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紅葉もピークを過ぎ、落葉が進んできている10月24日(土)、八幡平において腐葉土づくりを実施しました。時折強い北風が吹き、木々からは多くの葉が落ちてきました。その様子を見ていると、葉はだいぶ疲れているようでした。
集まったスタッフは県民の森でその落ち葉を集め、フレコンいっぱいに葉を詰め込み、米ぬかを入れてフレコンの口を締め、トラックに積んで植樹会場である元山堆積場まで運びました。
トラックから降ろした後は、いったん袋を開け、EM菌を混ぜて再び袋を閉じてしばらくの間、微生物たちの力を借りて植物にとって嬉しい栄養豊富な腐葉土ができあがります。今年はフレコン20袋分の腐葉土を作ることができました。作業終了後は、弁当とトン汁を食べ、冷えた身体を温めました。
上と下の写真は間伐材による炭づくりの様子です。汚染物質が多く含まれた八幡平の職種会場では、この炭による汚染物質を固定する炭の力が大切です。
ここ数年、炭づくりをしてきましたのでスタッフの作業には余裕が表れています。(みちのく事務所発)
昨日の足尾は、少し動いても汗ばむ陽気でした。足尾の山々にかかる雲も夏の雲のようでした。そんな中、今年購入した「新兵器」の試運転をしました。鎌田スタッフのレクチャーを受け、撒水機の始動開始。見事な霧状の水がハウス内のタブノキやスダジイのポットに降り注ぎました。これで冬期間の撒水の苦労が和らぎます。
また、昨日は森びと栃木県ファンクラブを支援して頂いている「とちぎ環境・みどり推進機構」の中間監査の日でした。
監査員は森づくり部・佐藤部長でした。佐藤部長からは安全対策と活動報告書づくりの注意点を指導されました。その後は、森づくり現場の監査をしていただきました。山歩きの好きな佐藤部長は、軽い足取りで臼沢のてっぺん近くまで登り、活動状況の確認を行っていました。
午後は、鎌田・松村(宗)・小川の各スタッフと共に、臼沢の森西で土留め作業を行いました。この急傾斜地に、11月15日の「秋の感謝デー」では植樹を行います。表土の流失を少しでも防ごうと力が入りました。
今日は帰りがけに、細尾峠を越えてみました。日足トンネルが開通し、ほとんど通る人も無い旧道は、紅葉のトンネルでした。
山並みは黄金色です。3分間のトンネルと30分の絶景を問われると、私は後者を選びます。松木沢の山々も、本当なら、こんな景色を見せていただろう、と思わずにはいられないひと時でした。(スタッフ・橋倉喜一)
中村時広愛媛県知事が四国電力の伊方原発再稼働に同意した。お金と県民のいのちと暮らしを天秤にかけ、お金を優先したようだ。県知事の仕事は県民のいのちと暮らしを第一に守ることだ、と思っている。これまで伊方原発が稼働していなくても県民の暮らしは成り立っていた。ところが県知事はこの現実に目をつぶり、世界の人々が自然の猛威に怯えて暮らしをしている現実や日本各地で自然の猛威によって犠牲者と被害がでているこの現実からも目をそらし、原発再稼働に同意した。
暮らしにエネルギーは欠かせないが、フクシマ原発事故以降、原発に頼らなくても私たちの暮らしは成り立ってきた。そこには、いのちと安心な暮らしが第一とする再生可能エネルギーを求める市民の暮らしがあった。
再生可能なエネルギーは天候が安定していることが前提になる。これからの暮らしは、異常気象から暮らしを守りながら、来年から自由化になる再生可能エネルギーを暮らしに取り入れていくことができる。
再生可能エネルギーを推進する地域電力会社を潰そうとしている大企業があるなら、その暴利を許してはならない。さらに、二酸化炭素の大量排出を伴う石炭火力発電を推進する企業も指弾しなければならない。これは、“原発に頼らない森と生きる暮らし”のひとつではないか。これは地球温暖化にブレーキをかけるひとつにつながる。
11月6日、「ストップ!地球温暖化 森と生きる暮らしを考えるフォーラム」でそんな話ができれば幸いだ。参加申し込みはホームページを参照。(理事・髙橋佳夫)
昨日の松木沢の気温は11度、晴れでしたが強風が吹きまくり、寒い一日でした。薪ストーブに火を入れて間もなく、小屋が揺れ、突風が轟音と共にやって来ました。足尾・松木沢の「木枯らし1号」は、森びとの旗を引き裂いてしまいました。急遽ガムテープで応急処置をしてあげると、強風の中でも一日中頑張ってはためいていました。
そんなアクシデントが有りながらも、「森とも」との絆は5組の皆さんと結ばれました。最初のお客様は、栃木市から来られた“山猿”さんです。強風の中、中倉山に登り「孤高のブナ」の種を大事そうに持ってきました。しかし、水に浮かべると全てが浮いてしまい、割ってみると中は空でした。“山猿”さんは、今春の植樹祭にも参加をされていて、「自分が植えた苗がどうなっているのか見に来た」とおっしゃっていました。ブナの実にはガッカリしながらも、植えた苗達が元気に育っていることに安心し、愛車のミニチャリでさっそうと戻って行きました。尚、「山猿日記」というブログを開設しているので見て下さいとの伝言でした。
