「申年」の主役に歓迎された足尾・松木沢
寒の入り(小寒)の昨日、今年初めての足尾森作業でした。“どくだみ荘”に立ち寄ると、けたたましい鳴き声とトタン屋根を叩く音にビックリ。申年の歓迎かなと思って屋根を見上げると、猿の一団があわてて逃げるところでした。心の中で「今年もよろしくな!」と新年のあいさつをしながら、追い払いました。
鎌田スタッフと筆者は、道路の凍結に備えて少し遅れて現地に到着しましたが、松木沢の気温は5度という暖かさでした。今年の“初舞台”は、民集の杜、松木の杜の獣害点検でした。 昨年5月の植樹祭で植えた民集の杜の木々達は、殆ど枯れもせず厳しい寒さに耐えて、静かにたたずんでいました。
松木の杜は、ネットの異常は見られませんでしたが、動物の食害がかなり多くみられました。そんな中で救いだったのが、膨らんできた冬芽、ほんの少しの花びらを付けた寒桜、茶色一色のなかで白い肌を見せているシラカンバが元気なことでした。
鎌田スタッフは、ネット点検をしながら大きくなってきた木々の下枝を切っていました。余分な下枝を切ることで、上に伸びる速度が速くなるそうです。
昼ごろになり空は青空に変わり、さらに暖かな一日でした。昼食を食べながら、北朝鮮の水爆実験?に憤りを感じ、気候変動や戦争、紛争等で「生存が不安定」な時代を生きる大人は、出来ることを着実にやっていきたいものです。森ともの皆さん、今年もよろしくお願いします。(スタッフ 橋倉喜一)
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