自然の移り変わりから人間の足元をふり返る
4月も今日で終わりです。一週間後には暦の上で立夏です。今年は暦の上でなく、各地で真夏日や夏日が続いていますので夏本番と思える自然界です。
自然界では季節の移り変わりや寒暖の差が極端になっている気がします。足尾で森作業をしていると夏日でも朝夕はストーブで暖をとらないと寒いくらいでした。(写真:キツネの巣穴)
人間は極端な変化に対応できますが、昨日の沖縄地方での豪雨(1時間に100㍉)の力や多くの犠牲者を出しているネパール地震の猛威には怯えるだけです。(写真:松木川)
気候変動による自然の猛威が世界各国の暮らしを脅かしていますが、未来の生存を安定させていくためには“森と生きる暮らし”を基底においた社会を実現させなければならないようです。
5月23日に開催する「第34回足尾・ふるさとの森づくり」では、そんな暮らし方を話し合いたいと願っています。
夏鳥のクロツグミの鳴き声、ニホンカモシカの食事風景、
やっと咲きはじめたヤマザクラの小さな花が織りなす森に生かされていることに感謝です。全国の”森とも”の皆さんとお会いできることを楽しみにしています。(理事 高橋佳夫)
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