人と自然の温もりに感謝した立春でした
立春を迎えた足尾・松木沢。午前10時の気温は1度、風もなく快晴で暦の上のように春が近づいている感じがした昨日でした。作業小屋に置いてあるフクジュソウの黄色い花びらも春を感じているようでした。
立春とは言え暦上のことなので外で作業するには寒さに耐えなければなりません。冷えた身体を温かくしてくれるのがストーブですが、昨日からは化石燃料から自然の恵みで身体を温められることになりました。
小屋の中にデーンと構えている薪ストーブがそれです。昨日は、鎌田スタッフが「杉の葉」(栃木ではスギッパと言います)と薪を車で運び入れ、それをストーブで燃やして暖をとりました。ストーブの温かさは小屋中に広がり、木々の温もりと暖かさそして居心地の良さを何年ぶりに感じました。「原発に頼らない森と生きるライフスタイルの創造」とは、まずは具体的に経験することから始まるような気がしました。
昨日の森作業は、「松木の杜」の鉄柵張りでした。ナイロン製のネットが弱くなって鹿の侵入を容易にさせていますので、順次、鉄製の柵に替えていく作業です。
ネットはイノシシや野うさぎからの食害を防ぐために南相馬市内の苗床で再利用します。
臼沢の森では県が食害防止の柵を補強している様子が見えました。県が管理している地域ですので、臼沢の森は県と私たちによって育てられています。
ビニールハウスのタブノキは昨年のように葉が枯れてしまう、という状況にはなっていません。とても嬉しく思っています。撒水の様子で嬉しさが分かるでしょう?もみ殻の効果とハスウの管理が大切なのでいすね。何事もやってみて、失敗等の経験はするものですね。(スタッフ・橋倉喜一、写真:小川薫)
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