。

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3組目の森ともは、岩登り帰りの3人組です。松木渓谷の沢をめぐり岩登りを楽しんできたそうです。安全第一の岩登りのためには技術と道具がしっかりしていなければなりません。腰に付けた装備品の話で盛り上がりました。

 

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4組目の森ともは、大型犬(名前はフラン)と一緒に松木川散策を楽しむお二人です。

ちょっと怪我をしたとのことですが楽しくじゃれあっていました。

 

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 最後に立ち寄ってくれたのは東京北区から松木を訪れた男性です。沢登りの帰りで、経験豊富な様子でした。

 

 今日は多くの森ともの皆さんが“みちくさ”を訪問してくれました。先人の努力によって足尾の山々に緑がよみがえっています。しかし、中倉山から眺める松木渓谷の斜面はまだまだ「崩壊地」が広がっています。

 

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今また気候変動による大雨や温暖化によって「孤高のブナ」には二度目の危機が訪れています。私たち森びとは地球温暖化を防止しようと、二酸化炭素を吸収してくれる木を植え、足尾での森づくりは13年となります。6月1日、驚いたことに米国トランプ大統領は地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」からの離脱を表明しました。自分の支持者と自国の経済的利益を優先し、地球上の生物の生命に責任を持たぬ姿勢に「孤高のブナ」は枝葉を揺らし怒りの叫び声をあげています。

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人類の英知が試されています。私たち森びとは地球温暖化防止に向け、原発に頼らないエコな暮らしを考え、山と心に木を植え続けます。

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(舎人:仁平範義、岡部浩之  本日の放射線量 0.134μsv/h)

2017年6月 4日 (日)

南会津金山町の森で1年ぶりのナラ枯れ観察

昨日(6/3)、南会津地方は前日の豪雨の影響でどんよりした空模様でした。そんな中で、一年ぶりの「炭による樹勢回復実証調査」の現場に立って、樹木の観察をしました。

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 調査員は、福島ファンクラブ・斉藤 章さん、増子公一さん、そして筆者でした。さすがに残雪はありませんが、若葉の香りと葉が排出する瑞々しい美味しい空気をいただきながら観察しました。

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 観察の結果、カシノナガキクイムシの穿孔跡は見つかりませんでした。特徴的な事は、笹の元気が良く、草床を覆っていたので調査が面倒になりました。標準木にはツルが巻き、Bブロックでは倒木が目立っていました。標本木にかけてあるナンバープレートの番号が消えかけているのが多くなっており、次回は観察用の目印をリニューアルすることにしました。

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 森の緑が濃くなっていく様子、鳥たちのさえずりを聴きながらの観察はとても身体の栄養になったようです。(報告 仁平範義)

足尾・松木沢の自然、生態系に触れるとエネルギーが伝わる

 6月3日(土)は、民集の杜の2014年に植えた森の調査をしました。ここは2014年5月に約450名の参加者が集い、約3.000㎡の場所に13種3,574本の苗木を植樹した場所です。今年で丸3年が経ちました。植えた樹々たちの生長の様子を調査しました。(写真:2014年植樹直後の杜と6/3の杜)

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 快晴の下、小黒事務局員と10mx10mの区画を決め、そこの中にあるすべての木の樹種、樹高、胸高直径を調べました。詳細結果は調査報告にて後日報告しますが、樹高が高いものでコナラ2.5mでした。植えた樹種はほぼ順調に生長していることを確認しました。また、植えていなかったヤシャブシの実生の苗が多くみられました。それらを含め、100㎡の場所では計268本の樹木を確認できました。木々の半分以上は、胸高以上の樹高に育っており、もう下草刈等の必要はなさそうです。今年、これらの樹々が競争と共生をして、さらに生長していくものと思われます。

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 民集の杜の調査の後は、新松木、松木、臼沢の森を観察しました。小さな森に入ると、これから更なる生長をしていくエネルギーのようなものを感じました。10年以上前に植えた樹々はすっかり人間でいえば成人になっているようでした。南からの強い日差しに対しても、りっぱな木陰をつくっていました。

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 その森の作り出す木陰で、時折、樹々の隙間からはさわやかな風を感じると、何か、子離れした子どもたちが親以上に成長し、大人たちを守ってくれているようで、少しばかりのさびしさを感じましたが、頼もしくも感じました。立派な森を形成して、これらは、生態系を作り出しています。この自然の循環、生態系をより詳しく調べていければと考えています。(事務局 宮原哲也)

2017年6月 3日 (土)

松木沢を世界の観光スポットに!

今朝の松木沢は快晴!素晴らしい青空が広がっています。

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気温は9時で22.5℃とちょと高めながら、湿度の少ない涼やかな風が爽やかに吹いています。

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最初に訪れてきてくれた訪問者は・・・

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子ギツネくん!!!

