安田喜憲さん、落合恵子さん、浅岡美恵さんと考える原発に頼らない、森と生きる暮らし
上の写真は私がひとりで森を育てている一部の秋色です。この森に入るとこの秋色をカメラに収めたくなります。絵心がある方は、真っ白いカンバスに絵具を塗りたくなるのではないでしょうか。文学者、作曲者、画家もそして写真家は、その才能が評価されると暮らしの生業になります。筆者の様に才能がなくても自然の美しさ、素晴らしさに感動させられます。
上の写真はミズナラの葉ですが、既にドングリはリス、ニホンシカ、ネズミ、ゾウムシ、ツキノワグマの大切な餌になりました。間もなくこの葉は地面に落ちますが、この葉は土壌分解動物たちによって土に還り、微生物たちによって木の栄養になります。
ミズナラが大きくなれば、燃料、住宅用木材に使われます。奥山では大雨を蓄え、いのちを育む大切な飲み水に、主食である稲作用の水に、そしてミネラルを含んだ淡水は海の生きものたちの命を育みます。その恵みで美味しい魚やワカメや昆布を私たちは食しています。
雨水が貯められると暮らしに欠かせないエネルギーもつくってくれます。このような視点から人間社会を観てみると、人間社会は生物社会の小さなコミュニティーではないでしょうか。
生物社会の一員として未来のいのちを育んでいくためには、一員としての義務があるのではないでしょうか。そんな暮らしを考えていきたいのが「ストップ!地球温暖化 森と生きる暮らしを考えるフォーラム」(11月6日)です。森を元気に育て、地球をこれ以上温めない “原発に頼らない、森と生きるライフスタイル”を世界のスタイルにしたいものです。ゲストには、安田喜憲さん、落合恵子さん、浅岡美恵さんを招いて、岸井成格理事長と語り合います。
今、当委員会はその準備に専念しています。東京事務所では、水落一郎さんが演壇の背景画を制作しています。多くの皆さんの参加を呼びかけています。(理事・髙橋佳夫)
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