辛そうな苗木を見るとやらざるをえない育苗作業
昨日の足尾は完璧な梅雨空でした。朝から雨が降り続け、中倉山の頂上もガスっていて見えません。こんな日にどんな作業をするのか?鎌田スタッフ、松村スタッフと打ち合わせしながら悩みます。雨に濡れなくて済むように、テントの中で苗分けをするのか、屋外作業をするのか、・・・です。
“猛者”と呼ばれた3人が出した結論は屋外作業でした。「無理をしちゃダメだよ!」という高橋さんの声が頭をよぎりましたが、最初の作業に着手しました。まずはイノシシによると思われるビニールハウスの被害調査でした。
ビニールが食い破られ穴が幾つも開いていました。中に置いておいた「腐葉土」が狙われました。これまでも何度か痛い目に会っていますので、安心できる保存場所を考えなければなりません。今回は保管しておいた量が少なかったので、コンテナの空きスペースに避難させました。
その後は、完全武装で上の苗床でポットの草取りと同時に剪定作業を行いました。雨が降り続く中、3人でよもやま話をするのもまた楽しいものでした。
小さなカタツムリがポットに張り付いていました。5年ぶりにその歩みを見ていて、森づくりは地道であっても着実に前進させていかなければ、と感じました。
作業が終わるころには、日も差してきて、苗床から見える「松木の杜」も爽やかな様子になりました。
全部で52トレー、約1、000本の苗木をすっきりさせてやりました。鎌田スタッフ、松村スタッフ、雨の中の作業お疲れさまでした。(スタッフ 橋倉喜一)
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