次の森ともは、下野市から来られたお二人です。中倉山に登る予定で来たが、あまりに風が強くて松木沢に変更したそうです。その松木沢も強風での落石に遭遇して、早々に戻ってこざるを得ませんでした。初めての足尾でしたが、想像していた以上に緑が多く、森びとの活動に関心と感謝をされていました。
3番目に訪れてくれたのが、常連さんの田口さんです。いつものように超望遠のレンズを装着したカメラを抱えながら訪ねてくれました。強風のため被写体が少なく、反面、田口さんとはたくさんの情報交換ができました。11月6日の「フォーラム」にも、「休みがとれたから参加するよ!」と嬉しい話が聞けました。
そんな話の中に加わったのが、足立区から来た秋田生まれの好青年、小松さんです。いろは坂まで行ったが人と車が多くて、そんな中「足尾」の文字を見て小学校で習った“公害の足尾”を想い出し、訪れてくれました。納豆製造メーカーに勤め営業を担当していますが、なかなか上手くいかないそうです。でも、田口さんや私たちと打ち解けて、「明日からまた頑張れます!ヤマダフーズの“おはよう納豆”を宜しく!」と元気に戻って行きました。
締めの来訪者は、つくば市から来られた八巻さんです。私たちより先輩のようでしたが、元気に山歩きをしているそうです。足尾の森づくりが着実に進んでいることを喜び、話が大いに盛り上がりました。群馬県の山中で子熊2頭に襲われた話は興味深く、「向かってくる熊に登山用のステッキを向けたら、脇をすり抜けた。」とのことでした。「熊の遺伝子の中に鉄砲への恐怖感が有るのではないか?」との説明に、私たちはうなづくました。
木枯らし1号は終日吹きまくり、カラミ置場の砂塵を巻き上げていました。「11月に入ったら冬用のタイヤに履きかえなければならないなあー」と思わずにはいられない季節の変わり目でした。(舎人:橋倉喜一、金子秀一、放射線量・0,172μSv/h)
木枯らし1号が東京で吹き、北海道では初雪が降った。26日の朝、奥山では霜が降りた。木枯らし、初雪、降霜によって四季の移り変わりを感じている私たち。
ところで春と秋の季間が短くなっている気がしませんか。4月下旬には気温25度を超える日が当たり前となり、10月になっても気温25度の日が何日もあった。夏は猛暑日が毎年増え、熱中症で病院へ搬送される方々が増えている。
このような気候変動は日本ばかりでなく、世界各国では干ばつ、熱波、大雨、寒波等で穀物生産が打撃をうけている。生産量が減ると、少ない穀物をめぐって競争が激化し、価格が高騰する。トウモロコシを主食にするメキシコでは暴動が起こった。
日本の穀物は60%以上を海外に依存している。その生産国が異常気象で農作物の被害に遭っている。これ以上、気候変動がすすむと農漁業等に甚大な被害が拡大し、それは私たちの暮らしを直撃、やがて世界各国の政治問題へ発展する。
衣・食・住とエネルギーから気候変動を考えると、命を守るための暮らし方に行きつく。特に、60%を海外に依存している食糧問題ではこれからの暮らしが心配だ。飛行機や巨大船から二酸化炭素が排出されながら輸入される穀物。家畜の餌も輸入だ。また、日本では季節を問わない野菜などをビニールハウスで栽培している。その燃料が化石燃料。
気候変動が温室効果ガスによって地球が温められているというなら、二酸化炭素等の排出を抑えなければならない。その役に立つ暮らしは、毎日食べる食材が胃袋に入るまでに化石燃料燃焼を極力抑えた食材で食事をするのもひとつの方法だ。「地産地消」「旬産旬消」だ。これは日本の農業の発展と雇用に役立つのでは。
奥山では木枯らしが吹いた晩、寒風でブナを除いた木々の枝から葉が落ちてしまった。間もなく奥山は深い眠りに入るが、その眠りは未来の命を育む体力作りだ。
地球温暖化をストップさせる暮らしを真剣に考えたい。11月6日、「ストップ!地球温暖化 森と生きる暮らしを考えるフォーラム」で多くの皆様と出会いたい。申し込みはホームページを参照。(理事・髙橋佳夫)
今日は、真っ青な空とジャンダルム。とても爽やかな秋の松木沢でした。
今日の森友さんは、日光市土沢から来た山田様です。11月3日に仲間9名と紅葉狩りに来る予定で、今日は一人で下見にきたそうです。「天気も良く爽快な気分ですね。」と見た目の年よりも元気に出かけていきました。
”みちくさ"のまわりも「オオイタヤカエデ」や「ハウチワカエデ」「ブナ」「イヌブナ」がきれいに色づいています。
私たちが植樹した臼沢も黄色、赤色、緑のコントラストが綺麗に表れてきました。