広場で偶然出会い、しばらく一緒にいたら近くまで寄ってくれるようになりましたが・・・

そんな時に限って・・・、カメラを持ってない!

カメラを取って戻ってくると「警戒モード」・・・

作業小屋の脇に積んである薪の中に隠れてしまいました。

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小黒さんと宮原さんの二人が、今月末に予定している自然観察会の事前調査にやってきました。

「民衆」、「松木」、「臼沢」の森の樹木を調査するとのこと。頑張れ?!

松木沢の対岸では、業者の方が中倉山の麓で測量中、今後、砂防工事でも始まるのでしょうか?

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10:30頃、栃木市からお越しのご夫婦と、太田市からお越しのご夫婦の二組が同時に来舎。

両ご夫婦とも山登りをされるとのことで、庚申山や皇海山の話で盛り上がり、中倉山のこともご存知でした。

私たちの「孤高のブナ」の保全活動にも興味を持ってくださり、ぜひ行ってみたいと言っていただきました。

また、私たちの森づくりにもご理解をいただき、また来たいと言っていただけました。

今度は植樹にも参加いただけたら幸いです。

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太田市からお越しの奥様は、「森びと通信」のフィリピンの記事を見つけ、ご自身もフィリピンとの交流があり、ボランティア活動をしているとのこと。さらに「ヤンバルの森」の記事を見て、ことらも!と。いろんなところでつながりを感じました。

また来てくださいね!

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午前中はもう一組、宇都宮市からお越しのご夫婦。

ご主人は日光市の観光協会にお勤めで、先日、フィンランドからの観光客に足尾を観光したいとの相談を受け、支所までの道のりを案内し、その先は支所の職員が対応されたとのことですが、お仕事熱心なご主人。自分の目でも確かめなければ案内できないと、足を運んでいただきました。

近年、外国人観光客が増えているのはもちろんのこと、特にヨーロッパ系の方々は、体験型の観光に関心が高く、登山もそのメニューの一つだとか。

また、外国人観光客の方はSNS等で自分の旅程を発信することが多く、それを見て参考にする観光客も多いとか。

今後は松木沢も世界の注目スポットになり得るかも!

「みちくさ」の情報も外国人観光客の方にご紹介くださいますようお願い致します。

お昼を過ぎた頃から急に風が強くなり、空気もひんやりしてきました。

空はまるで「みちくさ」を境に二分されているような雲と青空。

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午後はしばらく風の声を聞きながらのんびり。

3:00すぎに、シカの写真撮影に何度も訪れているという男性が寄ってくれました。「みちくさ」にも何度か訪れていただいているようで、ブログにも2度登場しているとか。

写真が趣味で、足尾へは、最初、わたらせ渓谷鐵道の桜並木の撮影で訪れ、その後、廃坑跡の撮影、そして松木沢へと・・・

被写体が変わるにつれ、どんどん奥に入ってきているとのこと。2・3週に一度は松木沢へとシカを追い求めて入ってらっしゃるとのことでした。

今日は一度も会えず「ノーヒット」・・・。もうちょっと探してみると言って上流に向かいました。

最後のお客様は、朝5時から足尾入りしたという太田市からの男性。2泊は出来そうなくらいの大きなザックを背負って来ました。

6号堰堤の先に「小足沢」という沢があり、そこの上の方まで一人で行ってきたとのこと。

「小足沢」の入り口には大きな滝があるらしく、近くで見るには大きく巻き込んで、さらに途中からはザイルでの懸垂じゃないと降りられないとのこと。

自分も機会と度胸があったらチャレンジ・・・するかも・・・

明日も友人と二人で足尾に来るそうです。

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今日は久しぶりにお客様が多い一日でした。

近い将来、松木沢も外国人観光客であふれる観光スポットになるかも!?

(本日の放射線量 0.117μSV/h 舎人:松村・小柴)

2017年6月 2日 (金)

八幡平の植樹祭(6/24)準備を始めました

 北東北のみちのく事務所も初夏のような日を感じるようになりました。先月29日~30日にかけて今年一回目の炭づくりを行いました。

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 八幡平の植樹会場の土壌は酸性濃度が高く、炭によって酸性濃度を弱めることが大切です。炭つくりには宮城県の森とも8名(JREU仙台)が手伝いに来てくれました。火入れは13時25分、蓋閉じ15時50分、火を止めたのは翌日の5時50分となり、思ったよりも時間がかかりました。

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 火を止める間は、植樹会場である元山堆積場の草取り、苗床での提供する苗木選別、そして今月24日の植樹祭用の苗木選別をしました。二日目には、これまでに育ててきた森を宮城県の森ともに観てもらいました。(スタッフ 中村)

