野木町の元気な皆さんと共に、谷中村民の想いを桑の木に託すことを約束
今日は、風もなく雲ひとつない青空が眩しい足尾・松木沢でした。午前中の前半は、11日の植樹祭道具類をチェックして、用意した物を「民集の杜」へ運びました。
10時半頃になると、ダムゲートから歩いてきた元気な「野木町煉瓦窯を愛する会」の皆さんが到着しました。
私たちは森びと看板前で自己紹介して、薄っすらと秋色に化粧している臼沢の森を説明し、自然の素晴らしさを感じてもらいました。
その後は、2年前に植えた植樹場所に立っていただき、人間が汚染してしまった土壌で生きる植物たちの現状をみていただきました。草との競争、鹿や兎そしてネズミ等との競争に負けずに生き延びてきたコナラ、クヌギの苗木を観て、皆さんは“頑張れよ”と声をかけてくれました。
「野木町煉瓦窯を愛する会」は、2010年に設立され、「聴く、視る、知る、記録する、そして正しく歴史を未来に伝承する」をコンセプトに活動しています。渡良瀬遊水池の歴史や自然もコンセプトに沿って活動しています。
今回は、旧松木村の養蚕を支えてきた桑の木を皆さんの記念樹として、この地に植えていくことになりました。お元気な野木町の皆さん、私たちにも元気を届けていただきありがとうございました。
午後は、済賀東京事務所事務長も手伝いに参加し、植樹祭の苗選別と苗床の整理を行いました。
苗床は写真のように、コナラ、クヌギ、もみじ等が秋色を輝かせています。
ツネ吉も冬支度(尾が太くなりました)をして、大人の雄らしくなりました。
散水をしているとご覧のように虹ができます。心が和む瞬間です。
帰り道の足尾三川ダムの夕日に輝くススキがとてものどかで美しい景色でした。(理事・高橋佳夫)
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