"みちくさ"の対岸では、猿が奇声をあげてじゃれあっているのか、ケンカでもしているのか、やけに騒がしく、落石の音もすごく大きく聞こえます。周りが静かすぎるからでしょうか。
の~んびりした足尾・松木の一日でした。
本日の線量 0.165μ?/h 舎人 小川・加賀
10月23日(金)朝9時。
松木沢に到着して目を奪われたのは、一面のチカラシバの穂でした。
昨夜の雨で水分をたっぷり含み、紫がかって見えます。独特の輝きを放ち、臼沢の森の紅葉を引き立てていました。
気温は11度。天候は曇り・霧。
今日の作業は、おとといに続き、苗の越冬対策です。まずタブ、そしてスダジイの苗木を運び込み、これで1つ目と2つ目のビニールハウスは満席になりました。
↓
続いて3つ目のハウスにとりかかりました。まず中のものを隣のハウスに移して空っぽに。
↓
↓ この3つ目のハウスは、発泡スチロール板の上に苗トレイを乗せていく方法にして、掘ってもみ殻を敷いた方法と、越冬状態を比較します。
発泡スチロール板が足りない地面には、段ボールとその上に青ビニールシートを敷きました。
スタッフ3人で、一輪車に3トレイずつ乗せ、苗床とハウスを往復。正午までには、苗床のタブ、スダジイ、シラカシ、アカガシ、シャリンバイ等の「常緑広葉樹」は、全てビニールハウスに納まりました。
↑ 苗木トレイがなくなりガラーンとした苗床
数えたところ、「3ハウス:78+81+113=272トレイ」でした。5000本超の苗木の引越が完了です。
「これでいつ霜が降りても大丈夫」とホッとしましたが、今後もハウス内の水やり、温度調節、ビニールハウスの補修などなど、まだまだ作業は続きます。鎌田さん、橋倉さん、お疲れ様でした。
冬毛のツネ吉に会えませんでしたが、古河橋のたもとで別の動物に会いました。足尾の動物はみな精悍な顔つきです。
(スタッフ・唐澤)
安倍総理がCOP21へ出席するという報道があった。地球温暖化防止推進をリードしてほしい。しかし、日本政府が世界各国に示した二酸化炭素削減目標は世界からの笑いものになっている。
削減目標が2030年までに2013年度比で26%削減というしろものだから。2013年度は排出量が最も多かった年。1990年度比では18%削減となり、排出国の多いアメリカ、中国、インド、ロシア等の削減目標に及ばない。このような中での安倍首相のCOP21出席は何を戦略にしているのか。まさか、そのひとつに原発輸出の推進が含まれているのでは困る。
世界各国で荒れ狂う自然の猛威。その原因は人間の暮らし方による地球温暖化と言われている。これ以上、温暖化が進めば農漁業等に被害が拡大し、それによって食糧不足、価格高騰などで暮らしを直撃、世界各国の政治問題へ発展する。
世界各国の首脳は温暖化防止に関して総論賛成、各論は各国任せである。国民の命よりも経済が優先している。
世紀末には生存が「不安定な時代を迎える」と言われている。政治家や企業家だけの批判をしているだけでは温暖化は防げない。森(自然)に生かされている一員としての義務は、未来のいのちを育む森と生きる進路へ舵をきり、この進路へ政治家や企業家も共に歩む社会をつくらなければならない。
「自然の力と人間の力」を信じて、そのスタートを切りたい。11月6日、「ストップ!地球温暖化 森と生きる暮らしを考えるフォーラム」で多くの皆様と話し合いたい。申し込みはホームページを参照。(理事・髙橋佳夫)
昨日の足尾松木沢は気温13度。ひととき青空がのぞき臼沢の紅葉が映えましたが、後は、曇り空で涼しい天気でした。この陽気は今日の森作業には打ってつけでした。作業がビニールハウス内でしたからです。
まずは苗木達にたっぷりと水をやり、鎌田スタッフと共にハウス内の掘り起こしを始めました。これは、ブログで明らかにしたようにタブノキやスダジイの根が足尾の厳しい冬に凍結しないようにするための作業です。掘った後に籾殻を入れ、凍結を防ぎます。今日の作業で2棟目が出来上がり、トレイを運び入れる準備が出来ました。1棟に約2,000本の苗木を収めることができます。
ところで、ハウスの掘り起こしでは大石が出てきてスタッフたちを悩ましていました。それが写真のように消えてなくなりました。100キロを優に超える大石をどの様に移動させたのか?その方法が分かった人は松村(宗)まで。
その大石は今、作業小屋の脇に鎮座しています。古くなった出入り口の渡り板代わりに活用できないかと思っています。そして、掘り起こした土は手洗い所前の低いところ(雨が降ると水たまりができる)を埋めるために活用しました。
常緑広葉樹は今月中に、全てハウスの中に収めるように進めています。「籾殻方式」が成功することを願いながら。(スタッフ・松村宗雄)
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