2017年6月 1日 (木)

只見町布沢集落で散策道の草刈り、現代社会の課題と向き合う心を耕しました

限界集落、休耕田、里山や田畑が荒れ放題、空き家が・・・云々と言われている社会に初めて向き合っている私たち。その地域では人々の営みが綿々とありますが不安も多い。反面、生物社会ではその不安が本来の社会に近づいているかもしれない。

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 この初めて経験している社会にどう向き合うのか、まずは現場に立ってみないことには何も分からない。そんなわけで、昨日(5/31)、当委員会のスタッフは只見町布沢集落のブナの森散策道の草刈りを手伝って、限界集落しつつある集落民の暮らしを体感してきた。

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 昨日は、12時30分に布沢簡易郵便局にスタッフ9名が集合。「恵みの森」入り口で、大野理事から作業内容が紹介され、只見町の観光商工課・渡辺さんからはこの森の概況が案内された。

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 続いて、「癒しの森」の保護活動を20年間行っている刈屋晃吉さんから、約20年前にブナ林の伐採を止めさせたことが猛威を振るっている大雨でもこの森が集落民を守ってくれている話がされた。改めて森に生かされていることを実感した。

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 いよいよ遊歩道の整備作業が始まり、獣道になりつつある道の草木を刈った。作業目標地点に着くと、巨木ブナの倒木で川の流れを堰止めていたので、その倒木を伐って流れを確保した。戻る途中、清水を飲み、冷たく柔らかい清水に全員が「おいしい!」と言った。横にいた刈屋さんは「この味を知ってほしかった」、と嬉しそうであった。

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 2日目は、「癒しの森」に集合、ブナ林の中で刈屋さんからブナの森が育つ話を伺った。また、隣町の金山町民との協力で国有林のブナ林を保護してきたこと、森と生きてきた先人の暮らしの話しを聞いた。2時間程のブナの森の散策はあっという間でしたが、ブナがつくりだす爽やかな空気を味わい、町の喧騒が頭から自然に忘れ去り、身体も心もリフレッシュできた。

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 その後は、東京から布沢集落に住居を移して集落民と“新しいふるさとづくり”をしている松崎さんの案内で、6年前の豪雨で不通となっている只見線の現状が紹介され、JR只見線を復活と集落の活性化へ向けた松崎さんたちの支援活動も熱く語られた。松崎さんありがとうございました。

(報告 済賀正文)

植樹祭の舞台づくり:未来を生きる森ともの心を耕す・・・その③

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 当委員会の植樹祭は木を植えることは当然ですが、“心にも木を植える”ことも忘れない。どんな木を植えていくのか、事務局やスタッフは悩みながら準備を進める。

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 例えば、いつもの弁当の包み紙にしても、“中倉山のブナを元気にする恩送り日”(4/29)の記念写真を印刷することで、“人は森に生かされていることを感じ取ってほしい”と願い、腰痛の塚崎さが登頂して写真を撮った。それを「トーク&トーク」で紹介した。

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 コンニャクと味噌汁は、担当の岡部さんが1カ月前から食材調達先を調査、コストと味を調和させて、本番前の4月と5月に味見にうるさいスタッフに試食してもらった。“地球温暖化にブレーキをかけていくことは身近な食材からできますよ!”、ということを感じ取ってもらうために調理した。

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 昼食後の「トーク&トーク」のシナリオ案は2カ月前から練られていた。今年は、女性の方々に多く登場してもらうことを念頭において、事務局の唐澤さん(女性)がシナリオ制作に挑戦。数度の書き直しをされながら直前まで奮闘。進行役の清水さんや筆者からアドバイスを受けて、本番を迎えた。本番中の唐澤さんは、コンテナの陰で必死になってメモをとっていた。来年に期待したい。

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 サポートしてくれた森びとインストラクターへのレクチャーは、前日と本番の朝のバスの中。事務局の宮原さんが日光から足尾間のバスの中で行った。どんなことを伝えるのか、現場と事務所との「報連相」は欠かせない。机上の空論にならないように、“心に木を植える”ことは現場から、と三度も書き直しを行ったサポーター用の「植樹祭の心構え」。

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 現場では、半年前から「臼沢の森」の入り口に置く、銘石にスタッフの魂を刻んできた。宮脇昭最高顧問のメッセージも入魂し、銘石として設置することができた。“少しばかりの人間の努力が積み重なると未来の暮らしの基盤(森)ができますよ”、と感じてほしいとスタッフ達が建立した。

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 未来を生きる“森とも”の心を耕すには、まず、舞台をつくる事務局やスタッフの心に木を植えなければならないようだ。“森づくりは人づくり”がなければ長続きしない。(報告 髙橋佳夫)

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